お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

想い出のマッチ物語「拾得」

2005年12月23日 21時46分02秒 | 京都で食べること飲むこと
今朝も気温がとても低く、寒い朝でしたが、積雪はありませんでした。それだけでもありがたいです。雪がすごいところにお住まいの方に、お見舞い申し上げます。
さて、このマッチのお店「拾得」は、今も健在です。ただ30年前にもらった、このデザインのマッチが今も、もらえるのかは解りませんのでここに登場してもらいました。拾得はおそらく京都に始めて出来たライブの店です。およそ30年前に蔵を改装してライブハウスにする発想がすごいです。蔵は音が外部に漏れないし、その当時の暗いライブハウスの雰囲気にぴったりです。当時この店の音楽の主流はブルースで、「ウエストロードブルースバンド」や「上田正樹とサウストゥサウス」なんかをよく聞きに行きました。ただ僕がその頃はフォークソングのほうが好きだったので、たまにフォークの「加川良」なんかが出ると、重い扉を開けてわくわくして店に入ったものです。カルコのご主人が率いる「ほうでん楽団」のジャズギターに参ったのも拾得でした。そう考えるとこの店の音楽は色んなジャンルをやっていたんだなと改めて感心しました。先日夕方うちでカレーを食べたお客様に、これからどちらに行かれるんですかと、なんとなく尋ねたら「拾得」で「下田逸郎」を聞きに行くという答えが返ってきました。うーん拾得はいまも健在なんだ。ちなみに、うちから歩いて5分くらいの丸太町大宮上がった東側にあります。

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