Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

16回天皇盃・全国男子駅伝 2011年1月23日

2011-01-23 14:10:59 | 日記・エッセイ・コラム

平和都市・広島のシンボル“原爆ドーム”と平安時代の趣(おもむ)きを現在に伝える“宮島厳島神社”、二つの世界遺産を結ぶ、全長48.0km7区間“冬の安芸路”を世界を目指すランナーから中学生選手まで47都道府県の329人が故郷のタスキを繫ぐ、第16回都道府県対抗男子駅伝・天皇盃争奪戦が今日12時30分に広島平和記念公園前をスタートしていく・・・

2連覇4度目の優勝を懸ける我が兵庫県の最終オーダーが発表された、平和大通りをスタートして宮島街道に進み広島電鉄井口駅東までの1区高校生区間7.0kmを高校駅伝1区区間賞のスーパー高校生・西池和人(豊中市立第十一中→須磨学園)が、海老園交差点までの2区中学生区間3.0km仲村尚毅(なおき、神戸市立井吹台中)が、宮島口ロータリーまでの3区8.5kmを箱根9区を区間2位で走った早稲田大の八木勇樹(西脇工→早稲田大)が走る・・・

宮島口から2キロほど西に向かい中国電力旧大野研修所前を折り返し、JR阿品駅南までの4区高校生区間5.0km後藤雅晴(滝川中→須磨学園)が、広島工大高までの5区高校生区間8.5km新庄翔太(京都府立綾部中→西脇工)が、草津橋までの6区中学生区間3.0km藤原滋紀(しげき、加古川市立平岡中)が、そして宮島街道から市街に入り、平和大通→駅前通→城南通→中広通を周回してゴール平和大通り・平和記念公園前までの7区アンカー区間13.0km北村聡(さとし、西脇工→日体大→日清食品)が郷土兵庫の栄誉のためにタスキを繫いでいく・・・

正午現在、天候は薄曇、気温10.5℃、湿度57%、東南東の風1.2m/sと最高のコンディションである、12時30分にスタートしてから兵庫の西池を筆頭に、岐阜の浅岡、鹿児島の市田孝、栃木の八木沢、山口の松村ら5人もの5000mを13分台で走る超高校生クラスを含む1区ランナー達が一団となって新己斐(しんこひ)橋の2キロ地点を5′45″位で通過する、橋を渡りきりJR山陽本線・西広島駅南を左折して宮島街道へ出て行く、1キロ2分55秒ぐらいのペースをキープして中間点を過ぎていく、あっ!この地点で広島が42位と大きく遅れている・・・

6キロあたりで集団は徐々に縦長になり、兵庫が先頭で栃木と秋田が引っ張る先頭集団が10人に絞られていく、長崎も上がってきた、あっ!のこり400mで一気にスパートした宮城の双子の兄弟・村山紘太がそのまま行くかに見えたが、僅かの差で宮城をかわし1区を20′08″で征したのは栃木の八木沢だった、3位で長崎、4位で兵庫の西池が2区中学生につないで行った、5位で秋田、6位で山口、7位で青森、8位で京都がつづいた、15位+21″で鹿児島が、22位+30″で長野が、42位+1′00″で広島が出遅れた・・・

2区への中継後、直ぐ先頭に長崎が出て6、7チームの集団となった、1キロを過ぎると9、10チームと膨れた、20秒差あった鹿児島も上がってきた、残り500で抜け出した兵庫の仲村がトップで八木に継いだ、2位で栃木が、3位で長崎が、4位で鹿児島が、5位で秋田が、6位で千葉が、7位で宮城が、8位で京都が次々と実業団・大学生にリレーして行った、過去5回優勝の常勝軍団・長野が26位+43″で村澤に繋がった、広島が+1′21″の40位で岡本直己に繫いだ・・・

序盤快調にに抜け出していた兵庫の八木に栃木の的場と長崎の宮原が1.6キロで追いつき先頭集団が3チームとなった、そのあとに山口が追う展開となった、2′40″で追い上げてくる長野の村澤の姿も見えてきた、18位グループを引っ張る神奈川の矢沢に長野が並んで17位へ上がった、柏原のピンチヒッター・福島の星が引っ張る2位集団が先頭に迫ってきた、7.4キロで福島がトップに立つ、目まぐるしいトップの入れ替わりが続く・・・

村澤と矢沢がトップ集団に迫ってきた、のこり400で神奈川がトップに立つ、だが粘りに粘った八木がスパートして村澤を引っ張り宮島口ロータリーに入る、兵庫の八木がそのままトップで4区高校生の後藤に繫いだ+2″の2位で長野の村澤が区間賞23′48″の走りで24人抜きしてタスキを渡す、3位+3″でなんと新潟が、+4″で神奈川が4位で群馬が5位でつづいた、6位+5″で福島がリレーしていった、栃木が+9″の7位で繫いだ、そのあと8位で青森が、9位で長崎が通過していった、京都は+18″の14位で、広島は+1′02″の31位と遅れていた・・・

