曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

サブ子の旅(7)

2020-02-06 00:00:00 | デジタル関係
鍛治師を極める気はないと前回書いたが、結局カンストしてしまった。ギャザクラの「お得意様取引」は一週間の受注数が決まっているため、受注数がリセットされると、ついやってしまう。うっかりレベルが上がり、止める理由もないのでカンストまでやった。

園芸師で海藻を採りながら水中宙返り。

お得意様取引は、カンストしてからも続けると、クラフターズクリップ・白貨というアイテムをもらえる。これを集めるとレベル80装備と交換できる。メイン男でもそうしたのだが、サブ子も白貨を集めて貰えるものは全部貰い、お金をかけずに鍛冶屋レベル80っぽい格好になった。

ナマズオ蛮族クエストで建設されたお祭り会場。

サブクエスト行脚の方は、高地ドラヴァニアまで終わって停止中。次のドラヴァニア雲海はサブクエストが鬼のように多いことが分かっているので、億劫になってしまったのだ。何しろ冒険録を使わず普通に進めたメイン男でさえ、立体的な地形を利用してわざと目立たなくしてある「指定地点」を探したりするのが嫌になって、かなりスルーした地域なのだ。

そうしてサブクエスト行脚から逃げているうちに、アラガントームストーン・幻想と魔典を集めようと思い立った。

メイン男とサブ子、両方の長期的戦略として、最新コンテンツの一般人用難易度に参加できるようにしておきたい、というのがある。

キャッツアイに遭遇。青い方はサブ子と同じ髪型。

FF14は、メインクエストが終わり、ジョブレベルがカンストすると、エクストラダンジョン的なものに挑戦できるようになる。「光のお父さん」のツインタニア(大迷宮バハムート邂逅編)のように、メインクエストとはちょっと違うストーリーから派生したやつとか、昨年秋に実装されたニーアオートマタとのコラボ企画「複製サレタ工場廃墟」なんかがある。ストーリー重視でカンストまでが早いこのゲームは、メインクエストが終わると、バトル関連はそういうのしかない(対人戦はあるけど、僕は怖いので多分参加しない)。

だが、そういうのは「絶」とか「極」とかではない無印の一般用でも、それなりの装備が必要になる。下手な装備で足を引っ張りたくないし、参加できるアイテムレベルの下限があったりする。メインクエストの最後で貰える80AFではかなり心許ない。カンスト後の装備更新と強化に必要なのが、アラガントームストーン幻想と魔典で、それらを入手する方法はカンストジョブで特定のIDに参加、である。

というわけで、サブ子も少しずつミーン装備を揃えてILを上げ、エキルレ(エキスパートルーレット)を回してみようと思い立った。

エキルレは、レベル80限定のID4種からランダムにやらされるルーレットで、貰える幻想・魔典の数が多い。アーモロートとグランコスモスはメインクエストでクリアしているので、一応経験済み。おまけ的IDのアナイダアカデミアとシルクスツイニングは、メイン男で2回ずつクリアしているが、サブ子は初めて。

既にフェイスが育っているメイン男でアーモロートとグランコスモスを練習し(メイン男としては幻想魔典稼ぎでもある)、YouTubeでアナイダアカデミアとシルクスツイニングの動画を視聴。四つのIDの自分的なポイントをメモ帳に書き出して挑んだ。

ルーレットは対象IDを一度普通にクリアしないと回せない。まずアナイダアカデミアとシルクスツイニングをそれぞれ指定して挑戦。アナイダ〜で一度死んだが、シルクスツイニングでは、苦手の時間停止レーザーをなんとか避けて無事故でクリア。

だが、そこでエキルレはやめてしまった。DPSではマッチングに30分以上かかるし、フェイスで集められるから。フェイスで集められるようにした方が楽なんじゃないかと。

メイン男はフェイスでグランコスモスだけを選んでやり、そこのワーグ装備(IL445)が宝箱から入手して、個人用ジョブであるガンブレイカーと白魔道士の装備更新に使っていた。まずメイン男でグランコスモスをやり、へとへとになってサブ子はエキルレやらずに採集だけ、みたいな日々が続いた。

ホルミンスターで入手したレイクランド装備。

その後、メイン男はカンストしている鍛治師以外のクラフターを全てレベル40以上にするプロジェクトを開始。逆にサブ子はフェイスのレベル上げを開始。エキルレもいいが、やはりフェイスはカンストさせておかないと。

メインクエスト中のフェイスはその時のプレイヤーに合わせて適切なレベルで参戦してくれるのだが、自由に召集してIDに挑むときの「幻体」はレベル71から上げていく必要がある。メイン男のフェイスはガンブレイカーのレベル上げ時に散々使ったせいでカンストしている。が、自分がタンクをやる必要がある。使い込んでないサンクレッドのレベルが低いからだ。本当は僕は機工士でやりたいのだが。

サブ子がガンブレイカー上げしたときはピクシー蛮族クエストが実装された後なのでフェイスを使う必要がなかった。サブ子のフェイス幻体は全員経験値ゼロである。

サブ子はもちろん機工士で参加。他のメンバーはメイン男のフェイスPTとかぶらないようにした。タンクはサンクレッド(ガンブレイカー)、DPSはリーン(忍者)、ヒーラーはウリエンジェ(占星術師)。

