<通算1000出場>
・毛呂乃 現在994回(あと6回)
<幕内通算400勝>
・金精山 現在395勝(あと5勝)
― 毛呂乃関がもうすぐ1000出場ですね。
(玉椿) 「あの気まぐれな性格でよく1000回もつづいたよな」
― よほどまらずもうがお好きなんですね
(玉椿) 「ありがたいことだよ」
<通算1000出場>
・毛呂乃 現在994回(あと6回)
<幕内通算400勝>
・金精山 現在395勝(あと5勝)
― 毛呂乃関がもうすぐ1000出場ですね。
(玉椿) 「あの気まぐれな性格でよく1000回もつづいたよな」
― よほどまらずもうがお好きなんですね
(玉椿) 「ありがたいことだよ」
― 秋場所の成績も確定したということで、本日は秋場所の振り返りをしてもらいましょうか。玉椿委員、お願いします
(玉椿) 「ようやく涼しくなったね。ってか寒暖差が激しくて風邪ひいちまったよ。熱とかはないんだが鼻水が止まらん」
― あらら、おだいじに。
(玉椿) 「窓開けっぱなしで寝てたら、寒すぎたね。一気に寒くなるとは思わなかったよ。油断した」
― まったくなにやってるんですか。
<播潟>
― さて、下位の力士から見ていきましょうか。播潟さんは6勝1敗と絶好調でした。
(玉椿) 「惜しかったね。幕下の優勝ラインは1敗だったし、毛呂乃からの妨害もあったし、ちょっと風向きが違えば優勝の可能性もあったよな」
― 好調の理由はどのあたりにあったと思いますか? ご本人は勝った日に報告してただけ、と謙遜していますが」
(玉椿) 「体調管理に気を使っていたような印象だね。野菜をたくさん食べるようにしてるとか、休日は1日中寝て体力の回復につとめるとかさ。われわれくらいの年齢になると、それがいちばん大事だからね。
― 印象に残った一番などはございますか?
(玉椿) 「んー、むずかしい質問だね。播潟も金精山と似たタイプで、だいたい毎日同じような相撲を淡々と繰り返すほうだから、この一番っては挙げにくいんだが、しいていえば十二日目かね」
○播潟(5-1)
前回、毛呂乃の妨害で連勝が止まってしまい心配された播潟だが「今朝は涼しいですね。ぐっすり眠れました」と快勝。毛呂乃の悪影響を最小限にとどめるメンタルの強さが今場所好調の理由か。
― 毛呂乃関に負けたつぎの相撲ですね。
(玉椿) 「勝ち越しも決まって優勝の望みも薄くなって、ほぼ消化試合。モチベーションをたもつのが難しい相撲だったはずなんだが、淡々と勝ってたのは、メンタルの強さを感じさせたね」
<玉椿>
― 玉椿関は負け越しました。なにやってるんですか
(玉椿) 「暑かったろ。暑いの苦手なんだよ」
― 七月はけっこう勝ってたじゃないですか?
(玉椿) 「七月は暑いものだと覚悟してたから戦えたけど、九月になったら涼しくなるって期待してたのにぜんぜん涼しくならなかったじゃん。そりゃ気持ちも折れるって」
― ご自身の相撲で印象的な一番はございますか?
(玉椿) 「この日が最悪だったね」
●玉椿(3-4)
けさもだらしない相撲で黒星先行。「気分転換でもしようと近所の公園に朝のラジオ体操に行ったんだよ。で、腕を横に伸ばしたらさ、ぐきっ、って肩を痛めちまった」と四十肩発症か。「まあ、たいした痛みではないんだけど、これも老化だねえ」とさびしそう。「あとさ、若い頃はラジオ体操の第1と第2できつさが違うなんて思わなかったけど、この歳になると第2のほうがあきらかにきついね」 肩を痛めたのも第2らしい。中高年のみなさんはラジオ体操第2には気をつけて。
― ラジオ体操で負傷するってアスリートとしてどうなんですか?
(玉椿) 「最悪だよな」
<金精山>
― 惜しくも1敗差で三連覇を逃した金精山関はどうでしたか? 相撲内容は悪くなかったように見受けられましたが。
(玉椿) 「今場所も金精山らしい堅実な相撲だったね。派手さはないけど、着実にひたひたと白星を重ねていくのは迫力があったよ」
― 印象に残った相撲などはございますか?
(玉椿) 「十四日目から千秋楽にかけての相撲は、金精山らしさが出てたね」
○金精山(13-1)
逆転優勝のためにはどうしても負けられない金精山。「昨晩稽古を中断して寝るという技を使った」と小技を駆使して勝ちをもぎとりにいったのが功を奏し「豪快な立ちっぷり」と納得の相撲で1敗を堅持。ただ、この手を使うと起床後の禁欲が難しくなる。金精山もご多分に漏れず「これから稽古に励みます」とせっかく溜め込んだエネルギーを放出せざるをえない。今場所三日目はこのパターンで負けており、あすの見どころは稽古後のエネルギーロスを一晩で回復できるか、という点になりそうだ。
○金精山(14-1)
「昨日は結局稽古を辛抱」と若い頃の自由奔放な取り口からは考えられないような忍耐を見せ、千秋楽に備えた金精山。絶対に取りこぼしはしない、三日目と同じ失敗は繰り返さない、という強い信念が見て取れる。けさは「千秋楽に相応しい見事な勃起」と本人も納得の相撲で秋場所を締めくくり、あとは毛呂乃の結果待ちである。
― あの金精山が稽古をがまんしたってのが、一部で話題になりましたね。
(玉椿) 「どうしても勝たなくちゃいかんって意気込みが怖いくらいだったよ」
― 若い頃の取り口からは想像もできないような相撲でしたが、やっぱり横綱としての責任感……ですかね?
