初場所の抱負（毛呂乃）

 

―　あけましておめでとうございます。毛呂乃関はこのお正月はどのように過ごされていらっしゃいましたか？

（毛呂乃）　「親戚とエロ話でしたね！」

―　どんなエロ話を？

（毛呂乃）　「普通の常識的なエロ話ですよ」

―　常識的なエロ話ですか……？

（毛呂乃）　「親戚なんでエロ話に固定されるの」

―　そういうものですか。やっぱりご親戚も毛呂乃関みたいに絶倫なんでしょうね

（毛呂乃）　「みたことありませんからわかりません！」

 

―　年末年始にかけて世界各地で地震や噴火などの災害が頻発。年明けには上空に火の玉が流れるのが報告されるなど、毛呂乃関の活動も活発化なさっているようです。なにをなさっておいでなのですか？

（毛呂乃）　「（とぼけたような表情で）なんでしょうね？　各地で確認ってことは実在してるのでしょうけど・・・」

―　初場所にむけても気合じゅうぶんといったところでしょうか？　初場所について目標や作戦などはございますか？

（毛呂乃）　「怪我でひとり休場させようかと」

―　そういう恐ろしい発言はやめてください。

 

―　ここまで19回の優勝を積み重ね、あと1回で20回の大台に到達します。優勝20回で一代年寄の権利が発生しますが、一代年寄についてはどうなさるお考えでしょうか？

（毛呂乃）　「結構です とかいうと曲解されそうですので　いりません とお答えします」

―　生涯現役なので引退後の名乗りなんか考える必要がない、と。

（毛呂乃）　「（笑顔でうなづく）」

 

―　さいごに毛呂乃関の一年の抱負があればおきかせください。

（毛呂乃）　「うんち。量・質を高めたいですね」

ー　ほう、スカトロ宣言ですね。

（一本糞親方）　「恥ずかしいと凌辱の質も上がりますね」

（毛呂乃）　「凌遅刑に処してやろうか？」

 

初場所の抱負（蒼狼）

ー　きょうは蒼狼関にお話をききます。こんにちわ。

（蒼狼）　「こんにちわ」

 

―　あけましておめでとうございます。モンゴルではどんなふうにお正月のお祝いをしていますか？

（蒼狼）　「とにかくたくさんたべます。ひつじのまるゆで。家族があたらしいふくをきてすごすのだね。」

 

―　お酒もたくさんのんだとおもいますが、のみすぎてませんか？

（蒼狼）　「らいじょううれす〜」

 

―　そろそろ、ぜいきんとの戦いがはげしくなるとおもうのですが、まらずもうはできそうですか？

（蒼狼）　「あたまがましろにならなければできそうと思います」

 

―　さいごに初場所の目標をおしえてください。

（蒼狼）　「仮想通貨だいじんに！」

 

―　蒼狼さんでした。ありがとうございました。

（蒼狼）　「あしたー」

初場所の抱負（播潟）

 

ー　きょうは三段目・播潟さんにお話をうかがいます。あけましておめでとうございます。

（播潟）　「おめでとうございます」

 

―　お正月はどのように過ごされていらっしゃいましたか？

（播潟）　「柿ピーをつまみにビールを飲んで、あとはずっと寝ていました」

 

―　遊びにいったり初詣にいったりは？

（播潟）　「どうせ混んでいるので」

 

―　まらずもうにむけて休養はじゅうぶんということでしょうか？

（播潟）　「休養というよりはただの老化だとおもいます」

 

―　まらずもうというより人生に対して無気力すぎでは？

（播潟）　「ほっといてください」

 

―　播潟さんにお話をうかがいました。ありがとうございました。

（播潟）　「ありがとうございました」

まらずもうをはじめてみよう

ー　まらずもうファンのなかには「まらずもうをはじめてみたいけど、どうやったらいいかわからない」と思っている方は多いかと思います。きょうは、玉椿理事に『まらずもうをはじめてみよう』と題して、かんたんな入門講座をやっていただくことにしました。

（玉椿）　「まあ、からだひとつで簡単にできる競技だからね。気軽にやってみてよ。あ、からだひとつって言っても、つぎのものは準備したほうがいいね」

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＜準備しておくとよいもの＞

・ふだんから使い慣れた寝床（ふとんでもベッドでも可）

・筆記用具（メモ帳、鉛筆など）

・時計

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（玉椿）　「布団も鉛筆も時計も、よほど貧乏でなければ、どこのご家庭にもあると思うんだ」

―　普通に生活してればわざわざ買いそろえる必要はなさそうですね。

（玉椿）　「とりあえず、夜、眠くなったら普通に寝る。ま、それだけなんだけどさ、慣れるまでは枕元に【まらずもう】とか書いたメモを置いておくといいね」

―　メモを置いておく、と。大事なポイントですね。

（玉椿）　「で、ぐっすり眠る。いまは寒いから、眠りやすいように適度に暖房をいれておいたり、あったかい牛乳飲んで体温をあげておいたりすると、もっといい。とにかく熟睡できればなんでもいい」

