○毛呂乃(3-0)
「きょうも娘にたたき起こされました」。ぺしぺし叩かれ、自慢のものを起き上がらせられる。「勝った。・・・これがつらいです」と大した刺激でもないのにあっさり立ち、勝ちが決まってしまうのがつらいらしい。もっと激しい相撲がとりたい。強すぎるものにしかわからない悩みといったところか。そこで「叩かれたけど、殴られてないから、炙る!」と勝手に延長戦突入。殴られたわけではなく、叩かれた程度で終わってしまっては気が済むはずもなく、さらなる被虐を求めで自ら炙り始める。「な?死ぬわ!!」と苦悶と恍惚が共存する表情をみせつける。火にあぶられ、防衛本能が働くのか、いつにもまして皮が本体をくるみ、みるみる小さくすぼまっていく。そんな状況に追い込んでから「立てよ!身じゃないから!」と一喝。身が出ている状態ではなく、皮に包まれた状態で、火にあぶられながら立たせて見せる。皮にくるまれたまま、炎もものともせずそそり立ち、十分戦っていい相撲を取った、と満足げな3連勝。
○玉椿(3-0)
けさは4時半に起きなくてはならず、立合いのタイミングが合わないことも心配された玉椿だが、起きてみれば不自然なくらいにギンギンの勃起。これには玉椿も「この勝ち方はさすがにおかしい。ほかの力士たちを見ても初日二日目と全員勝っている。これだけ寒ければひとりくらい負けるやつが出てきてもおかしくないのに、全勝とはへんだ。毛呂乃がなにか悪さをしているのかもしれない。初日の協会挨拶で言っていたちんぽ革命計画の一環だろうか」と不審顔。
●金精山(2-1)
きのう徹夜明けで稽古を強行したせいで、体力を消耗してしまったらしい。けさは「見事に何も起きず、見事に負け」とがっくり。外野からは「もうすこしペース配分を覚えれば……」と残念がる声も聞かれるが、そんなこざかしい真似は金精山には似合わない。全力で走って前のめりに倒れるという生き方は、いかにも金精山らしくて、むしろ清々しい。
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