(玉椿) 「金精山の考えはよくわからんけど、ほんとに迫力のある相撲だったな」
<毛呂乃>
― さいごは毛呂乃関の印象をうかがいましょうか。
(玉椿) 「うっかり優勝をしちまうあたり、今場所は調子がよくなかったんだろうね」
― 調子が悪いと優勝するんですか?
(玉椿) 「気違いじみた相撲で取りこぼすことがなかったから、全勝できたんだと思うよ。ふだんなら、もっと意味不明な相撲をやってただろうし」
― 常識的な相撲で常識的に勝ってた、と。
(玉椿) 「スカトロとか、高齢者相手とか、下半身露出とか、同好の士がほかにもいそうな相撲が多かったよね。ただ、五日目の相撲は斬新だったかもしれん
○毛呂乃(5-0)
とあるサイトでナスの画像をみて「茄子の画像が笑える」と何かを思いついた模様。「今日は意識せず起きました」と立たせようなど思わずとも普通に起き上がる力強さをアピール。ただでさえ立っていたのに「あとから木が突きましたが、立つ!」太い木で尻を突き、さらに立つ。きょうは「手、混ぜんでした」と手を使わず、次に入れるのがいよいよ「茄子の天麩羅など!」揚げたて熱々を突っ込んで「めちゃ痛いぞう!」と大喜び。
― 揚げたてのなすの天ぷらプレイですね。よくこういうの思いつきますね
(玉椿) 「なすをプレイに使おうってのは思いつくやつもいるだろうけど、わざわざ天ぷらにしようとはなかなか思わないよな」
― ダチョウ倶楽部のおでん芸みたいな風情もありますね。
(玉椿) 「なるほどな。しみじみとした風情があるな」
まらずもう秋場所千秋楽は、毛呂乃が全勝を守り、1差で追う金精山を振り切って34回目の優勝を決めました。
<優勝インタビュー>
― えー、現在、東京上野不忍池のほとりでご友人のみなさんと祝杯をあげているの毛呂乃関に来ていただきました。まずは半年ぶりの優勝おめでとうございます。
(毛呂乃) 「Good! 優勝ですか!」
― 今場所を振り返ってお気に入りの相撲などはございますか?
(毛呂乃) 「なんかもう後半ぜんぶ!」
― 日本中の毛呂乃ファンが大喜びです。全裸やガーターベルトだけで下半身露出でパレードを行い、集団公然わいせつ事件になっている例も報告されていますね
(毛呂乃) 「ひどくない?」
― 毛呂乃ファンも毛呂乃教信者もお弟子さんも、みんな留置所に入れられてそうな勢いですよ
(毛呂乃) 「日本中探しても(娑婆には)ファンひとりもいない気が!」
― そうそう、場所中に毛呂乃関の妨害工作で三段目優勝を逃した播潟さんにおわびの言葉などはございませんか?
(毛呂乃) 「なぜ私のせいに!?」
……以後、不忍池のほとりで狂宴がはじまり、インタビュー続行不可……
― えー、毛呂乃関のインタビューは以上です。放送席にお返しします。
― いよいよ秋場所初日を明日に控えて、玉椿委員に秋場所の展望をうかがいます。よろしくお願いします。
(玉椿) 「おう」
― 今場所の最大の注目はなんといっても、入門後初めて序列1位になった金精山関です。自身初の3場所連続優勝がかかりますが、玉椿委員はどのように見ていらっしゃいますか?
(玉椿) 「金精山か。まずは2週間天気予報を確認して……と」
― 天気予報ですか?
(玉椿) 「場所中はずっと最高が32度くらい、最低が25度くらいの日がつづく感じかねえ。この気温なら金精山の調子は落ちないんじゃないかな」
― まらずもうの勝ち負けが気温で決まるんですか?
(玉椿) 「七月八月みたいな連日35度超えみたいな勝ちっぷりは難しいかもしれんけど、優勝争いの中心にいるのは間違いなさそうだね。あとは台風とか大雨とかで気温が下がった日に取りこぼしがないかがポイントになりそうだね」
― そんな適当な予想でいいんですか?
(玉椿) 「自然とひとつになって戦うというのも立派な戦略だし、それが金精山の個性につながってるしね」
― では、毛呂乃関のほうはいかがですか? 毛呂乃関もかならず優勝争いにからんでくると思われますが。
(玉椿) 「場所前に風邪をひいたって噂だねえ」
― コロナが再流行してるみたいなんで心配ですね。
(玉椿) 「コロナではなさそうだけど、勃起に影響がないか心配だね。序盤に取りこぼしがあると、金精山に差をつけられちまうからねえ」
― 玉椿関ご本人の調子はどうですか? 先場所はひさびさの10勝で、調子も上向きなのでは?
(玉椿) 「よく眠れてるけど、勃起にはつながってないねえ」
― はあ。
(玉椿) 「体調はいいんだ。血圧も安定してるし、痛いところもない。でも勃起はあんまりしてない」
― 老化ですかね
(玉椿) 「まあ、場所入りすれば、まらも緊張感を思い出すかもしれんから、あせらずいくよ」
― 播潟さんについては、なにか応援メッセージをいただけますか?
