お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

「京都幾何工房」

2007年01月25日 20時43分12秒 | 布屋
木漆工芸「京都幾何工房」。なにやら耳慣れない名前ですが、実は「布屋」の店のテーブル、椅子、朝ごはんの時の座卓を作っていただいた建田(たけだ)先生が滋賀県の笠取の山の中に昨年作られたアトリエのことです。1月の初詣に必ず行くのが滋賀県の立木観音です。色々なところにお参りしますが、ロケーションや本堂にたどり着くまでの道程や釣鐘を一打すること等全てにおいてお参りに来たという実感が湧きます。立木さんから車で少し行くとアトリエがあります。場所を電話で教えてもらいながら山道を進むと写真のアトリエがありました。先生らしい木作りの随所にこだわりが感じられる建物です。一階が制作室になっていて、ただいま東大寺に収める獅子舞の獅子を製作中でした。周りは竹林や山林で、秋は山菜、春は筍等勝手に取っていいそうで、自然を満喫できそうです。天体望遠鏡も置いてあり、星がきれいだそうです。隣の畑を借りて奥様も野菜を作られたりして、毎日家の中であくせく働く我々にはとても羨ましい環境でした。オーダーの家具も作ってられますが納期がしばらくかかるそうで、気長に待たないといけないようです。