騒動の渦中で始まる大相撲、相撲ファンの方々からは「いつものような気分で相撲が観られない」という声も聞かれる。そんな方々にこそお勧めしたいのがまらずもう。
まらずもう初場所は、不祥事なし、いつもどおりのクリーンな開催。いつもどおり、毛呂乃理事長の勃起が見られること請け合いだ。
大相撲の理事長は、巡業部長だった理事1名を解任したが、まらずもうの理事長・毛呂乃は1人どころでなく、何人でも懐妊させそうな勢い。また、大相撲の行司最高位の伊之助が若い行事にキス・胸を触るなどのセクハラ行為の疑いと報じられたが、まらずもうの最高位・毛呂乃だったらそんなところで止めたりしない。その先、どこまでもいくのが毛呂乃。とくに初場所は滅法強く、力士生活最初の初場所となる平成23年、全勝で初優勝を果たしたのを皮切りに皮を剥き続け、常に14勝以上、勝率.924、平均14.6勝という驚異的な成績を収めている。いつも通りの絶対的な強さを、まらずもうなら味わえる。
毛呂乃一強となったらそれはそれで面白みに欠けるが、今場所の幕内力士は粒ぞろいと見ることもできる。対抗大関、カド番の玉椿にも初場所は期待が持てる。昨年は2度優勝、2度負け越しとめまぐるしい一年で、節目となる10度目のカド番で迎える今場所だが、無気力大関もMっ気ゆえか、尻に火をつけられると勃つらしくカド番には強い。最近4場所のカド番成績は何と58勝2敗の好成績で優勝2回。これは毛呂乃の初場所最近4場所での成績と全くの互角である。初場所に強い毛呂乃とカド番に強い玉椿という構図のはっきりした場所になる。
さらにひさびさの新三役誕生となった金精山。先場所は平幕ながら12勝を挙げ、小結を飛び越して一気に関脇での新三役となった。小結を飛び越しての新三役は、ちょうど金精山が目標とする毛呂乃以来で、「入幕から3場所で、小結未経験で一気に関脇に」という昇進ペースは完全に毛呂乃と一致。先場所平幕ながら、審判部からは先場所から大関昇進の起点とするという見解が示されており、今場所が大関とりの足固めとなる。入幕以来成績を伸ばしており、今場所一気に優勝ということもありうる。入幕後、毛呂乃と同じ道を歩んでいるが、毛呂乃の初優勝の地位も、関脇だった。新三役で初優勝、というのもない話ではない。
毛呂乃一強とは言い切れず、カド番に限っては毛呂乃と全く互角の玉椿、入幕語の歩みが毛呂乃とまったく互角の金精山の三つ巴の土俵が展開されることになりそうだ。毛呂乃クラスが3人そろった白熱した土俵が期待できる。
連勝・連敗という観点からは、幕下陥落の蒼狼が9連敗中。まらずもう記録の14連敗に挑戦となる。ここのところ報告も滞りがちだが、幕下であれば8日は報告しないで済む地位なので、なんとか出場・報告し、記録を伸ばしてほしい。勝って記録が止まるなら致し方ないが、休場で記録が止まるような興ざめなことは避けたいところ。
一方、連勝となると・・・。毛呂乃が連勝を続けているイメージが強いが、先場所千秋楽に不戦敗を記録しており、現在幕内で最多連勝は玉椿、金精山が並んでの「2」。連勝という観点からは毛呂乃はビハインドを負ってのスタートとなる。
大相撲での白鵬の衰えほど顕著ではないものの、最近の取組には穴も見られるようになってきた毛呂乃。今場所に限っては毛呂乃とて簡単に独走はできないかもしれず、混戦が予想される。
平成の節目、平成30年のまらずもう初場所はいよいよ明日初日。大相撲では天覧相撲が中止となったそうで、まらずもう協会では宮内庁から観戦の希望が入ったらすぐに対応できるよう、万全の準備をして初日を待っている。