アメリカ大陸横断-7 2006年

2010-04-24 10:14:03 | 海外旅行
 冴えない天気が続いています、 ずっと家の中に居るとくさくさして来るので、午後はこぬか雨の中を一時間ほど傘を持って散歩して来ました。

< アメリカ横断ー7 >

[ 2006年4月24日 ]  I-70 を Rich field から Grenwood springsまで。500km 走行

 昨日まではロスを出発してI-15を北東方向に車を進めてきましたが、 いよいよI-70を東に向かって走りだしました。 大陸横断ドライブをする人の選ぶルートはもっと南のルートをフロリダに抜ける人、 南部の主要都市を巡ってAtlantaを通り大西洋岸に抜ける人もいますす。 僕もカントリーミュージックのレコードの発信地ナッシュビルなんか大いに興味はあるので、それを考えないではなかったですが、大洪水に見舞われたニューオーリンズなんかを余所者が観光がてら通過したら嫌がられる様な気もしちゃうし、 ロッキー山脈の峠越えやデンバー辺りからロッキー山脈を眺めてみたい気分もあったし、ワイアット・アープなんかが活躍した地域も立ち寄ってみたいし、そんなこんなで、ほぼ中央部を横切って進む州間高速道路 I-70をメインの横断道路に選んだのです。

 上に載せた地図はUtah州にあるRich fieldの宿から I-70を東進して、Colorad州との境を左に、今夜の宿泊予定地Grenwood springs(標高1900m付近)、そして峠越の中の主要地点の一つVail Pass(標高3249m)を右端とした範囲を旅で使用した地図帳からコピーしたものです。 州境を越えて主要な町Grand Junctionがありますが、その手前のFruitaにインフォメーションセンターが置かれているのがみえます。 今までもカリフォルニアからネバダ、ユタと2つの州境を越えてきて、州境にはインフォメーションセンターは設置されていたはずですが、立ち寄る気分にならないで積極的に探しもせずに通過していました。 しかし、コロラド州Fruitaの町でインフォメーションセンターに初めて立ち寄りました、 そこには気の良い小母さん2人が詰めていました。 立ち寄った僕達に「暖かいコーヒーはどうですか?」と勧めてくれる。 無料だったか、1ドル程度の1コインで済んだか忘れましたが、ほっと一息付けました。 それに地図や観光ガイドや宿の割引クーポンを集めた小冊子などが並べられ、欲しければ貰えます。 それ以来、すっかりインフォメーションセンター贔屓になりました。 旅を終えた我が家の押入れに、州境のインフォメーションセンターや、州の議事堂見物などの度に貰った紙の資料がダンボールで眠っているのはそんな訳です。

 カナダやアメリカでは恐竜の化石が出土します、ここのFruitaのインフォメーションから道を隔てて「Dinosaur Journey Museum 」が有ったので入場してみました。 入り口の樹には花が咲いていました、それを撮影しながら入り、入場券を購入すると、窓口の小母さんが「入り口の花、あれは△○Xて名前よ!」なんて話しかけてくれる。 いやー益々此処ら辺の親切な小母さんが好きになっちゃうな。 それはさておき、この博物館は骨格展示だけではなくて、恐竜発掘の現場の一翼を荷なっていますね。 館内のガラス壁で区画された作業場には掃除機や工具が置かれ、そこでは石に埋れた骨を削り出す作業を進めています。 こんなのは、なかなか日本では見られません。



 今日の宿泊は峠越えの手前、巨大な温泉プールで有名な「Grenwood springs」の町です、 ここはスキーで有名なAspenへの道を分ける所でもあります。 Hot Spring Lodgeの受付に行って宿泊申し込みをすると、「明朝は温泉プールをご利用になれません、その代わり、宿泊代金は通常110$ですが、9拾何ドルに値引き致します」 それで宜しければと応えてくれた。 一泊しかしない僕達にとって、それは願っても無い申し出でした。 用意してきたスイミングパンツを持って巨大プールに向かいました。 プールの傍らには金網にかこまれた源泉と思しき湧出もみられます。 その源泉の近くでは仄かな温泉の香りがしましたけれど、プールの方は随分と水で薄められていると見えて、温泉の匂いはしませんでした。


 夕刻、川の対岸、Amtrakの駅もある町中のレストランまで歩いて出かけ、夕食。 頼んだワインが値段の割に随分と美味しく感じて、 町の酒屋で同じ銘柄のボトルを入手、日本まで持ち帰って飲んだけれど、現地で飲んだあの味は再現しませんでした。 旅の雰囲気、体調、それらの総合で”旨い!!”と感じたのかな? こういう事って何度か経験しています。

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