Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

名古屋を征しリオを射止めるはどの大和なでしこぞ? 2016年3月13日

2016-03-13 09:27:21 | 日記・エッセイ・コラム

気温10℃、湿度36%でカラッとしている、風は無い、ほぼ無風だ、そう北北西の風0.2mの晴ベースのもと、9時10分、3人のペースメーカーが引っ張る152人のエリートランナーと、何と21314人もの一般ランナーが、名古屋ドーム前をスタートして地下鉄堀田折り返し向かって行った、5kmを大集団を作って先頭集団が17′03″で通過していった、最後のレースとなるであろう野口みずき(37歳、シスメックス)の姿は、早くもその集団の中には無かった、10kmを26人のトップ集団が、このラップ17′05″の34′08″で通過した!・・・

15km地点を20人ほどの集団が16′57″の51′04″で通過した、ペースメーカーの一人が外れた、昨年、給水所でダイハツの前田彩里と交錯・転倒して123位3時間越えの不本意な成績に終わった天満屋の小原怜(25歳、ハーフベスト:1°09′17″)が慎重に無事ボトルを獲った、名古屋のランドマークである高さ180mのテレビ塔がそびえる、20kmを15人ほどの集団が17′02″の1°08′06″で通過した、ペースメーカー入れて先頭の13人が中間点を1°11′45″位で過ぎた、小原、田中、岩出、木崎、竹地、桑原、清田らがケニアの二人のペースメーカーの後に着き、昨年優勝のバーレーンのキルワと並んで集団の前方に立って快調に飛ばす、集団が100mドーロ“若宮大通り”に入っていった、岩出玲亜(21歳、豊川高、ノーリツ)も、初マラソンの清田真央(スズキ浜松)も良さそうだ、もちろん木崎良子もまだ余裕がある!・・・

25kmを8、9人の先頭集団が17′00″の1°25′06″で通過した、日銀交差点を過ぎ、慶長14年(1609)、家康築城の牙城・名古屋城が近づいて来た、まだ6人もの日本人ランナーが先頭集団に残っている!尾張国愛知郡に生を受けた、秀吉没後は七将の一人として家康に仕えた加藤清正公の銅像が鎮座しているのが見えた、コースの一番北側の康生通りに入る、30kmを17′10″の1°42′16″で通過した、残っていた二人のケニアペースメーカーが外れた、すると、スルスルとキルワがスパートした、第一生命の田中智美28歳と小原怜が喰らいつく、小原が苦しい、7秒差に開く、田中はキルワにピタッと付く、選考タイムの2°22′30″内ゴールが見えて来た、キルワのペースがキロ3分11秒に揚がった、堪らず田中とキルワとの差が5秒と広がった、だが田中の腕振りはまだ力強い、35kmを独走態勢に入ったキルワが16′24″の1°58′39″で通過した、田中が14秒差でつづいた!あっ、何時の間にやら小原伶が田中智美に9秒差に迫っていた!・・・

37キロで小原怜が田中を捕え一気にかわした!苦しい田中も負けじと小原に喰らいつく、ゴールまであと5キロだ、日本人トップの争いは小原と田中に絞られた!まだ22分台の勝負となるか?あと3キロを田中と小原が並走して2°13′14″で通過した!キルワが40kmを16′49″の2°15′30″で通過していく、小原と田中が2°16′09″で通過した!小原と田中とのドーム内勝負に成りそうだ!あっ、田中の先輩、尾崎好美が歩道を並走し檄を飛ばす!あと1キロだ!二人とも行け~~~!キルワがドームへの外周取り付けロードに入る、田中と小原の二人も続く、そして余裕でユニス・キルワ(31歳、バーレーン)が2°22′40″のぶっちぎりで名古屋を連覇した!・・・

  

あっ!ドーム入り口手前から田中がスパートする!ドーム内に入って田中と小原とのデッドヒートが熾烈になった!どちらにも勝たしてやりたい!あっ、僅か1秒差で小原をかわし、日本人トップの田中智美が2位2°23′19″でゴールへ飛び込んだ!そしてリオ五輪出場権獲得を確信した田中は、山下佐知子コーチと抱き合って喜ぶ!田中智美には日本陸連に忘れられない恨み・つらみがある!忘れもしない2014年11月16日、2015北京世界陸上代表選考会・横浜国際女子マラソンのことだった!田中智美はケニア勢を抑えて、見事、このレースを2°26′57″で優勝を果たし北京の切符を確信した!だがニックき陸連の馬鹿は田中を外して、名古屋2位の日本人トップ前田彩里と共に3位の伊藤舞までも選考してしまった!選考代表は一選考大会につき一人が当然だ!陸連よ、これで文句あっか!?・・・

 

僅かリオ五輪代表に及ばず3位2°23′20″でゴールした小原玲が、ゴールしたあと倒れ込んで悔し泣きする!4位2°24′32″で初マラソンの清田真央(スズキ浜松AC)が、5位2°24′38″で岩出玲亜(21歳、ノーリツ)が、6位2°25′09″で初マラソンの桑原彩(積水化学)が、7位で竹地志帆(ヤマダ電機)が、8位2°26′36″でモジェス(エチオピア)が入賞を果たした!・・9位2°27′27″の沼田未知(豊田自動織機)が、そして10位2°28′49″で木崎良子(30歳、ダイハツ)が疲れ果ててフィニッシュした・・・

小生、世界陸上なり五輪なり、世界の大舞台への代表選考にあたって、選考委員会にもう一つ物申すことが在る、北京世界陸上で“8以内入賞の条件”を満たし、7位入賞した伊藤舞が早々リオ五輪の出場権を獲得しているが、小生は全く納得できない!伊藤は2015名古屋でラッキーにも代表に選考され、北京世界陸上と云う晴れの舞台に立っているではないか!何故リオ五輪への出場権を保証してしまうのか?何故2度も代表の権利を保障してしまうのか?北京世界陸上に出場した成績が次のリオ五輪出場を決めてしまうのか?選考された晴れの舞台での成績如何にかかわらず、もう一度平等に国内の選考大会から出直すべきだろう!?そこんとこ、宜しく!・・・

かつて、2004年真夏のアテネ五輪で2°26′20″で金メダリストに輝き☆2005年のベルリン・マラソンを、2°19′12″で優勝を果した我がシスメックスのベテランエース・野口みずき37歳が23位2°33′54″でゴールを果たし、笑顔でマラソン人生に終止符を打った!本当にお疲れさん!これからは是非、シスメックス陸上部のコーチなり監督を務めて、より強いシスメックス後輩の育成に励んでもらいたい ものだ!・・・

 

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