ー まらずもうファンのなかには「まらずもうをはじめてみたいけど、どうやったらいいかわからない」と思っている方は多いかと思います。きょうは、玉椿理事に『まらずもうをはじめてみよう』と題して、かんたんな入門講座をやっていただくことにしました。
(玉椿) 「まあ、からだひとつで簡単にできる競技だからね。気軽にやってみてよ。あ、からだひとつって言っても、つぎのものは準備したほうがいいね」
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<準備しておくとよいもの>
・ふだんから使い慣れた寝床(ふとんでもベッドでも可)
・筆記用具(メモ帳、鉛筆など)
・時計
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(玉椿) 「布団も鉛筆も時計も、よほど貧乏でなければ、どこのご家庭にもあると思うんだ」
― 普通に生活してればわざわざ買いそろえる必要はなさそうですね。
(玉椿) 「とりあえず、夜、眠くなったら普通に寝る。ま、それだけなんだけどさ、慣れるまでは枕元に【まらずもう】とか書いたメモを置いておくといいね」
― メモを置いておく、と。大事なポイントですね。
(玉椿) 「で、ぐっすり眠る。いまは寒いから、眠りやすいように適度に暖房をいれておいたり、あったかい牛乳飲んで体温をあげておいたりすると、もっといい。とにかく熟睡できればなんでもいい」
― 熟睡が大事、と。
(玉椿) 「上級者になれば眠りが浅いなりの戦い方もあるけど、初心者は熟睡するのが基本だね。で、朝起きる」
ー まあ、朝になれば自然に目が覚めますね。
(玉椿) 「ここで、枕元のメモが効果を発揮する」
ー 【まらずもう】って書いてあるやつですね
(玉椿) 「これを見て、はっと思い出す。『おれはまらずもうをやっているんだ。股間を確認しなくちゃ』ってね」
― そんなに忘れやすいものですか?
(玉椿) 「けっこう忘れるものだよ。で、おずおずと股間を確認する。勝ち負けはわかるよな。他人に見せなくていいから、これを正直に記録しておく。このとき、勝ち負けだけじゃなくて起きた時刻も記録するといい」
― 時刻ですか?
(玉椿) 「だいたいの起床時刻がわかっていると、翌日に相撲の際に、起きた時に布団から出やすいように、あらかじめ暖房のタイマーを入れたりできるからね」
― なるほど。
(玉椿) 「これを2週間くらいつづけていると、なんとなくの傾向がつかめてくる。眠りが浅い日とかもあるし、平日と週末で起きる時間が違ったりもする。ほかにも気づいたことがあればメモをとっておくといい」
― めんどくさいし、ときどき忘れそうですね。
(玉椿) 「忘れたら忘れたで気にせず、つぎの日から再開するんだ。コツコツとひとつのことを継続するのはよい精神修養になる」
― 初心者にはなかなか大変ですよ。
(玉椿) 「簡単にできることでも継続するとなると、なかなか大変だからね。とにかく2週間記録をつづけられれば、もう初心者じゃない。記録していて気づいたことをもとに、自分なりの工夫や対策を立てられるようになれば、布団に入るのが楽しみになってくる。こうなればまらずもう力士として十分恥ずかしくない戦いができるとおもうよ」
― そういうものですか。
(玉椿) 「そういうものだよ」
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ということで、まらずもうに入門したいという男性のかたは、ぜひ日本まらずもう協会(marazumou@gmail.com)までメールを。