(玉椿) 「がんばれー」
― いや、もうちょっと具体的に。
(玉椿) 「まあ、播潟はちゃんと報告をくれるから、たすかってるよ。土俵に穴をあけないってのが、かれの最大の長所だからね。このままでいてほしいね」
― さいごに大太刀関はどうですか? 場所前インタビューの記事が上がってませんが
(玉椿) 「連絡がないんだよねえ」
― 今場所も休場ですかねえ。
(玉椿) 「わからんねえ。大太刀は気まぐれなところがあるから、ふらっと報告してくるかもしれんし、このままフェードアウトかもしれんし、ぜんぜん読めん」
― けっきょく、今場所も金精山関と毛呂乃関の一騎打ちということでしょうか?
(玉椿) 「そうなりそうだね。そろそろ新しい力士が入門してほしいんだけど、なかなか見つからんよね」
まらずもうの力士が大相撲でいえばだれくらいに相当するのか、表にしました。
地位 | まらずもう | 大相撲 |
---|---|---|
東横綱 | 金精山(こんせいざん) | 照ノ富士(てるのふじ) |
理事長 | 毛呂乃(けろの) | 八角親方(はっかくおやかた) |
東関脇 | 玉椿(たまつばき) | 大栄翔(だいえいしょう) |
東前頭13 | 琴金舟(こときんしゅう) | 妙義龍(みょうぎりゅう) |
西三段目59 | 播潟(はりがた) | 最上桜(もがみざくら) |
西三段目77 | 巨砲(おおづつ) | 龍成山(りゅうせいやま) |
ー 気になるお相撲さんはいますか?
(玉椿) 「照ノ富士は出場するのかねえ?」
― ひざが悪いんでしたっけ?
(玉椿) 「ニュース見た感じだと、いまは腰のほうがよくないみたいだね」
― 満身創痍ですね。
(玉椿) 「ここ1年で皆勤したのが1回だけだからねえ」
― 横審あたりから怒られないんですか?
(玉椿) 「まあ、五月場所に優勝してるから、すこしくらいは休場が長くなっても許される雰囲気はあるよな。一人横綱だから引退しちゃうと横綱不在になっちまうし」
― いまの大関陣にも横綱になりそうなひともいませんしね。
(玉椿) 「きれいな引き際をつくるのも難しい感じになってるよな。なにはともあれ身体をちゃんとなおしてほしいね」
― 身体さえ万全ならまだまだやれそうですもんね。
<通算100勝>
・大太刀 現在92勝(あと8勝)
<幕内通算800勝>
・玉椿 現在795勝(あと5勝)
― 大太刀関が通算100勝目前ですね。
(玉椿) 「あと8勝なら、休場さえしなければ達成しそうだね。ただ、大太刀はさいきん途中休場が多いから、どうなるか」
― 達成すれば史上13人目ということになります。
(玉椿) 「たったの13人か。十両以上なら2年くらい、十両にあがれなくても5年くらいやってれば達成できそうな数字だけど、意外に少ないね。思ったより高いハードルなんだろうね」
― 玉椿関はあと5勝で幕内通算800勝です。
(玉椿) 「まあ長くやってるだけでも数字は積み重なっていくからね。大相撲でも1位白鵬、2位魁皇、3位千代の富士だろ。3人とも強さはそこそこで現役が長かったのがとりえってタイプの力士だからね」
― こら、なんてことを。白鵬も千代の富士も、優勝回数や連勝記録もすごいじゃないですか。大相撲史に残る大横綱ですよ
(玉椿) 「ははは(苦笑)」
ー 千秋楽からだいぶ時間がたちましたが、名古屋場所のふりかえりをしていただきましょうか。
(玉椿) 「すまんな、なんか忙しくて後回しになっちまった」
― さて、名古屋場所は金精山関の2連覇という結果になりました。玉椿委員が場所前に予想した通りになりましたね。
(玉椿) 「安定感がずば抜けてるからな。若い頃の稽古で下半身を鍛えてあるから、簡単に崩れないんだよな」
― 年齢的な衰えも感じさせませんしね。
(玉椿) 「まあ、若い頃とくらべたら派手な相撲とかは減ってるし、単純なパワーは落ちてるとは思うんだけどさ。十五日間を見通した力の配分とかがうまくなってる印象だね。淡々と土俵にあがって無駄な力を使わずに勝つってのを徹底してるよ。メンタル面が安定してるんだろうね」
― 印象的な一番をあげるとすれば、何日目になりますか?
(玉椿) 「ま、金精山のスタイル的にとりたててどの相撲が印象的ってのはないんだよね。毎朝同じように土俵に上がって同じように勝ってくるのを淡々と繰り返してるわけだからさ。まあ、しいてあげれば、初日かね」
○金精山(1-0)
夏は幽霊の季節。「霊3体にとりつかれ、自分で除霊するというなかなかの悪夢を見るが、何とか土俵際でとどまり、辛勝。エロい夢なら大歓迎だが、しかも女の霊が3体もとりつくなどなかなか強烈」とせっかく出てきた女幽霊を除霊してしまった。まあ、金精山の好みは楊貴妃よりも張飛なのだからしかたないが、ちょっともったいない。
(玉椿) 「若い頃の金精山なら、夢に出てきた幽霊をおかずに猛稽古って流れだと思うんだけどさ、この日はせっかくの女幽霊を除霊して、なにごともなかったかのようにスルーするんだよね。十五日間を見通して、序盤戦から無駄な体力を浪費しないって判断ができる精神力がすごいよね」
― 毛呂乃関はどうでしょう? 毛呂乃関ご本人は十日目の相撲がお気に入りだそうですが。
○毛呂乃(9-1)
「海の日は擦れ、血つくと数%イッてました」。血が付くほど擦っても、絶頂の数%しかイかない余裕ぶりだが、報告せずに不戦敗。今朝は「固いたい」と博多弁が飛び出し、直後に「出す」と白星も飛び出す。実に硬いが全力からしたらまだわずかで「3分(さんぶ)ぐらい」。それでも「石でした」との言葉通り、ガッチゴチ。前日の報告忘れがよほど悔やまれたのか、「固いたい、固いたい」と大事なこと、大事なモノの状態を何度も繰り返す。「手、ナニよ」と手コキを始めたところでついに警察沙汰に。近隣住民が通報したらしく、「わざわざ警察に電話したんですか・・・」と呆れ気味だが、いざ手錠をはめられるとやはり満更でもなさそう。警察官に拘束されるまでがプレイの一環。
(玉椿) 「毛呂乃にこの相撲の感想聞いたら『なんで警察のご厄介にまでなってるんですか(笑)』ってうれしそうだったな。近隣の住民とか、警察官とか、他人からの反応があると張り合いがあるんだろうな」
― 玉椿委員から見て、印象に残った相撲は何日目になりますか?