―　熟睡が大事、と。

（玉椿）　「上級者になれば眠りが浅いなりの戦い方もあるけど、初心者は熟睡するのが基本だね。で、朝起きる」

ー　まあ、朝になれば自然に目が覚めますね。

（玉椿）　「ここで、枕元のメモが効果を発揮する」

ー　【まらずもう】って書いてあるやつですね

（玉椿）　「これを見て、はっと思い出す。『おれはまらずもうをやっているんだ。股間を確認しなくちゃ』ってね」

―　そんなに忘れやすいものですか？

（玉椿）　「けっこう忘れるものだよ。で、おずおずと股間を確認する。勝ち負けはわかるよな。他人に見せなくていいから、これを正直に記録しておく。このとき、勝ち負けだけじゃなくて起きた時刻も記録するといい」

―　時刻ですか？

（玉椿）　「だいたいの起床時刻がわかっていると、翌日に相撲の際に、起きた時に布団から出やすいように、あらかじめ暖房のタイマーを入れたりできるからね」

―　なるほど。

（玉椿）　「これを2週間くらいつづけていると、なんとなくの傾向がつかめてくる。眠りが浅い日とかもあるし、平日と週末で起きる時間が違ったりもする。ほかにも気づいたことがあればメモをとっておくといい」

―　めんどくさいし、ときどき忘れそうですね。

（玉椿）　「忘れたら忘れたで気にせず、つぎの日から再開するんだ。コツコツとひとつのことを継続するのはよい精神修養になる」

―　初心者にはなかなか大変ですよ。

（玉椿）　「簡単にできることでも継続するとなると、なかなか大変だからね。とにかく2週間記録をつづけられれば、もう初心者じゃない。記録していて気づいたことをもとに、自分なりの工夫や対策を立てられるようになれば、布団に入るのが楽しみになってくる。こうなればまらずもう力士として十分恥ずかしくない戦いができるとおもうよ」

―　そういうものですか。

（玉椿）　「そういうものだよ」

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　ということで、まらずもうに入門したいという男性のかたは、ぜひ日本まらずもう協会（marazumou@gmail.com）までメールを。

 

初場所の抱負（金精山）

―　きょうは大関・金精山関にお話をうかがいます。あけましておめでとうございます。

（金精山）　（相変わらず全裸で登場）「あけましておめでとうございます」

 

―　まずは今年の抱負をお聞かせください。

（金精山）　「今年もやっぱり豪快な勃起ですかね。立つなら立つにこだわりたいです」

 

ー　大みそかは毛呂乃関主催の『紅白まら合戦』に出場しておいでだったとのこと。毛呂乃関の弟子たちにとって師匠に成長をアピールする絶好の機会。金精山関はどのような戦いができましたか。

（金精山）　「師匠の前でくんずほぐれつ、激しい肉弾戦を繰り広げました。兄弟弟子はまらずもう好きばかりな連中ばかりなので、そりゃ激しかったです。なんなら今度は一緒にどうすか？」

 

―　稽古好きの金精山関ですから、お正月も稽古ざんまいだと思うのですが、かき初めのテーマはなににしましたか？

（金精山）　「かき初めのテーマはやっぱデカマラですかね。まらがあってのかき初めっすから」

 

―　初夢の内容についても差しさわりなければ教えてください。

（金精山）　「まだ見てないですね。稽古が初夢と同じくらいで稽古しているのか、夢を見ているのかわからないくらいの気持ちよさで夜通し止まりませんでした」

 

―　ところで、金精山関の十両昇進後の場所ごとの成績を調べると、他の場所は安定して勝ち越しているのに、初場所だけは14勝16敗と負け数が多くなっています。評論家の間では「寒いのに服を着ないから」と冬も全裸で過ごすことを疑問視する声もありますが、全裸にこだわる理由はなんなのかをお聞かせください。

（金精山）　「そりゃまらをぶら下げた男なら全裸でしょう。師匠なんか俺よりすごいまらで皆を圧倒しているくらいですから。あれくらいのすごいまらに憧れます」

 

―　さいごにファンのみなさまへ一言お願いします。

（金精山）　「男なら共にまらずもう！今年も楽しんでくれよな！」

 

―　金精山関にお話をうかがいました。ありがとうございました。

（金精山）　「ありがとうございました！」

毛呂乃、仕事始め

　昨年末には、20日にロシア・カムチャッカ半島での火山の噴火、22日にインドネシア・スンダ海峡の大津波、29日にフィリピン・ミンダナオ島の大地震、同じく29日にTPPの発効と、環太平洋地域での大災害が相次ぎました。年が明けていったん落ち着いたと思いきや、きのう1月3日には熊本で震度6弱の大地震が発生。

