○毛呂乃(15-0)
全勝優勝の懸かる千秋楽、「キッズキャッスルの宴から一夜あけて、千秋楽のけさはどのような勃起になったでしょうか?」と水を向けられると「宴言うな!」と一喝。元横綱・雲虎の一本糞親方の解説によれば、「宴ってのは、女という字が入ってますからね。ムスコ祭りを宴と表現するのは間違っているかもしれませんね」とのことで、男へのこだわりを見せる毛呂乃にとって、ここは大事だったようだ。千秋楽、最後の一番は「たしかに暑いんで、すぐ、ダグダでさ」。ダグダはケルト神話、ダーナ神族の最高神で、髭を生やした大男の姿で描かれる。いかにも毛呂乃好みのダグダを最後のオカズに、きょうも見事に立ちあがり、非の打ち所のない全勝優勝。派手な相撲が少ないぶん、簡単に勝てる、という力のほどを示したようにみえる名古屋場所、生まれ月はやっぱり強く1年ぶりの全勝優勝。
○金精山(12-3)
きのう毛呂乃が主催したキッズキャッスルの宴に、金精山もこっそり参加していたらしい。「久しぶりに毛呂乃関とくんずほぐれつの激しい稽古。やはり毛呂乃関が一番イイ! 師匠のデカいまらに俺のまらも勃起全開。男同士で子作りしまくり。もうこのまらがあれば何もいらない! というわけで当然白星。今場所一番の出来!」と毛呂乃からパワーをもらって快勝。横綱になってからも兄弟子の下で稽古をつけてもらう力士といえば、大相撲では千代の富士に稽古をつけてもらって強くなった北勝海(現・八角理事長)が思い出される。北勝海も金精山も『猛稽古』が代名詞。稽古で鍛えた強靭な下半身をベースに、着実にコツコツと白星を重ねていくというスタイル。考えれば考えるほど両者は似ているような気がする。
○玉椿(6-9)
「酒飲んで夜更かししたのに勝ってたよ。不思議だねえ」と首をかしげる玉椿。「きのうは、きゅうりをたくさん食べたんだけどさ、ググってみたらきゅうりにはシトルリンっていう勃起に効く成分が入ってるらしいんだ。そのおかげかもしれないね」 今場所は負け越しで終わってしまったが、6勝9敗という成績については「こんなもんだろ」と気に留めていない様子。すこしは反省しろ。