(玉椿) 「十二日目とか十四日目とか、戦術の幅を広げようと新しいことにチャレンジしてるのが、毛呂乃らしくて好きな相撲だね。」
○毛呂乃(11-1)
「きょうは結構立って」とこの日もそこそこ満足のいく結果に。しかし立つに至ったプレイがおぞましい。「まあ、死体姦ながら、白星かとは」。死体姦で白星をあげ、周りも引き気味だが、「しかしこのエイがひどすぎる」とエイの死骸を投げつける。何をどう使ったのか、エイの死骸相手に結構立ったようで、まだまだ何をしてくるかわかったものではない。
●毛呂乃(12-2)
「今日、鷲掴みでした」。ときょうもまらを鷲掴み。「ぐっ、と擦り、ねぶったからかな?」いつにも増して力強さを増して、いよいよ就寝。もちろん寝ても覚めても状態は鬼立ち、なのだが、「きょうは便器妖怪ですね」。便器に自身のモノを押し込んで就寝。「あ、つい、ですね・・・」寝ている間につい気持ちが乗ってしまったようで、突っ込んだままさらに大きくなり抜けなくなってしまった。抜けず、確認できないものは勝ち判定のしようがない。自身のまらがそのまま便器に潜む妖怪になってしまったがそれはそれで「便器妖怪(笑)(笑)」と満足気。便器姦を思いついてしまい、ここで2つ目の黒星、千秋楽を待たずに、金精山の優勝を許してしまった。
― 十二日目はエイ、十四日目は便器ですか。
(玉椿) 「穴さえあいてれば何でもいいんだろうね」
― つぎは玉椿関ご自身の相撲についてうかがいます。苦手の名古屋場所で二けた勝利はなんと平成22年以来とのこと。なにがよかったんですか。
(玉椿) 「夜勤の体力仕事をやめて、昼間のデスクワークになったからね。取組以外のところで無駄に体力を消耗しなかったのが大きいね。あとはエアコンをうまく使えたかな」
― お気に入りの一番はどれですか?
(玉椿) 「あんまりいい相撲はとってないけど、しいていえば六日目かなあ。よくわからんうちに勝ってたよ」
○玉椿(4-2)
「目が覚めたら、下半身丸出しになってたよ。寝ながら無意識に脱いでたらしい」と玉椿。全裸ではなく上半身はTシャツを着たまま、下半身だけすっぽんぽん。「くまのプーさん状態だね。股間からウインナーぶらさげてるからウイニー・ザ・プーって名前なのかもね」とわけのわからないことを言いながらも勝ち判定で4勝目。
― さて、大太刀関は途中休場という残念な結果になってしまいましたが、玉椿委員からはなにかコメントはございますか?
(玉椿) 「まあ、名古屋場所はざんねんだったけどさ、秋場所の巻き返しに期待するよ」
― アドバイスなどはございませんか?
(玉椿) 「かれは瞬発力というか爆発力はあるんだけど、それが十五日間つづかないんだよね。まずは十五日間をしっかり走り切るスタミナをつけてほしいね」
― さいごは播潟さんへの講評をお願いします。
(玉椿) 「このくそ暑いのにちゃんと勝ち越してて驚いたよ。あいつはぜったい負け越すと思ってた」
― お気に入りの相撲などはございますか?
