昨夜夜半から降り始めたどしゃ降りもスッカリ晴れあがり☆眩（まぶ）しいばかりの日様（おひさま）が顔を出した☆絶好の第九びよりだ？☆普段着を着て黒靴を履き、ウエストポーチに取材道具を入れ、リュックにはワイシャツと着替えを入れ、ステージ用の礼服が入ったカバーを片手に持って市民会館へジョグして行った、途中コンビニで昼食のサンドイッチとぺプシーを買って、９時半頃、小ホールに着いた、少し早すぎたかな？・・・
受付も始まり三々五々団員達が集まってくる、受付を済まして４７ページに及ぶプログラム冊子を受取った、すでに、よってたかって団員たちによるチラシ挟（はさ）み込みが始まっていた、合唱団男子控え室に荷物を置いてから、１０時半に小ホールで永山トレーナーの指導で身体のウォーミングアップが始まった・・・
そして声出しのあと、川辺甲子郎先生の指導の下、４楽章の通し稽古が入念に行なわれた、そのあと加古川労音会長・坂田さんの指導のもと、すでに定着している舞台並び体制に入り、２列おきに小ホールを出て行き、大ホールの袖へ下手と上手に分かれて待機した・・・
すでに関西フィルハーモニー管弦楽団の待機する中、後列から２列づつ本番舞台の雛壇に順序よく整然と並んで行った、ソリスト達も合唱団の直ぐ前の席に着いた、楽団の紹介とソリストの紹介のあと藤岡指揮者が指揮台に立ち、緊張感がステージに走った、そのまま１２時から４楽章全体のオケ合わせの舞台リハーサル“ゲネプロ”に入って行き、熱のこもる本番並みの演奏が最後まで通されていった！☆・・・
昼食と着替えを済ましてから、小ホールで川辺先生と藤岡指揮者のもとで、最終調整連習を重ねた、そのあと合唱団全員で、イスをうしろへ片付け、本番終了後、開催される“打ち上げパーティー”のためのテーブル６グループを準備し終えた、打ち揚げパーティに欠かせない、民俗歌舞団“花こま（代表：藤尾千恵子）”による三味線、太鼓、鉦（かね）そして太鼓持ち踊りで囃（はや）したてる“餅つきばやし”の準備も進んでいた☆・・・
２時半に大ホールが開場され、３時から今回協賛出演してくれた“加古川少年少女合唱団”が５曲歌ってくれて花を添えてくれた☆我々第九合唱団員は舞台袖裏のモニターでその模様を観ていた、３時１５分から第１楽章の演奏が始まった、第２楽章が終わると、下手上手袖で待機していた我々加古川第九合唱団１２１名が舞台の雛壇に整列していった、１階席と２階席を合わせると８００人ほどの観客が聴きに来てくれていた☆ありがたやありがたや・・・
３楽章が終わり、聴きなれた御馴染みの４楽章が始まった、そしてバリトンの井上敏典が立った、いよいよだ、笑顔でFreude（フロイデ、友よ）！Freude！と力強く叫んだ！バリトン独唱のあと“この世の隔てを乗り越え行かん、人みな睦みて同胞となる”と大合唱がつづく、四重唱のあと、大合唱が“この世に友ある、この嬉しさよ！友なき者皆、うなだれ去って行け！”と歌う・・・
男声合唱の“行け友よ進め！心躍らせ、勇姿のように！いざいざ！目指せよ勝利を！”も無難にこなす、Mの部分から、“抱き合え！諸人よ！世界を結べ！友よ！星空の高きに神あり！”と大合唱のわびさびが詰まったNへ進み、フーガーのトンネルへ入っていく、SからTには入るとあと僅か、終演のゴールが見えてくる・・・
そして最後のゲッテルフンケン！まで全身全霊を込めて歌いきった☆なんと清清しい満足感に満たされた瞬間なんだろう！☆小生、これまで２０回以上第九に参加しているが、小生の中では最高の出来栄えであった☆ブラボー☆ブラボー☆がホール中に沸き起こった！☆・・・
本番あとの打ち明けパーティも盛り上がった☆テーブル上に並べられた食事はあっという間になくなってしまったが、花こまの“餅つきばやし”で大いに盛り上がった☆合唱団員の勇者、指揮者、ソリストが入れ替わり立ち代わりで餅をつきあげた、小生も、つき立ての黄な粉にまぶされた餅を６個も頂いてしまった☆うめえのなんのってありゃ～～しねえ☆(*^_^*)ジュルリ・・・
加古川労音が主催して２５年間続いてきた加古川第九が今回の２５周年記念公演をもって終止符を打つこととなった！ことを加古川労音事務局坂田会長から今日、聞かされて驚いた！ご多分に漏れず、この不景気のあおりを受けて、例会は続けていくものの、合唱団員数も集客率も激減する経済的な事由で運営困窮に陥りこの決断に至ったのであろう！・・・
加古川に芽生え育ってきた加古川文化の１ページが消えてしまう、小生も、一抹の淋しさを憶えるが、暫らくエネルギー充電の期間を経て、機が熟すれば、きっと近い未来において、加古川第九はまた復活することは充分期待出来るのではないだろうか☆・・・
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