　この地域ばかり狙い撃ちするように相次ぐ災害に不安にかられた玉椿理事、毛呂乃理事長に「熊本で震度6弱だそうですが、毛呂乃関はご無事ですか？」とご機嫌うかがいのLINEを送ったところ、「なぜわたし！？」と狼狽したような返信で「なぜわたしが犯人だとバレたのか」と驚いているようす。12月30日～1月2日が静かだったのは、たんに正月休みだったとのことで、今後、毛呂乃の活動が活発化するおそれもあり、いっそうの警戒が必要になりそうだ。

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・大黒柱事業部長のコメント　「毛呂乃、飛ばしてんな」

・玉椿理事のコメント　「国民のみなさまは、毛呂乃の災害にそなえて、非常用持ち出し袋や避難ルートなどの点検をしといたほうがいいね」

初場所の抱負（玉椿）

 

―　あけましておめでとうございます。きょうは玉椿関に新年の抱負をうかがいます。よろしくお願いいたします。

（玉椿）　「いよいよ新年だねえ」

 

―　昨年は厄年だったそうですが、なにか悪いことはありましたか？

（玉椿）　「まあ、わしの場合人生そのものが災厄つづきだからね。去年だけとりたてて悪いってことはなかったよ」

 

ー　昨年は年間62勝という成績で、直近4年間では最低の数字となりました。徐々に衰えているとの声もきかれますが、ご本人としてはどうお感じになっていらっしゃいますか？

（玉椿）　「加齢による衰えは仕方ないよね。んでも年間60勝ラインは超えてるんだし、ってか大相撲の年間最多勝ライン（栃ノ心：59勝）より上なんだし、そこまで怒られるような成績でもないと思うぜ」

 

―　新年最初の取組、初夢ではなにをご覧になられました？

（玉椿）　「いやあ、アニメとか見ながらだらだら夜更かししてるだろ。あんまりちゃんと寝てないから、夢も見てないんだよね」

 

ー　だいぶだらけた生活を送っているのでは？　太りますよ。

（玉椿）　「そうなんだよねえ。なんか正月料理いっぱいつくりすぎちまったし、区のジムもやってないから運動不足だし。太りすぎると寝てるときに呼吸が止まるから、ぼちぼち体重絞ったほうがいいかもしれんねえ」

 

―　さいごに、新年の抱負や今場所の目標などがあればお聞かせください。

（玉椿）　「気持ちを切らさず、同じペースでまらずもうを続けていくことだね。まらずもう全体が不景気なんだけど、下手にあがいてがんばりすぎるとあとで反動が来るし、たんたんと続けて、いい波がくるのをじっと待つよ」

 

―　すこしはやる気を出してほしいのですが。玉椿関にお話をうかがいました。ありがとうございました。

（玉椿）　「おう。ことしもよろしくな」

 

 

新春協会御挨拶

　イクまら来るまら、と申しますが……と厳かに土俵に上がってきた毛呂乃理事長。理事長は気を落ち着けるように一呼吸置き、周囲も理事長の発言をかたずをのんで見守る。大きく深呼吸すると

　来るまらってなによ！

と謎の問いかけ。ゆっくりと周囲をみまわし、そっとうなづくと

　ゴーまらカムまらですね！

と高らかに叫び、やおらパンツを下す。股間には元日早々豪快な初日の出。年明けにふさわしい見事なまらで、今年も気合じゅうぶんのようだ。

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＜平成三十一年新春まらずもう甚句＞

花形力士を　甚句にとけばヨー
アードスコイドスコイ

亥年イく年理事長の　毛呂乃けろっと野に放ち
豚と呼ばれて玉椿　なぜか喜び玉しごき
猪突猛進金精山　この精燦々一直線
吉原行くなら猪木舟で　蒼狼速さは負けません
猪の子なら瓜坊で　播潟売りは棒だろか
酒を飲むならお猪口でしょ　萬海ちょこっと出ぬものか
花札打つなら猪鹿蝶　こいこいイクイク明烏

毛深く強く黒光り　毛呂乃四尺ご神体
玉は男の宝です　玉椿バキそそり立ち
精の尽きない猛稽古　金精さんざん精を出し
蒼臭いにおい漂って　蒼狼そろそろ限界で
播き散らしまた飛び散らす　播潟ガタガタ腰振るい
萬年千年縁起物　萬海異国の宝船
明けた新年さっそくに　明烏まら空にする

亥年イノシシイくの年　己亥（きがい）キチガイ気持ちいい
イク年くる年狂う年　イの一番でイちもつが
イやというほどイきり立ち　イまか今かとイきそうで
イよいよ出そうイれたくて　イった出た出たイっぱいに
イのししみたくイっ直線　　イちずに出したイい相撲

今年も一年まらずもう　どうぞご支援ヨーホホイ
アー願いますヨー