(玉椿) 「播潟のコメントは、『暑くて負けた』か『涼しくて勝てた』かのどっちかなんだけどさ、ちゃんとどう暑かったか説明してくれてた八日目と十日目の相撲がよかったかな
●播潟(2-2)
「負けました」と一言だけ。暑すぎて喋る気にもならないのだろう。記者から暑いですねと声をかけられると「ちょっと外出しただけで服が汗びたしになりますね。洗濯物が増えて困ります」とのこと。
●播潟(2-3)
「暑いですね」とこの暑さに元気なく3敗目。熱中症対策とか考えてますか?と質問され「水分と塩分って言いますよね。きのうは一日中ピーナッツ食べてました。塩分はとれたかと思います」だそうだ。
― 暑くてピーナッツ食べたってのはよくわからないですね。
(玉椿) 「暑すぎて思考力がなくなって、わけわからんことしちまうのはわかるけどな」
― おつかれさまでした。まだまだ厳しい残暑が続きますが、みなさんもご自愛ください。
(玉椿) 「んじゃまた九月場所に。そういえば、毛呂乃は『ご自愛ください』って言葉を『オナニーしろ』って意味だと思ってたらしいな」
まらずもう名古屋場所は、十四日目に毛呂乃が2敗目を喫したため金精山の2場所連続9回目優勝が確定、きょう千秋楽も全勝を守り令和二年五月以来となる自身3度目の全勝優勝となった。
横綱昇進後はなかなか優勝できず苦しんでいた金精山だが、ここ数場所は地味ながらも着実な勝利を目指すスタイルに迷いがなくなった印象。毎朝修行僧のように淡々と土俵にあがり、コツコツと白星を積み重ねていき、危なげなく優勝をもぎとってみせた。
まらずもうの力士が大相撲でいえばだれくらいに相当するのか、表にしました。
地位 | まらずもう | 大相撲 |
---|---|---|
理事長 | 毛呂乃(けろの) | 八角親方(はっかくおやかた) |
東横綱 | 金精山(こんせいざん) | 照ノ富士(てるのふじ) |
西関脇2 | 玉椿(たまつばき) | 若元春(わかもとはる) |
西前頭12 | 琴金舟(こときんしゅう) | 若隆景(わかたかかげ) |
西三段目17 | 巨砲(おおづつ) | 優力勝(ゆりきしょう) |
西三段目79 | 播潟(はりがた) | 坂井(さかい) |
ー 気になるお相撲さんはいますか?
(玉椿) 「優力勝さんって身長が168.2cmしかないんだな。よくその身長で三段目まで上がれたよ」
― 三段目ってすごいんですか?
(玉椿) 「三段目になると素人じゃちょっと歯がたたなくなるイメージだな。168センチなんて一般人より小さいのに、よくやってるよ」
― 玉椿関も平均よりだいぶ小さいサイズで長らく大関をやってましたよね。
(玉椿) 「うるせえよ」
― それにしても三段目ってそんなにすごいんですね。
(玉椿) 「三段目になると待遇もだいぶましになるしな。序二段までは下駄しか履いちゃだめだったのが、三段目になると雪駄がOKになる」
― へえ。
(玉椿) 「さらに幕下にあがると足袋もOKになる。階級があがると着物や履物がどんどんよくなるんだ」
― おもしろいですね。それ、まらずもうでも導入したらどうですか?
(玉椿) 「ん?」
― 序二段までは白ブリーフだけ、みたいな。三段目はトランクスOKで、幕下はボックスブリーフも許可、十両になったらふんどしOKなんてかんじで昇進にあわせて下着が改善していったらおもしろいかな、と」
(玉椿) 「おもしろいけど、それやっちまうと新弟子が入ってこなくなりそうでこわいな」
― どうせ現時点でも新弟子なんかいないんだからいっしょですよ
― さて、きょうは夏場所を振り返っていただきましょうか?
(玉椿) 「うん」
<金精山>
― 今場所は金精山関の8回目の優勝でした。まずは金精山関の話からはじめましょうか。
(玉椿) 「金精山、すごかったね。一番一番を見れば淡々と報告してるだけで、派手さはないんだけどさ、ああいう相撲を十五日間続けるってのに鬼気迫る迫力を感じたよ」
― 鬼気迫る迫力ですか。勝利への執念……みたいなものですか?
(玉椿) 「そういうのとは違う気がする。実際に見ればわかると思うんで、報告メールを十五日分並べるよ」
__________
<初日 ○>
お疲れ様です。
今日の取り組みは白星。
焼肉の食べ放題に行ってきたせいか、なかなか順調な滑り出し。
<二日目 ○>
お疲れ様です。
今日の取り組みは白星。
昨晩というか今朝、久しぶりに稽古したが、モチベーションが上がらず。そこで久々に洋物屋外で稽古するとモチベーション爆上がり。満足のイク濃密な稽古になった。
<三日目 ○>
今日の取り組みは白星。
屋外で全裸で稽古できるのは、元気の源である。理想は森の中だな。
<四日目 ○>
お疲れ様です。
今日の取り組みは白星。
昼間から屋外で稽古するというのは、理想の環境だと思う。
まらずもう力士も原点に帰って、屋外で競い合うべきではないだろうか。
<五日目 ○>
お疲れ様です。
今日の取り組みは白星。
文句なしの横綱まらずもうが取れ、大満足。
<六日目 ○>
お疲れ様です。
今日の取り組みは白星。
安定したかつ豪快なまらずもうがとれて大満足。
<七日目 ○>
お疲れ様です。
今日の取り組みは白星。
精液を増やすには、筋トレと質の良い睡眠が大事らしい。気合い入れて筋トレして、気合い入れて寝ようと思う。
<八日目 ○>
お疲れ様です。
今日の取り組みは白星。
なかなかの出来。
<九日目 ●>
