お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

お雛様

2006年03月03日 16時26分39秒 | 布屋
3月3日ひな祭りの日です。我が家の娘は卒業旅行で早朝6時に関西空港に向け出かけました。一体、何回卒業旅行に行くの?と言うほどここ3ヶ月位の間にあちこち出かけています。(僕ががフラフラ旅をしていたので、あまりとやかく言えません)彼女のお雛様は場所がなくて飾れませんが、今年も店には僕の母親のお雛様を飾りました。このお雛様は100年位前の明治に作られたものらしいです。町内の「安藤人形店」のご主人がおっしゃってましたので、間違いは無いようです。全部出すとそうとうな飾りになるので、お内裏様とお雛様だけにしています。関東から来られたお客様は時折「あらっ逆では・・」とおっしゃいますが、京都はお内裏様が向かって右です。京都人から言わすと、この置き方が正しいそうです。先日も町内のご婦人が「東宮御所」というように、東に(北に向かって右手)宮様が来るものよとおっしゃってました。実はこのお雛様を飾る時、そっと安藤人形店に確認に行った我々です。でも昨日お茶を飲みに来られた時に「屏風が上下逆やで」と指摘を受けてしまいました。屏風に向きまであるとは・・・トホホでした。