お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

初天神へ

2011年01月25日 21時14分20秒 | 京都観光
1月25日 初天神の日です。うちの奥さんは予てから申し込んでいた人間ドックへ。僕一人で初天神へ向かいます。堀川の遊歩道を北へ。

僕が子供の頃の堀川は石がごろごろしていて染物屋さんから排水される紫色の汚い水がちょろちょろと流れていて僕たち子供は石垣をつかみながら河原へ降りて遊んだものでした。今から思うとスゴイ川でした。整備される前は大雨があると下水から溢れた水が勢いよく流れ、それ以外はコンクリートの護岸がうら寂しく見えるただの排水路でした。一昨年から長い時間をかけてこのような憩いの散歩道に大変身しました。冬の朝は流石に散歩している人は少ないですが春になるとたくさんの人が散策する素敵な遊歩道になりました。ぶらぶら30分くらいで天神さんへ。
今日は初天神。初詣の時は受験生ばかりでしたが今日は圧倒的にご老人が多いです。まづ息子のためにお参り。

なにやら行列。よく見ると「海苔」の無料配布。節分に巻き寿司を食べますがそのとき用にと海苔が配られてます。お参りの後僕も並びましたが残念ながらもう少しというところで品切れ。(今年も運が悪いか?!)

帰り道に又、行列を発見。
今度は「ぜんざいの無料接待」でした。鏡餅を切り分けた後にぜんざいで接待しています。こちらも並んでいるのはご老人ばかり。流石に皆さん無料には眼が無いですね。こちらはパスして市のほうへ。
蝋梅も少し咲いています。

いろいろな店が出ています。
結構外人の方も買い物をしていますが予想外に人出は少ないように感じました。
家具のワシタカ工芸とか新しい店も出ています。
あまりつまらない品を買うと後でうちの奥さんにとやかく言われるので今日は見るだけで帰途につきます。
又 ぶらぶらと西陣を散歩しながら帰ります。
しかし西陣も小さなお店が増えたことか。歩いていると、えっという場所に「ゲストハウス」があって驚きます。
京都では今、無許可営業の「ゲストハウス」がちょっと問題になりつつあります。
僕たちが始めた頃と違い町家の宿がなんと増えたことか。京都に来られる方は選択の範囲が広がりある意味ではよい傾向ですが無許可営業はどうかと思います。あんなに苦労して認可していただいた僕たちとしては・・・と寒いなか歩きながら考える一日でした。