お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

花だより 4月5日編

2012年04月05日 19時04分09秒 | 京都観光
桜の季節なのに、毎日天候不順です。新聞のさくら情報も、まだ「つぼみ」のところが多いです。それではと、ちょっと偵察に行ってきました。自転車でまづ御所へ。

一般公開が始まった御所は、かなりの人出です。普段乗り物といえば自転車しか通らない御苑内にバスが駐車しています。

いつも早咲きで有名な御苑北側の桜が見ごろです。

近衛邸跡の糸桜もみごろです。周囲はカメラをもったシニア世代の方が撮影に余念がありません。しかし女性もかなりの方が撮影されていますが、みんな三脚に立派なデジカメ(もちろん一眼)で、でっかいレンズがついている。羨ましい。
「出町ふたば」は相変わらずの行列です。そのまま鴨川に出ます。

葵橋の北側の河原は、まだまだです。
このあと百万遍から、お昼は京大そばの「ぎょうざの白水」に向かうも、残念ながら「定休日」!かなり楽しみに来たのに・・・。
気を取り直し北白川の「大銀」へ。各種定食や麺類のお店です。入口に大きなショーケースがあり各種定食の見本が並んでいて何を食べるか迷ってしまいます。時間は1時半くらいですが結構混んでいて、学生、サラリーマン(営業系)そして近所のおじさん等が、それぞれお昼ご飯を食べてます。
京都の正しい定食屋の姿があります。ここでは「ニラ炒め定食」をおばちゃんに注文します。待つことしばし。

これで¥720です。ここはなにを頼んでも満足度100%です。
ところが突然の雷と雨。しばし大銀で足止めです。食堂のテレビも見飽きたので、雨の中を近くの本屋へ。

すぐのところにある「ガケ書房」にちょっと寄ります。恵文社と対局をなす?この本屋はなかなかのモノです。芸術系とか地方の出版社とかの品ぞろえが独特です。ちょっと気になる本がありますが、カバンを持ってなく雨なので今度にします。
また晴れ間が出たので銀閣寺方面へ。

哲学の径は人は結構歩いていますが桜はまだ2分くらいです。そのまま南禅寺に向かいます。

カレーうどんで有名な「日の出うどん」は午後3時というのに行列です。

南禅寺も団体のバスとかがいっぱい止まっていてかなりの混雑度ですが、生憎「桜」はもう少し先になりそうです。折角楽しみに来られているのに桜だけはあたり、はずれがあり、ムツカシイ。その足で平安神宮へ。

紅枝垂れコンサートが今夜から始まりますが、まだ蕾堅しです。鴨川を渡り、寺町丸太町を下がり、京都の三大ちりめん山椒?!のひとつ「しののめ」さんがついに寺町に出店されました。「やよい」「はれま」が比較的手に入りやすい中、今まで北山橋近くのお店まで行かないと買えなかったのでこれは朗報です。

そして気になるお店のもう一軒、寺町からすぐの夷川富小路角にできた「ひつじ」です。

体にやさしいドーナッツ専門店です。なんとここはあの鴨川の河原に坐って食べたいパンのお店「ホホエミ」の新展開のお店です。天然酵母生地ともっちり食感を引き出す発芽玄米生地にこだわったドーナツは、本当に美味しいです。しかしこのドーナッツ造りに専念するために、あんなに人気があった「ホホエミ」を一時閉店してまでのこだわりはタダモノではありません。大体どこのお店も、人気が出ると2店目、3店目と出店してゆくのにこの潔さ!この気骨。レジで「落ち着かれたら荒神口のお店は再開するの?」と尋ねるも「こちらがまだまだなのでちょっと解りません」との残念な答え。やはり「ホホエミ」の「フロマージユ」はもう一度食べたいものです。
お昼12時に出かけて、駆け足でこれだけ廻って、夕方4時には帰ってきました。やはりこの季節は自転車が一番ですね。