Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

経済不況対策としてルーマニアが魔女に課税を! 2011年1月21日

2011-01-21 17:32:43 | 日記・エッセイ・コラム

想像を超える世界の仰天ニュースを若一光司が暴く“世界びっくりニュースウォッチ”で『ルーマニアにおける現在の“魔女狩り!?”所得税課税に魔女は呪いで対抗!?』と言うタイトルのトピックスを取り上げていた、ルーマニアには今でも多くの魔女が存在することは事実であるらしい、日本の一部でも霊媒者、巫術(ぶじゅつ)、下北半島・恐山のイタコ、沖縄琉球の神々が憑依(ひょうい)して交信するノロやユタなどのシャーマニズムが存在するように・・・

ルーマニアでは2011年1月1日付けで、魔女から所得税をとる!驚きの内容が含まれる“新・労働法”が、上院では否決されたが、日本の衆議院にあたる下院では可決され制度化され施行されることとなった、モデルとか執事とか占い師に加えて“魔女”が正式な職業“専門サービス業”として公認されたらしい、そして公認される代わりに魔女達に“年間収入の申告義務、16%の所得税課税、健康保険と年金制度への加入義務”を負わせることになった・・・

ルーマニア・ドナウ川の河畔で、数人の魔女達が十字架を掲げて焚き火を燃やし、呪文を唱えながら、手にカードを広げ、なにやら木の小枝で水を火の上に垂らしながら、1年の平安・安寧(あんねい)を占っている映像が流れていた、この様な姿がルーマニアの伝統的に魔女達が受け継いできた呪術儀式であるようだ、吸血鬼ドラキュラ伯爵として有名なワラキア領王のウラド3世が治める15世紀、多くの魔女は悪魔の使いと見なされて、魔女狩りが頻発し処刑されていった、しかし僅かな魔女達は民間信仰の一部として、ひっそり生き延びてきた・・・

現在、魔女達は人に良い作用する願い事が叶うよう祈願する白魔術と呼ばれる“祈祷(きとう)”、恨みに思う人に不幸が起こるように祈願する黒魔術と呼ばれる“呪詛(じゅそ)”、将来起こることを予想してあてる“占い”、取り付かれ悪霊や悪病から癒す“治療”を行なって、1回あたり日本円にして600円から2000円の料金を頂いて生計を立てている、ルーマニアでは公務員の月給が5万円らしい、ゆえにこの料金価値は3000円から1万円ぐらいとなり少し割高感はあるが、この度、施行された新・労働法によって魔女達の収入に所得税が課せられることになる・・・

20年前、権勢を誇り国民を苦しめたチャウシェスク初代大統領(1974~1989年)は大量虐殺の罪で夫婦とも軍事法廷で裁かれ1989年に処刑されたが、そのエレナ夫人はお抱えの魔女に高額な支払いを続けたらしい、またルーマニアには今でも特別な日に魔女の呪いを避けるため“紫色”を身につける習慣があるらしい、2010年EUサミットに出席した2期目を務めるバセスク大統領を観ると確かに紫色のネクタイを締めていた・・・

チャウシェスク政権に呪いをかけた罪で投獄されていた“魔女の女王”ブゼアさん(63歳)はこの度の所得税課税についてすごんで言う、『魔女に所得税を課税するなら、国の大統領だって政治家だって恐れません!魔力をお目にかけて呪い殺して見せましょう!それに必要なのは“犬の排泄物”と“ひとつまみの砂”と“黒こしょう”があれば簡単です!』と、また大多数の魔女達は「神様から貰った魔術の能力は税の対象外であるべきだ!数少ない私達に課税しても余り税収に繋がらず意味がない!」と所得税課税に反対している・・・

また一方ではこの課税に肯定的な意見を持つ魔女達も居る、電話取材に答えてくれたその一人、魔女イリナさんはこう述べている、『これまで例え魔女達がテレビ出演したくても禁じられていた!でも私達に納税の義務を負わせると言うことは“魔女”を正式な職業技能の証明として認めるということです!テレビに出演する権利が貰え、もっと魔女をPR出来ることは魔女達にとって良いことでそう望んでいことです!』とキッパリ言った・・・

そもそも何故、魔女達に所得税を負わせることになったのか!?言うまでもなく2008年世界金融危機をもたらしたリーマンショック以来、続いてきたルーマニアの深刻な財政危機が背景にある!ルーマニアの失業率は2008年の3.98%から、僅か2年後、2010年の失業率は7.21%と深刻な高い失業率になっている!ここでバセスク大統領率いる現政権は消費税を19%から5%アップの24%に引き揚げた、また公務員の賃金を1/4にカットする緊急対策を打ち立てている・・・

この対策に抗議する国民の怒りが各地で激しいデモとなって多発した、昨年の12月、経済対策を協議する国会議会中に一人の市民が傍聴席から身を投げて抗議した、幸い一命は取りとめたが重傷を負っている、更に現政権は税収アップのため、所得税課税対象を可能な限り拡大して行き、この度の魔女に対する所得税課税に及んでいったのである・・・

またこの不況で多くの女性は魔女業界に流れ、魔女の数が数万人にも膨れ上がったらしい、魔女イリナさんによると、『今、魔女を名乗る偽者が何人いるか分からない!魔法のことを全然分からないまま、詐欺師のような魔女がキノコのように増え続けている!』と語っている、どうやら、見せ掛けの偽魔女が氾濫しているようだ、中にはインターネット上にホームページを開設して、EU全域を営業対象にして荒稼ぎしている魔女も増加しているようである・・・

政界でも魔女に課税することには賛否両論ある、“魔女を正式な職業として認めることは、はびこる偽魔女の取り締まりが容易になって、税収アップにも繋がる!”とする賛成は議員と、“いくら財政危機であっても!偽魔女の取締りの強化に繋がるとしても!魔女を職業として認めるべきでないとする反対派議員に分かれている・・・

どうやら、この“新・労働法”施行によって、古くから伝承されてきた魔女信仰は民間信仰の“日陰の職業”として埋もれていた裏舞台から、制度化された立派な花形職業としての地位を得て表舞台に出てきたと言える、今ではハリーポッターに出てくるような魔女のための学校もある、師匠に弟子入りして魔術を習得する徒弟制度も確立されているそうである、“アブラ マハリク マハリタ カブラ!”・・・

今夜7時42分、前立腺がんを克服して!2008年12月17日大阪を出発し、2009年1月1日に千葉ヨットハーバーから日本を旅立ってから766日目、ヨットとマラソンで4万1040キロを撃破し地球を一周した冒険家・間寛平(61歳)が再び大阪に凱旋して、3000人駆けつけた大阪城音楽堂に到達した!☆はんざ~~~い☆ヽ(^。^)ノ何と言う快挙だろうか!☆本当にお疲れさん!☆

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