Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

初めて但馬の小京都・豊岡市出石町を訪ねる! 2013年5月16日

2013-05-16 23:29:22 | 日記・エッセイ・コラム

今日、以前から一度行ってみたかった出石への旅を強行した、家内にも何回も一緒に行こうと誘っていたが「あたしんどい、私はええわ、一人で行っておいで!」しか返って来なかった、11時頃家を出て、新緑の播但連絡道を和田山まで一気に突っ走り、円山川の右岸104号線を行き県道2号線へ右折して出石(いずし)へ向かった、浅間の峠を上りトンネルを抜けると、但馬国出石生まれで、長崎で西洋砲術を学んだ勤皇の志士の漢学者・多田弥太郎(1826~1864年)の顕彰之碑が迎えてくれた!多田はこの峠で、護送中に無念にも役人に斬殺されている!・・・

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そこから更に東北へ向かって進んでいくと出石の町の入り口に迫っていき、更に更に進むと但馬の小京都・出石の市街地へ入って行った、そこは深い山間(やまあい)の懐に包まれたドン詰まりの城下街だった、今日の出石には雲が低く垂れ、時折雨が降って半袖の小生には少し肌寒かった、400円払って、一日中停められる鉄砲町有料駐車場に車を預けると、係員から出石城下の絵地図と立派な写真つき“出石観光ガイドマップ”が手渡された!わあ~~!こんなに沢山巡る処があるのか!?急がないと!・・・

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ほとんどのお店に貼り出してあるポスターで直ぐ気がついたが、兎に角、今の出石は大河ドラマ“八重の桜”一色に染まっていた!な~~~でか?ここ出石は洋式銃砲術に長(た)け、日本のジャンヌ・ダルク、山本八重(1845~1932年)の最初の夫となり、会津に命を捧げた蘭学者・川崎尚之助(しょうのすけ、1836~1875年)の生まれ育った故郷だった!江戸の長野・松代藩士・佐久間象山(しょうざん、1811~1864年)が開く“象山(ぞうやま)書院”で尚之助は八重の兄・山本覚馬(1828~1892年)と懇意になり、ともに蘭学と砲術を学んでいる、後に覚馬の口ぞえで会津藩校“日新館”に蘭学者として招かれている!・・・

一連の八重の桜のイベントには5000円相当の旅行券や、尚之助地酒、出石皿そば食事券、尚之助皿そば、八重の桜・尚之助ステッカーなどが景品として当る“出石歴史スタンプラリー”もやっていた!小生直ぐ、本町通にある尚之助の生家跡を尋(たず)ねた、現在、そこは資生堂の化粧品屋さんになっていた!・・・

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また昨日と今日、豊岡市出石支所前のイベント広場では“東北復興支援そばまつり”が開催され、皿ソバが一人前500円で食べられるチラシが挟んであった、出石明治館では“八重の桜”番組展が4月27日から5月19日までの期間中は入場無料で開催されていた!見張り櫓“辰鼓楼(しんこうろう)”が中央にそびえ立つ、出石の目抜き通りである“大手前通り”の繁華街を出石城跡の方向へ歩を進めた、平日にも拘らず結構な観光客で賑わっていた!・・・

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出石の名物は“手打ち皿ソバ”である、立派な店構えの出石皿蕎麦屋が軒を連ねていた!小生、出石がこんなに立派な観光地だとは思っても観なかった!出石に皿そば文化が栄えたのは、信州上田の殿様・仙石政明(まさあきら、1659~1717年)が美味しい水で育つ蕎麦どころ出石藩にお国替えでやって来て、出石の地に信州蕎麦食文化を伝え広めたからである、そして盛り皿となったお上品な白地に青筆彩色の、但馬の伝統工芸“出石焼”と合体~~~!して火が着いたようである!・・・

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そば祭りのイベント会場で出石皿蕎麦一人前500円をたいらげてから、右手に観光センターの建物と広場を横目にして、谷山川に架かる太鼓橋を渡り、登城門をくぐり、立派な隅櫓を仰ぎつつ石段を登っていき、出石藩仙石氏の居城“出石城跡”を散策していった、本丸跡の傍には信州蕎麦の食文化を定着させた仙石家を祀る感応殿(そば神社)が鎮座していた、稲荷神社を過ぎれば戦国大名・山名祐豊(やまな すけとよ、1511~1580年)が標高321mの有子山(ありこやま)山頂に築城した有子山城跡への登山口があった!・・・

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