2010年1月4日22時27分朝日COM
岐阜県高山市の北アルプス・奥穂高岳(3190メートル)を目指していた神戸市の東灘勤労者山岳会の男女3人が遭難した事故で、岐阜県警は4日早朝、捜索を再開して男性1人の遺体を収容し、神戸市東灘区向洋町中、会社員本庄充さん(58)と確認したと発表した。死因は凍死という。
県警は、行方が分からないままの同区魚崎北町、無職銭谷美喜雄さん(52)、同市長田区前原町、看護師入江愛子さん(58)の捜索を続けるが、5日は悪天候が予想されるため、再開は6日以降の見通しだ。
高山署によると、遺体が発見されたのは、奥穂高岳への冬季ルートにあたる蒲田(がまだ)富士(2742メートル)から涸沢(からさわ)岳方向へ約300メートル進んだ尾根。積雪は約2メートルあり、遺体は50~60センチの深さから見つかったという。
4日の捜索は午前7時45分ごろに開始。「遺体のようなものが埋もれている」と連絡した登山者と一緒に、山岳警備隊員がヘリコプターでその近くに降り、発見した。
その後の上空からの捜索では、遺体のあった尾根から、涸沢岳方向へ約150メートルのトレース(踏み跡)がうっすらとあったが、その先が途絶えていることを確認。残る2人は沢に転落した恐れもあるとみられている。
東灘勤労者山岳会の事務局長梅本知則さん(61)によると、昨年末の31日以降は冬型の気圧配置が強まるとの予報を受け、3人は、当初の予定を1日早めて29日から山に入ったという。30日に奥穂高岳のピークに登り、山が荒れる翌31日には下山する計画だった。
梅本さんは、依然として行方不明でパーティーのリーダーだった銭谷さんと、登山前に電話で話した。「1日早めてワンチャンスで行きたい。ぎりぎり行けるかな」と銭谷さんが話していたという。
岐阜県高山市の北アルプス・奥穂高岳(3190メートル)を目指していた神戸市の東灘勤労者山岳会の男女3人が遭難した事故で、岐阜県警は4日早朝、捜索を再開して男性1人の遺体を収容し、神戸市東灘区向洋町中、会社員本庄充さん(58)と確認したと発表した。死因は凍死という。
県警は、行方が分からないままの同区魚崎北町、無職銭谷美喜雄さん(52)、同市長田区前原町、看護師入江愛子さん(58)の捜索を続けるが、5日は悪天候が予想されるため、再開は6日以降の見通しだ。
高山署によると、遺体が発見されたのは、奥穂高岳への冬季ルートにあたる蒲田(がまだ)富士(2742メートル)から涸沢(からさわ)岳方向へ約300メートル進んだ尾根。積雪は約2メートルあり、遺体は50~60センチの深さから見つかったという。
4日の捜索は午前7時45分ごろに開始。「遺体のようなものが埋もれている」と連絡した登山者と一緒に、山岳警備隊員がヘリコプターでその近くに降り、発見した。
その後の上空からの捜索では、遺体のあった尾根から、涸沢岳方向へ約150メートルのトレース(踏み跡)がうっすらとあったが、その先が途絶えていることを確認。残る2人は沢に転落した恐れもあるとみられている。
東灘勤労者山岳会の事務局長梅本知則さん(61)によると、昨年末の31日以降は冬型の気圧配置が強まるとの予報を受け、3人は、当初の予定を1日早めて29日から山に入ったという。30日に奥穂高岳のピークに登り、山が荒れる翌31日には下山する計画だった。
梅本さんは、依然として行方不明でパーティーのリーダーだった銭谷さんと、登山前に電話で話した。「1日早めてワンチャンスで行きたい。ぎりぎり行けるかな」と銭谷さんが話していたという。
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