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金精山の大関昇進は見送りへ

2018-05-28 10:00:00 | 協会からのおしらせ

 

 きのう、千秋楽の相撲が終わった直後に、審判部の会議が開かれました。会議では金精山の大関昇進について話し合われましたが、「いったん見送り、七月場所を大関とりの場所にする」という結論になりました。

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・金精山関のコメント

 大関昇進と周囲は騒いでおりましたが、自分自身はまらずもうと猛稽古に喜びを見出しており、一日も長くまらずもうの土俵に立てることの方が重大です。これからも毛呂乃関の尻を追いかけつつ、前に回って、まら同士で相撲も取り組みたいと思っております。

 

・大黒柱事業部長のコメント

 序盤で2つ星を落としたのは痛いが、終盤で盛り返し12勝はみごと。9勝、13勝、12勝で計34勝、一般に言われている「計33勝」という「目安」は満たしているとは言える。千秋楽の相撲も勝負にかける気迫が溢れていた。しかし起点の場所が1ケタという点、3場所続けて2ケタ勝ったことはまだない、という点から、協会内で慎重論もあるというのも事実。自身も「大関昇進なんか関係ない」とすがすがしい相撲を取っており、「運よくギリギリ大関に上がった」というような見方をされるのは望ましくないのではないか。これがラストチャンスでこれ以上の伸びしろが期待できないというわけではなく、もっと上を目指せる力士だけに、微妙な上がり方ではなく、誰からも納得される上がり方をしてほしい。来場所も2ケタ勝って、協会の慎重論派もひれ伏させる形で大関に上がってほしい。いったん昇進見送りという裁定で来場所につないでもらうが、きっと来場所は協会が金精山に頭を下げて大関昇進を伝えにいくことになるだろう。

 

・玉椿広報部長のコメント

 内容も勝ち星も、これで昇進したってぜんぜんおかしくはないんだよ。まらずもうに対する真摯な姿勢もポイント高いしね。ただ、審判部としても理事会としても、金精山の将来性を高く買ってるからさ、甘めの基準で昇進させて稀勢の里みたいになるより、厳しい基準で苦労してもらって貴乃花みたいになってほしい、って判断だね。あんまり厳しいと若の里みたいになりかねないから難しいところだけど、まあ金精山ならいずれ昇進してくれると信じての一場所見送りだね。ひとつだけ欲をいえばさ、師匠・毛呂乃の尻を追うだけじゃない、金精山独自の境地をめざしてほしいかな。

 

 

 

コメント
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