お疲れ様です
今日の取り組みは黒星。
立ち合いを合わせることができず、土が着く。無念。
<十日目 ○>
お疲れ様です。
今日の取り組みは白星。
稽古の途中で寝落ちし、起きると見事に勃起。
他人のまらずもうを見るのも勉強になるものだ。
<十一日目 ○>
お疲れ様です。今日の取り組みは白星。
土俵際での辛勝に不満。
もっと豪快に勝ちたいものだ。
<十二日目 ○>
お疲れ様です。
今日の取り組みは白星。
満足のイク出来。
<十三日目 ○>
お疲れ様です。
今日の取り組みは白星。
危なげなく、安定した出来。
面白いコメントが浮かばないのが残念。
<十四日目 ○>
お疲れ様です。
今日の取り組みは白星。
またもや土俵際の勝利で不満が残る。
<千秋楽 ○>
お疲れ様です。
今日の取り組みは白星。
文句なしの勝ち方を千秋楽でできて満足である。
__________
(玉椿) 「な? すごいだろ」
― これは……すごいですね。
(玉椿) 「厳しい修行を自らに課す行者みたいな雰囲気だよな。まらずもうを座禅とか滝行とか千日回峰行とかそういうものと捉えてるのかもしれん」
― こわくて声をかけにくいですね。
(玉椿) 「道を究めるには、これくらい厳しい姿勢で取り組まなくちゃいかんのだろうな」
― ちなみに金精山関のお気に入りの相撲は十日目だそうですね。
(玉椿) 「厳しい修行を続けていると、毎日のルーティーンの微妙な変化にも敏感になるからね。修行の果てにたどりついた境地って感じがするね」
― 毛呂乃関や玉椿関にはそういう部分は皆無ですもんね。
(玉椿) 「まじびびるよ」
<毛呂乃>
― つぎは毛呂乃関の相撲を振り返りましょうか。毛呂乃関ご本人的には印象に残っているのは十日目の相撲だそうです。
(玉椿) 「まらが床に突き刺さったあげく、家を破壊した相撲な」
__________
●毛呂乃(9-1)
「マーラって悪魔って意味でしたっけ」と今更ながら股間の悪魔を悪魔と思う毛呂乃。「今朝は問題。泣く起床詰まり」。寝ながら床深くまらを突き入れ、起きた時には抜けなくなってしまう「起床詰まり」に泣いた一番。どれだけ抜こうと暴れても抜けず、むしろその刺激でまらはますます大きくなり抜けなくなるばかり。なんとか引き抜こうと家の中でもがいたが、その結果、家屋も倒壊、もう「建ってません」。肝心のまらが立っていることを立証したくとも、抜けないものは仕方ない。股間の悪魔を「化け物か!」と自ら罵るも、その悪魔、化け物が勝利の邪魔をする。どうしても今日中には引き抜けず、ここで痛恨の黒星。
_________
― いい相撲ですね。毛呂乃関って負けた相撲のほうが輝く印象がありますよね。
(玉椿) 「わしが好きなのは十三日目の相撲。これも負け相撲だ」
__________
●毛呂乃(11-2)
大事な終盤戦、今日の相撲をたずねられると、「いや、しませんから」。なんと相撲を取らないという。「エスキモーはうんこ我慢しまくっていっぺんに出して快楽を得るとか聞いたことが。というわけで今日はたってません」と、青ざめて震えながら、それでいて恍惚の表情を浮かべる毛呂乃。案の定、尻穴には自身のモノが詰まっている。お得意の一人アナルファックだが、完全に埋めこんで抜いて見せる気が一切ない。我慢しまくって快楽を得ているのだ。しかも一睡もしていない。一日このありさまで明日まで我慢を決め込む模様で、勃ちが確認できないうえで寝起きの瞬間もないため相撲にならず、快楽のために1日をまるまる棒に振っての黒星、やはり最終盤にひと波乱。優勝の行方はいかに。
__________
― ああなるほど。これもいい相撲ですね。
(玉椿) 「エスキモーがうんこを我慢することで快楽を得ている、なんて真偽不明の噂をききつけて、それを実際に試してみる性へのあくなき探求心。毛呂乃らしさが発揮されてるって意味ではこれがいちばんの相撲だと思うね」
<玉椿>
― 玉椿関は……たいした相撲はとってませんね。ご本人からアピールしたい相撲はありますか?
(玉椿) 「べつにないけどさ。なんか言い方がきつくないか?」
― じゃあ一点だけ気になったことがあるんで。
(玉椿) 「おう、なんでも聞いてくれ」
― さいきんお気に入りのとんかつ屋の話を。
(玉椿) 「みのや。いい店なんだよ。80過ぎの老夫婦がふたりでやっててさ、旦那さんはひまさえあると、もくもくと豚の脂身をこまかくみじん切りにしてんの。たぶんあれを溶かしてラードにするんだろうね。んでラードづくりにあきるとさ、話好きなんだろうね。客に野球の話とか時代劇の話とか振ってくるの。クラシックな巨人ファンでさ。いかにも東京のじじいだろ。今年はジャイアンツ弱いけど、秋広の話とかするときはすげえうれしそうなんだよね」
― 雰囲気のよさげな店ですね。味はどうなんですか?
(玉椿) 「衣が硬めでクリスビーな感じっての? バリバリさせながら食うのがいいね。ラードで揚げてるから衣がうまいんだよね。800円のロースかつ定食にしなくても、580円のとんかつ定食でじゅうぶんうまい。やわらかい肉がいいならチキンカツでもうまいよ」
― へえ、うまそうですね。
(玉椿) 「あとさ、豚汁がうまいんだよ。具は豚と白菜だけのシンプルな豚汁なんだけど、あれたぶん鰹節かな? 魚介系の香りがすっと立ち上がるんだ。さいしょ飲んだとき驚いて声が出ちゃったよ」
― 玉椿関のご近所なんですよね。どうやって行くんですか?