あっという間に物凄いスピードで長野の上倉(あげくら)がトップの兵庫を抜き去った!新潟にもかわされ何故か兵庫の後藤の脚が重く切れが感じられない、突込み気味に飛ばす長野が2位以下をグングン空けていく、廿日市市大野の折り返しを長野のあと+10″で長崎と栃木がつづいていく、あっ!兵庫がズルズル6位に下がっている、2.5キロで長野に栃木が直ぐ後ろに迫ってきた、3キロを過ぎて補欠だった栃木の塩谷が長野を抜き去り逃げる!・・・

笑顔で14′25″の区間賞で走り切った栃木の塩谷がトップで5区同じ高校生区間の横手(5000m13′58″の自己ベストを持つ)に繫ぐ、2位+12″で宮城が、3位+13″で長野が、4位+15″で長崎が、5位+17″で青森がリレーしていった、6位で京都が、7位で千葉が、8位で新潟が、9位で神奈川がつづいた、なんと兵庫が+55″の19位で新庄に繫いだ、優勝候補だった鹿児島が20位+1′02″で遅れている、広島が+1′16″で28位に上げてきた・・・

中継から1キロ過ぎて1位栃木の横手と2位宮城の双子の兄弟・村山謙太(5000mの自己へストが13′49″)との差は12秒と変わらない、その後ろ120mに長野、長崎そして青森の3位グループが前を追う展開となっている、2キロを過ぎて栃木と宮城の差が8秒ぐらいに縮まってきた、兵庫の新庄が13位グループを引っ張って上がってきている、3.7キロで追いつき4キロを過ぎて宮城の村山が単独トップに上がるかに見えたが栃木も粘る、2位以下が大きく空いていく、京都が3位グループの前に出る、6キロ手前で宮城が栃木を引き離して単独トップに出るも腹痛が気になる・・・

あと300で先頭の宮城の村山がタスキをとる、宮城がトップで6区中学生・三浦(3000m8′57″)に渡る2位+6″で栃木の豊田(3000m9′12″)に繫ぐ、3位+46″で京都が繋がる、+50″で4位、5位、6位、の福島、青森、長崎がほぼ同時でリレーする、+55″で7位、8位の兵庫の藤原と長野の蟹澤に繋がり前を追う、9位で鹿児島が、10位で千葉がつづく、広島が17位まで上がってきた・・・

中継して間もなく京都と福島の3位グルーに兵庫、鹿児島等が追いつき7,8チームの大きな3位グループが形成される、あと1キロを切り以前とトップ宮城と栃木の差は7,8秒と詰まらなかったが、宮城がアンカー保科光作(ほしな、東北高→日体大→日清食品)にトップで渡った後、ラスト300で3秒差まで詰めて栃木が2位で駅伝の王者・宇賀地強(作新学院→駒大→コニカミノルタ)にタスキが渡る・・・

3位+33″で区間賞8′40″で走り切った千葉の安井雄一がアンカー阿久津尚二(富士通)へ繫いだあと、+38″で4位の長野が上野裕一郎(佐久長聖→中央大→ヱスビー食品)へ、5位の兵庫が北村聡(日清食品)へ繫いでいった、6位で長崎の木滑良(きなめ りょう、三菱重工長崎)が、7位で京都の三岡大樹(京都産業大)が、8位で鹿児島の入船敏(さとし、カネボウ)がそれぞれタスキを継いでいった、11位で熊本が河添俊司(旭化成)へ繫ぐ、広島が17位で鎧坂哲也(世羅→明大)に渡った、21位で三重が高林祐介(トヨタ自動車)へ繫いだ・・

中継後すぐ栃木の宇賀地が先頭の宮城に追いついて前に出たが保科も粘って着く、長野の上野がすぐ単独3位に上がって前の二人を追う、3キロを過ぎ栃木と宮城がピッタリ前後して宮島街道に別れを告げ平和大通に入り太田川に架る新・己斐橋を渡って市街地に向かっていく、30秒差で3位の長野の上野も渡りきる、その後ろに+190mで単独4位兵庫の北村の姿も見えてきた、あっ!先頭に動きがあった、4キロ手前から栃木の宇賀地が宮城の保科を引き離し単独トップに立った・・・

