― きょうは玉椿関に名古屋場所を振り返っていただきましょうか。
(玉椿) 「きょうも暑いね。夏本番だね」
― きょうは東京オリンピックの開会式。名古屋場所はオリンピックと日程が被らないようにするため、例年より1週間ほどスケジュールが早くなっていました。そのあたりについて影響はありましたか?
(玉椿) 「実際の名古屋場所は場所前半は梅雨空、後半に入って暑くなってきた感じだったけど、例年どおりならばきょうが十三日目。序盤戦から夏全開だったんだよな」
ー そうなりますね。
(玉椿) 「わしは涼しいほうが好きだから、日程を前倒ししてもらったほうがやりやすかったけど、暑いのが好きな金精山あたりには逆風だったかもしれんね」
― なるほど。たしかに金精山関はとくに序盤戦はぴりっとしない相撲が多かったような気がします。
(玉椿) 「あれ、じめじめした天気のせいだよ」
― いっぽう、毛呂乃関は天候を気にせず、毎日勃起を繰り返していました。さすがの強さといった感じです。
(玉椿) 「そうか? わしには毛呂乃本来の相撲には見えなかったな。調子が悪いからこそ、うっかり全勝優勝しちまったように見えるぜ」
― そういうものですか? 言ってることがよくわからないのですが。
(玉椿) 「ふだんの毛呂乃ならつい羽目を外しすぎて、不戦敗だの反則負けだので星を落としてたろ。それに比べて今場所はおとなしすぎたよ。ルールの範囲内で勃起してただけ、みたいなさ」
― たしかに破天荒なわけのわからない相撲は少なかったような気がしますね。優等生的な相撲が多かったというか。
(玉椿) 「だろ? 毛呂乃も調子はよくなかっんだよ」
― ぱっとしない場所だったということですが、よかった点はありますか?
(玉椿) 「巨砲さんは期待通りの成長曲線を描いているね」
― たしかにスケールの大きさを感じさせる将来有望な若手といった感じですね。
(玉椿) 「かれは結果報告の文章がうまいから、こっちも記事を書いてて楽しいんだ。あとさ、Gmailがかれのメールを迷惑メールに振り分けたがっているのもいいね」
― そういえば、それで記事のアップが遅れてましたね。
(玉椿) 「あのあと、迷惑メールにならないように設定したんだよ。それ以来、巨砲さんのメールには『あなたが作成したフィルタにより、このメッセージは [迷惑メール] に振り分けられませんでした』って警告文がつくようになった」
― Gmailさんはどうしても巨砲さんのメールを迷惑メールにしたいみたいですね。
(玉椿) 「巨砲さん、どっかでなにかやらかしてるのかもしれんね。ほら、相撲ぶりもさ睡眠薬のんでみたりして闇みたいなものを感じるだろ。一般社会ではそういうのは不利になるんだろうけど、ここはまらずもう界だからね。むしろ期待値がどんどんましていくね」
― どんな力士になっていくのか、ほんとに楽しみですね。
(玉椿) 「たのしみだ」