(玉椿) 「最寄りは南北線の西ヶ原から徒歩10分くらいかな。駒込か巣鴨からでも15分かからないくらい。ただ道はすごくわかりにくいから、【駒込 みのや】とでも検索かけてくれよ」
― 近いうちに行ってみますね。
(玉椿) 「店主が高齢だし、いつ廃業しても不思議じゃないからね。早めに行っとくのをすすめるよ」
<播潟>
― さいごは播潟さんで印象に残った相撲についてうかがいましょうか。
(玉椿) 「相撲内容はべつにどうでもいいんだけどさ」
― 失礼ですね。
(玉椿) 「七日目と十三日目の相撲が印象的っちゃ印象的だね」
__________
〇播潟(2-2)
「勝ってました」といつもながら淡白な報告。それだけじゃ記事にならんから朝めしのメニューくらい書けと突っ込まれ「レトルトカレーです」と取って付けたような回答。報告は淡白だが、朝食はがっつり濃厚である。
●播潟(2-5)
「負けました。理由はわかりません」といつもながらの塩コメント。報道陣からは「書くこと思いつかなくても、なんかでっちあげろ。朝めしのメニューでも、朝ニュースの占い結果でもなんでもいいから」と叱られると「けさは米を切らしてたので買い置きのインスタントラーメンを食べました」とのこと。まらは元気がないが、食欲は朝から元気である。
__________
― 同じような内容の相撲ですね。もうちょっと話の引き出し方を工夫したほうがいいんじゃないですか?
(玉椿) 「朝からレトルトカレーとかインスタントラーメンとか、胃袋が若いよな。まらずもうは弱いくせに食欲は若者並みだな」
― 内臓が丈夫なんでしょうね。うらやましいことです。
(玉椿) 「それだけ若い胃袋があるなら、もうちょっと勝ってほしいよな」
― きょうは玉椿委員に夏場所の展望をうかがいましょう。よろしくお願いします。
(玉椿) 「うむ」
― まずは金精山関の調子がよさそうじゃないですか?
(玉椿) 「先場所全休してたろ。休場は横綱の特権だからさ、大相撲だとえんえん一年くらい休むやつがでてくるんだよね。金精山も休み癖がつくんじゃないかと心配してたんだが、一場所で復帰してくれてよかったよ」
― 気合も入ってるみたいですね。
(玉椿) 「まあ、気合が入ってるからって勝てる年齢でもないんだろうけど、それでもメンタルが充実してると、相撲内容もよくなるからね。今場所いちばん楽しみなのは金精山だね」
― やはり対抗馬は毛呂乃関ですか。
(玉椿) 「対抗ってか本命が毛呂乃だよね。ふつうにやってれば負けないから」
― 毛呂乃関の場合、そのふつうにやるってのが難しいんじゃないですか?
(玉椿) 「そうなんだよ。毛呂乃は場所に2回くらい変なプレイに手をだして負けるんだよね。負け相撲のほうが内容がいいくらいだ。まあ、強い力士は負けっぷりで記憶されるってことだよね」
― 玉椿関は今場所もダメそうですか?
(玉椿) 「さいきんは朝5時くらいに目が覚めてるんだけどさ……」
― やたら早起きって完全な老人じゃないですか。何時に家出るんですか?
(玉椿) 「9時始業なんだけど、電車で2駅の近所だから、8時すぎでもぜんぜん間に合う」
― ほんと無意味な早起きですね
(玉椿) 「目が覚めちまうんだからしょうがないだろ。目が覚める時間が一定だから、勃起サイクルがそれに噛み合えば大勝ちするし、噛み合わなければ惨敗ってかんじだろうね」
― 新小結の大太刀関からはインタビューの回答は戻ってきてないんですか?
(玉椿) 「出場するのかな? 微妙だよな」
― 巨砲さんからも連絡なしですか?
(玉椿) 「うん。んでも巨砲はいつもインタビューの回答ギリギリだから、そんなに心配してないかな」
― 播潟さんはいつもどおりですね
(玉椿) 「かれの最大の長所は土俵に穴をあけないことだからね。運営側としてはそれがいちばんありがたいよ」
まらずもうの力士が大相撲でいえばだれくらいに相当するのか、表にしました。
地位 | まらずもう | 大相撲 |
---|---|---|
理事長 | 毛呂乃(けろの) | 八角親方(はっかくおやかた) |
東横綱 | 金精山(こんせいざん) | 照ノ富士(てるのふじ) |
西関脇2 | 玉椿(たまつばき) | 若元春(わかもとはる) |
東小結2 | 琴金舟(こときんしゅう) | 正代(しょうだい) |
西幕下37 | 巨砲(おおづつ) | 琴太豪(ことだいごう) |
西三段目55 | 播潟(はりがた) | 出沼(でぬま) |
ー 正代関の相撲協会のホームページのプロフィール写真、ペコちゃんの化粧まわしなんですね。
(玉椿)「ああ、ちょっと前に話題になってたやつな。正代クラスのお相撲さんなら化粧まわしいっぱい持ってるだろうに、あえてそれを選んでるんだよな。よほど気に入ってるんだろうな」
― かわいいですもんね。
(玉椿) 「ちなみに引退した豊山がポコちゃんのほうをもらってたらしいな」
― へえ。そっちもかわいいですね
(玉椿) 「わし、むかし、ペコちゃんは女の子でへこんでるからペコ、ポコちゃんは男の子で突起物があるからポコだと思いこんでたんだよ。ってか、ちんぽこのぽこ?」
― 下ネタですか。そんなわけないでしょ。
(玉椿) 「さいきん調べたら、ペコは舌をだして牛みたいだからら、べこ→ペコ。ポコは幼児って意味のぼこ→ポコらしいな」
― へえ。
(玉椿) 「その説明きいても、やっぱりちんぽこの『ぽこ』のほうが理由としてしっくりくるわ」
― まらずうもう的にはそうでしょうね。
<通算800勝>
・玉椿 現在795勝(あと5勝)
<通算100勝>
・大太刀 現在85勝(あと15勝)
― 大太刀関の通算100勝が見えてきましたね。
(玉椿) 「まあ今場所決めるには全勝優勝が必要だから、達成はたぶん七月場所だね」
― 通算100勝って何人くらいが達成してるんですか?
