お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

奈良 くるみの木

2012年03月09日 21時16分31秒 | 旅先で
先日奈良にある「くるみの木」というお店に行ってきました。ここは週替わりのランチが評判で、一日80食限定なんですが、11時半の開店1時間前から並んでるらしいとの情報を、うちの奥さんが何年も前から何回も言ってました。まだ布屋でランチをやってる頃から「くるみの木」が気になるらしくて、実はレシピ本まで購入していました。カフェで一日限定80食もあってそんなん売り切れないよと気軽に考えている僕をしり目にお店に前日電話すると予約ができるのは30食までで(しかも取り置きだけで席は行ったときに空いてなかったら待たないといけないらしい)あとはお店に来た人が順番に食べられるとのこと。これは行かねば・・・・。
地下鉄丸太町で奈良ワンデー切符を購入して(京都から奈良へは絶対この切符が安い)11時52分発の奈良行き直通急行に飛び乗ります。近鉄奈良の一つ手前の新大宮で下車。歩いて15分くらいの踏切のそばに目指す「くるみの木」があります。

ここだけ別世界みたいに、緑に囲まれた小さな学校みたいなお店の周りにベンチがいくつかあり、何人もの人が静かに坐っています。時間は午後1時20分くらい。お店の中はたくさんの人が楽しそうにご飯を食べています。入口で係の人に尋ねると「十数組お待ちで、このまま行くと二組前でランチは売り切れますけれど・・・」「折角来たし待ちます」
くるみの木には雑貨屋さんが併設されていて、食材や器やら、洋服、靴までなかなか素敵な雰囲気です。置かれている雑誌も「自給自足」「ちるちんびと」「クウネル」とかゆるい感じです。雑貨をみたり、ぼんやり雑誌を見ていると、やっと名前を呼ばれます。時計をみると2時40分。お昼ごはんに、1時間半近く待ったのは初めてです。お店の中は、古い建物ですがお掃除が行き届いていて、置かれている果実酒や小物類もさりげなくて、シンプルの一言。そしてお待ちかねのランチです。幸い4人ほど帰られた方があって(そりゃそうでしょう。こんなに長く待てない人もいるはずです)僕たちで、ぎりぎりランチがセーフ!でいただけました。

混ぜご飯+野菜料理+主菜+揚げ物+汁物+デザート+飲み物という構成で¥1470です。

当日のメニューは、切干大根と桜えびの炊き込みご飯、和風ミートローフ、小さなかき揚げ、芽キャベツの辛子酢味噌和え、新玉葱と細葱のサラダ、大和真菜ときのこのお味噌汁、みつまめ、珈琲、紅茶またはりんごジュース。

地元の食材を使い、やさしい味付けとボリュームに、うちの奥さん大満足のランチでした。ふと周りを見回すと、女性のスタイルが大体みなさん同じような洋服や持ち物です。そんな女性たちに支持される「くるみの木」でランチがいただけて何よりでした。平日は3時以降は、お茶とケーキ主体の営業になりますが、ケーキもだんだん残り少なくなっていました。

帰りに雑貨を買って大変満足でお店を出るうちの奥さんでした。