コンテンツファインダーで1人マッチング。

最初のホルミンスターは無難にこなした。しかしなかなかレベルは上がらず。ようやくドォーヌメグに進んだが、毎回苦戦した。

メイン男は1ボスの渦巻きでよく死んだが、サブ子はわりと避けられる。やはり敵から離れた位置取りだと安全地帯を見つけやすい。しかし、メイン男ではなんとかなった2ボスでよく死ぬ。何度も死ぬ。

2ボスは蔦の繭みたいなので拘束してくる。それぞれが自分を包んでいる繭を攻撃して破壊。その後5方向からボスに向けて養分ビームが来る。ビームは一人一本を身体で遮らないと、ボスが巨大化して即死級の技を出してくる。

養分ビームを身体で遮る。

サブ子は誰もいないところに位置取りし、こっち側のビームは任せて、と待機。ビーム来る、遮る、よしっと思ったらリーンが、あるいはウリエンジェがわざわざやってきて、サブ子と同じビームを遮ろうとする。同じところに二人いてもしょうがないんだよ!なんでこっちに来るのよ!もう!

というパターンにハマると2ボスで3回くらい死ぬ。それでなかなかドォーヌメグをやる気が出ず、現実逃避としてサブ子は園芸師を始めた。

園芸師については特筆すべきことはない。ジョブクエストは20くらいまででやめ、ひたすらギルドリーヴとナマズオ蛮族クエストでレベル70まで上げた。土日含む実働3日で。

あと1回ドォーヌメグをクリアすると、次のキタンナに行けるはずなので、そろそろやらないと。もう今からメンバー変更はできない。頼むぞリーンとウリエンジェのAI。


生産職の聖地・イデルシャイア。


ヴァレンティオンデーで貰ったドレス。

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金田一耕助 踊る!第3話「犬神家の一族」の感想

2020-02-04 07:05:00 | テレビ・映画
NHK BSで、金田一耕助の短編を原作に忠実に再現した、という触れ込みのシリーズ第二弾「金田一耕助 踊る!」の第3話「犬神家の一族」を見た。僕はうっかりしていてシリーズ第一弾を見ていないのだが、今回は第1話、第2話共に見た。

第1話の「貸しボート十三号」は名作が長編に偏る金田一耕助シリーズにあって、評価の高い中編である。が、僕は未読だったので興味深く試聴した。原作に忠実というわりに時代が新しいというか、現在ある普通の倉庫や風景を使っていて「?」となったが、謎解きはまずまず本格的だった。

第2話「華やかな野獣」はぶっ飛んでいた。道化のようなジプシーのようなファンキーな格好の金田一耕助。他の男性キャラは一部女性が演じている。全員メイクが濃い。前衛的な舞台演劇のように事件が描かれるが、謎解きはさすがにちゃんとしていた。

そして第3話が「犬神家の一族」。さすがにこの頃になると僕も「原作に忠実」は突っ込まれたい気満々のボケなんだなと気付いている。でも犬神家は短編じゃないじゃん。ボケじゃなくて、もうこれ嘘じゃん。

しかし、良くも悪くもかなり省いた市川崑の映画でも2時間超の長編を、どうやって30分に圧縮するのか。いきなり若林さん死体で登場。佐兵衛さん死んで遺言状発表。キャスト全員奇妙な服装で道化たメイクだった。語彙が貧弱なものでうまく形容できない。金田一耕助はチューリップ帽含めて全身黒ずくめ。


話はほとんど座敷の中で、全員立ったままで進む。佐清のマスクが白いアレではなく肌色で、目や口がちゃんと描かれ、髪まで生えている。なにげに原作に近いかも? 少なくとも、珠世に好かれるために佐清に似せて作ったという松子夫人の意図は感じられる。映画版よりも遥かに。


手形取り拒否。からのマスクめくりーの、顎が見えーのして、口から血が染み出してきた。ひえー。三姉妹の罵り合いとか結構長い。そこは原作通りにしなくていい。時間がない。

突然佐武死亡…というか、もう菊人形として座敷にいた。手形オッケー。ようやく場面が切り替わった。けど同じ座敷セットの照明違いだ。佐智の珠世さん襲撃未遂。佐智の死体は椅子に縛られていた。原作通り。ほとんどどの映画、ドラマでもまともに原作通りにやった試しがないのに。


脇から神主の大山が顔を出して珠世が佐兵衛の孫だと告げ、逆さ佐清登場。桶に模型?の足が突き出ている。ここでスケキヨを逆さにし、上半分を消してヨキという史上初?の絵解きが行われた。原作に忠実だ!


真・佐清登場。顔が予想通りマスクの縮小版だった。旅館に潜伏していたという話がなく、序盤に出てきた柏屋の主人の意味があまりなかった。


死体が突然現れる形式なので殺害方法について説明する必要がない。意外にも謎解きは時間内で普通に収まった。説明はほぼ動機のみ。青沼菊乃が琴の師匠・宮川香琴だという話はまたしてもなし。必要ないからだけど。

僕の説明でどこまで理解されたか分からないが、ビジュアル的にも演出的にもめちゃくちゃぶっ飛んでいるし、事件を人間関係に絞った脚本なので、映画版やドラマを見たことがない人はやめたほうがいい。変な第一印象が記憶に刻まれそうだから。

一度でも映画やドラマを見た人ならお勧めする。今まで誰もやらなかった佐智の死体処理とスケキヨの絵解きは絶対に原作通りにやる、という制作者の意地を感じた。ファンにとってはもう、それだけで見る価値ありだ。

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