(玉椿) 「12人。大太刀が達成すれば13人目」
― がんばってほしいですね。
― あさってが初日ということで、きょうは玉椿委員に春場所の展望をうかがいましょうか?
(玉椿) 「おう」
― まず気になるのは金精山関のインタビュー記事があがってないんですが。
(玉椿) 「インタビューの質問メールに返信がないんだよね。年度末で忙しいんだか、メールトラブルなのか、どっちなんだろ?」
― まあ、年度末だと、まらずもうどころじゃないって可能性もありますよね。
(玉椿) 「確定申告の書類整理とかしてたら、それだけでいっぱいいっぱいだよな」
― 出場しますかね?
(玉椿) 「状況がわからんからな。なんとも言えんなあ」
― あとは番付順に見ていきましょうか。まずは毛呂乃関。場所中に引っ越しのご予定だそうですね。
(玉椿) 「寝床が変わったくらいで勃起に影響するタイプじゃないと思うが、報告忘れが心配だな」
― 引っ越し直後は雑事が多くなって、定時連絡を忘れるっての、ありそうですね。皆勤は期待できないかもしれませんね。
(玉椿) 「寝室も広くなるだろうし、防音もしっかりした部屋探すらしいから、隣近所のことを気にせず戦えるようになるんじゃないか」
― もともと隣近所のことは気にしてないんじゃ。
(玉椿) 「ま、毛呂乃らしいのびのびした勃起ぶりに期待だね」
― つぎは玉椿関。10勝で大関復帰、期待してますよ。
(玉椿) 「いやあ? 今週もぜんぜん勃起できてないからなあ」
― 場所がはじまったら調子も上がってきますって。
(玉椿) 「そういえばきのう春場所がはじまる前にってんで、2ヶ月ぶりにシーツを洗濯したんだよ」
― もしかして初場所の直前に洗ってそれ以来ですか? 不衛生ですよ。
(玉椿) 「冬は厚着してるし、そんなに汗かかないから大丈夫かと思ってたんだが、洗濯機の水が真っ黒になってな。ちょっとあきれたね」
― ま、きれいなシーツで充実の相撲を期待してますよ。
― 大太刀関はどうでしょう?
(玉椿) 「東筆頭で留め置かれたのをくやしがってたねえ。かれ、番付運があんまりよくない気がするね」
― 調子のほうはどうなんですかね?
(玉椿) 「忙しくて休場みたいなパターンを回避できれば、けっこう勝つんじゃないか?」
― 幕下に昇進したばかりの巨砲さんは?
(玉椿) 「インタビュー読んだ印象だと調子は悪くなさそうだよね」
― シャワーのときに痙攣するとか言ってましたけど?
(玉椿) 「痙攣絶頂ってやつかね? 風呂場でもお盛んだねえ」
ー そうなんですかね? まあ、今場所も好成績に期待ってことで。
(玉椿) 「数字以上に相撲内容がいいからね。たのしみだよ」
― さいごは播潟さんはどうでしょう?
(玉椿) 「皆勤してくれそう、って意味ではいちばん信頼できる力士だよ」
― たしかに。
(玉椿) 「今場所は播潟さん以外全員休場って危険性もあるから、かれが最後の砦だね」
― まとめると、今場所は休場者がどれだけ出るかに注目ってことですかね。
(玉椿) 「みんな出てくれるといいな」
まらずもうの力士が大相撲でいえばだれくらいに相当するのか、表にしました。
地位 | まらずもう | 大相撲 |
---|---|---|
理事長 | 毛呂乃(けろの) | 八角親方(はっかくおやかた) |
東横綱 | 金精山(こんせいざん) | 照ノ富士(てるのふじ) |
東関脇2 | 玉椿(たまつばき) | 霧馬山(きりばやま) |
東前頭1 | 琴金舟(こときんしゅう) | 玉鷲(たまわし) |
西幕下52 | 巨砲(おおづつ) | 千代大豪(ちよだいごう) |
西三段目73 | 播潟(はりがた) | 透輝の里(ときのさと) |
ー 照ノ富士、霧馬山、玉鷲がモンゴル人ですね。
(玉椿) 「ああ、それ偶然だわ。いまモンゴル人力士、だいぶ減ってる気がするわ。三役以上のモンゴル人って照ノ富士、豊昇龍、霧馬山の3人しかいないぜ」
― たしかに朝青龍、白鵬、日馬富士、鶴竜あたりが引退したし、照ノ富士や逸ノ城は休場が多いし、モンゴル勢が目立たなくなったような気はしますね。なにか理由があるんですかね?
(玉椿) 「んー? 2010年に各部屋1人の外国人力士枠が、帰化力士も外国人枠に含めるように厳格化されたから、って言うひともいるけどさ、あんまり関係ない気もするね」
― 関係ないですか?
(玉椿) 「むしろ、日本が貧しくなって、モンゴル人のフィジカルエリートが日本を目指さなくなったのが大きいんじゃないかねえ。日本に来ても人種差別されるうえに、アベノミクスで日本円の価値がめちゃめちゃ下がったから日本円で給料もらってもしょうがない感じになったろ。どうせならアメリカとか行ったほうが稼げそうな気がするじゃん」
― 寂しい気もしますね。
(玉椿) 「これも時代の流れだね」