お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

西国三十三箇所巡礼の旅 第6番 壷阪寺

2011年04月20日 18時26分30秒 | 旅先で
月一度の終日お休みの日に途絶えている巡礼の旅に出かけます。今回は日帰りです。午前6時起床。生憎の空模様。天気予報では午後から雨と雹に注意と出ています。うちの奥さんは完全に出かける意思がありません。そこをなんとか押し切って京都駅8時発近鉄橿原神宮行き急行になんとか間に合いました。目指すは飛鳥の先にある「壷阪寺」へ。駅前から奈良交通の小さなバスに乗ります。すごい坂を登ったところにお寺があります。ミーツ「関西のお寺」本に出ている通りここは「ザッツ・仏像ワンダーランド」の世界。

インド発の巨大な石仏像がいたるところにあります。
そして今までの西国巡礼のお寺のご本尊はやれ秘仏だ、やれ毎月一日しか開帳しないとかばかりでしたが、ここは違います。

本堂八角円堂に安置されている十一面千手観音はその大きな瞳で衆生の眼病治癒に霊験があるそうで我々当たり前に目が見えることに感謝しつつ寺を後にいざ高取城跡への道を進みます。
寺の裏手から山道を分け入ります。途中

五百羅漢像が刻まれた山道を進みます。こんな山の中の岩に沢山の羅漢さんが刻まれていますがふとなぜという疑問がわきます。
かなり険しい山道を進むと突然

飛鳥にある猿石が現れます。これも何故?
さらに山道を進みます。近頃体重オーバーのうちの奥さんはかなりきつそう。1時間ほど進むと山の中に石垣が。

日本三大山城のひとつ「高取城跡」です。何故こんな山の中にこんな大きなお城を作ったのか?どうして石垣の石を運んだのか?
天守閣もあったようでどうやって材木をあげたのか?結構きつい山道なので二人で?だらけになります。そして雨も降り出します。勿論誰もいません。丁度屋根つきのベンチがありここでお昼。ウインドブレーカーを持ってきて正解でした。この後ひたすら山道を下ると城下町の高取に出ます。まっすぐな街道沿いに武家屋敷やらが残っています。中には

こんな町医者もあります。のどかです。近鉄の壷坂山駅まで戻り次の7番「岡寺」を目指します。