千葉と京都と長崎と鹿児島が5位グループを作ってすぐ前の兵庫を追う、その後方に福島、熊本、青森の9位グループが迫っている、4.6キロ地点で、トップ栃木と2位宮城との差が8秒に広がった、+26″で3位の長野が前を追う、トップの栃木が西平和大橋を渡りきってフィニッシュ地点5.2キロを素通りして駅前通に向かう、2位の宮城が+13″で通過する、3位の長野が+27″で、4位の兵庫が+51″で通過していく、そして9位集団が追いつき10チームぐらいに膨らんだ5位集団が+1′02″で通過していった、+1′11″で広島が13位で福島につづいて通過した・・・

平和大通から駅前通に入る6.5キロの中間点をトップ栃木の宇賀地が18′41″の快調なペースで飛ばしていく、駅前通りに入って間もなく長野の上野が宮城を捉えて単独2位に躍り出て、10回橋を渡るうちの5番目の東広島橋を渡っていく、4位兵庫の北村がきつくなり2位上野から遅れること30秒差となる、兵庫の後方に三重の高林が4チームの5位グループを引っ張って橋を渡ってくる、少しカーブを描いてJR広島駅南を左折して栃木の宇賀地が城南通りに入って行く・・・

2位長野の上野も22秒遅れで城南通りに入ってきた、3位宮城の保科が+29″で角を曲がってきた、あと5キロ、8キロ地点の6番目の橋・上柳橋を栃木がトップで渡る、優勝は栃木と長野との争いに絞られたが20秒差は長野に重くのしかかる、21位で受け入りの1キロを2′37″で入り三重の高林が終始引っ張ってきた5位グループが4位を行く兵庫に迫ってきた、そして兵庫を吸収して5人の4位グループの先頭に立ち17人抜きとなった・・・

9キロ過ぎ、初優勝に向かってひた走るトップ栃木・宇賀地の右手に毛利元就の孫・輝元が築城した広島城(昭和33年に再建)がそびえる、宇賀地は9.7キロ地点、7番目の橋・空鞘橋を優勝を確信したように快調に渡りきりラスト3km!10キロ地点を通過していく、3位で宮城が空鞘橋を通過していく、宮城の後方から、あっ!広島の鎧坂が引っ張る6人の4位グループが迫ってきていた、宇賀地と上野の差が27秒に広がった!栃木の初優勝が確実と成った・・・

10.7キロ地点、栃木の宇賀地が城南通りに別れを告げ中広通りに入った、35秒遅れて長野の上野も入ってきた、中広通りを1km行って平和大通りに出る、3位を行く宮城に、広島、三重、京都、熊本、長崎、兵庫の6チームが形成する4位グループが迫ってきた、11.7キロ地点、宇賀地が平和大通りに戻って来た、あとは二つの橋を渡って平和記念公園で待つ初優勝のゴールに向かってまっしぐら突き進む!・・・

残り500m!宇賀地がもう一段ギアを上げて!気合を上げて!ゴール目掛けて突進する!八木沢、栃木、的場、塩谷、横手、豊田の仲間全員が笑顔で宇賀地のゴールを待ち受ける、宇賀地は180度後ろを振り返り優勝を確信する、最後の橋・西平和大橋を渡ると目の前にゴールアーチが迫ってきた!栃木初優勝のテープが宇賀地を待つ!最後のスパートをかけ!握りこぶし点に突き上げガッツポーズ!更に右手の指1本を高く掲げて2°19′31″の栃木が初優勝ゴールを樹立した!☆ヽ(^。^)ノばんざ~~~い

宇賀地に20秒まで迫ったが後半力尽きた上野が素晴らしいダッシュを見せ長野が2°20′02″で2位のゴールへ飛び込んだ、以下の成績は継ぎ世ようになった、明大のエース鎧坂がゴール前の競り合いを征し3位2°20′37″でゴールしたのは2区42位、3区40位から這い上がってきた地元・広島だった、京都産業大のエース三岡の健闘で京都が4位2°20′39″でゴールした・・・

つづいて、頼りになるトヨタ自動車の大黒柱高林祐介が区間賞37′25″の走りで21位から16人抜きしてきた三重が2°20′40″で5位でフニッシュした、アンカー木滑(きなめ)がよく踏ん張り長崎が6位2°20′42″でゴールした、我が兵庫県は北村の健闘及ばず2連覇ならず2°20′43″のタイムで7位に甘んじた、そして村山兄弟等の安定した活躍と保科がよく最後まで食い下がって健闘した宮城が2°20′43″で8位の入賞を果たした・・・

9位以下14位までの成績は次のようになった、9位 熊本2°20′45″、10位 千葉2°20′58″、11位 佐賀2°21′03″、12位 秋田2°21′04″、13位 山口2°21′06″、14位 群馬2°21′07″、また優勝候補に挙げられていた鹿児島は2°21′41″で20位に終わった・・・

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