今年の5月にピアニストのHさん(音楽ヘルパー2級)と声楽家のKさん(ソプラノ)から「アマチュアの音楽コンクールがあるので出演したら!?」と誘われ、その時の殺し文句(?)が「地区予選受かったら全国大会はびわ湖ホールよ!!」 能天気でおっちょこちょい(この性格は死ぬまで治らない!?)の私は「出たい!出る出る!!」と即答、その時すでに気分は”びわ湖ホール”!!
でも それからが大変でした!本日までの約2か月間、10日置きぐらいにシャキッとなったり緩んだり・・・”コンクール”に真摯に(?)向かい合いました。
そして本日、いよいよ”本番” 会場は兵庫県尼崎市のピッコロシアター小ホール、幼・小・中・高の学生さんたちとその保護者さん、30代~60代とおぼしき老若男女が・・・・!
「えらいところへ来た!」これが私の第1印象、でも後には引けない! 12時からお願いしていた伴奏者の先生とリハーサル、今まで歌ってきたのとビミョーにtempoが違うのでテープにとって本番までの2時間で頭と体に刷り込み何とかテンションを上向きにして出演者の席へ・・・・
私の出番は21番(総出演者は34名)、前に歌われた方に聞きほれていたら(少し盲の方でした)番号呼ばれたのにすぐ反応できず、慌てて舞台へ!
といつてもこのホールは客席と出演者がフラットになっていて至近距離、4メートル程先に審査員6名(ピアノ・声楽・弦楽器の先生方が2名ずつ)がずらっと並んでおられ・・・
私の選曲は日本歌曲の”むこうむこう”と”からたちの花”
私はこの6分間に命を懸けました! 大げさではなく久しく 味わったことのない瞬間と刹那でした。
スポーツ選手や芸術家の方たちが一所に懸命になる瞬間を曲がりなりにも味わえたのです。
結果は”優良賞”、 ”優秀賞”・”奨励賞”とあり、”比較ではなく演奏と音楽内容によって賞を決定!優秀賞・優良賞受賞者を全国大会に推薦”とパンフレットに書いてありました(小さな文字だったので読み過ごしていました、私は只「びわ湖ホールに出たい!」だけの一心でしたから)
帰宅してじっくり応募規定を読んでみました。
≪ここから羽ばたけ!弾きましょう!!生き甲斐のある音楽人生を♪≫とありました、参加資格も≪未就学児・ジュニア・一般・プラチナ世代≫とありました。 後になって応募規定を読み直すなどとは・・・
開催地区は 九州山口 関西 関東 全国ガラコンサート8月29日 びわ湖ホール小ホールとありました。グランプリ ジュニアグランプリ プラチナ賞(65歳以上)だそうです!!
この度の出来事で私は本当に本当にいろいろなことを学びました、人と人のご縁の大切さ、一所に懸命になる真摯さ、芸術は競うものではなく高め合うものなどなど・・≪音楽≫を続けていて本当に良かったです
追記 コンクールが終わってホールのカフェで頂いた”フルーツパフェ”、電車の中から見た一瞬の”夕陽”はサイコーでした!!