お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

電車男 2013秋 電車三昧 その1

2013年09月07日 20時20分52秒 | 旅先で
毎年うちの奥さんの高校時代の友人たちの旅が今年は9月3日から2泊3日で開催されました。つまり青春18きっぷにギリギリ間に合う時期です。いつもは秋のいい時期に行くので僕の行動範囲も限られますが、18きっぷ期間なので多少遠くへ出かけることが可能です。ただし前日からのお客様をお見送りしてからになるので僕の出発時間はお昼すぎになります。うちの奥さんは朝ごはんを出し終えたら脱兎のごとく「さいならー」と出発します。今年の彼女たちの旅は小豆島にある「島宿真理」に泊まって島を巡るそうです。電車男の一人旅は、いろいろ考えた末、行く先を長野方面から新潟、富山、金沢へと電車を乗り継ぐ旅とします。昼ご飯を済ませ、京都駅から新快速で米原へ。大垣乗り換えで名古屋に着きます。



名古屋で特急「しなの」を見送り、中央線で中津川へ向かいます。中津川17時発の普通松本行きに乗り継ぎ、いよいよ木曽路を過ぎると旅に出た気持ちになります。



車内はほどほどの乗車率で、窓側の席で左手には木曽川の流れが眺められます。



京都から普通電車に5回乗り継ぎますがJR西もJR東海も電車の近代化が進んでいて、昔は蒸気機関車が走っていたこの中央西線も、とても快適な新世代直流電車の313系で松本まで行けます。このあたりは2両ですが・・・。松本で長野行きに乗り継ぎます。JR東のこのあたりの普通電車は、まだ昔の電車が頑張っています。以前新潟から帰りに乗った車両が(115系)が走っています。4人掛けのシートは前の方と膝がぶつかる狭さです。長野の手前の「姥捨駅」では善光寺平の美しい夜景が見れます。



京都を12時30分に出て目的地長野へは20時26分定刻着です。うちの奥さんは小豆島のこだわりの宿に今夜は宿泊していますが、一人の僕の今夜の宿は



スマイルホテル長野です。シングルで朝のパンとコーヒーがついて¥4900です。娘に「あやしーホテル」と言われてきましたが、全184室もある(ちょっと古ぼけた)立派なビジネスホテルです。この業界から遠ざかって久しいのでスマイルホテルの内情は解りませんが、たぶん昔そこそこ営業していたホテルを買い取って?スマイルホテルのブランドであちこちでチェーン展開をしているようです。早速チェックインを済ませ(勿論前金制)旅装をといて、晩御飯に出掛けます。丁度ホテルの前にラーメン屋さんがあり素早く入店。





定食と餃子とビールです。お腹もいっぱいになったのでちょっと町を散策します。と言っても夜10時を過ぎると人通りもかなり少ないです。取りあえず長野に来たからには善光寺へ。門前のお店は皆閉まっていて(あたりまえ)お寺に近づくにつれだんだん暗くなってきます。



善光寺の門前まで来ました。周りは真っ暗です。ホテルに引き返そうと思って、でもよく見るとお寺の門が開いています。あれれ?近所の夜の散歩をしている人がお寺の中に入ってゆきます。えーつ中に入れるんだ。恐る恐る入ってゆくとなんと本堂の前までたどり着けます。(もちろん扉は閉まっています)なんと開かれたお寺。さすが善光寺。真っ暗な本堂に向かってお参りをして明日の電車の旅を控えている僕はスマイルホテルまで戻ります。つづく。