All Things Must Pass

森羅万象 ~ 歩く印象派

そういえばスペースシャトルに付いてるな。耐熱タイル(heat shield tile) 

2007年09月01日 00時00分35秒 | タイル・ウォッチャーが行く!
耐熱タイルの傷は「修理不要」 NASAが結論

2007年08月17日11時12分朝日COM

 米航空宇宙局(NASA)は16日、スペースシャトル・エンデバーの耐熱タイルの損傷について、「修理は不要」と結論づけた。地上で解析した結果、地球の大気圏に再突入する際、損傷部分の温度が危険領域にまで上昇しないと判断した。

 NASAの安全基準では大気圏再突入の際、この場所の温度は約177度以下に抑える必要があるが、解析の結果、修理しなくても、温度が基準内におさまることがわかったという。エンデバーは予定通り、米東部時間22日午後(日本時間23日午前)の地球帰還を目指す。


>ところで耐熱タイルってどんなタイルなの?

「元々使われていたシリカベースのセラミックタイルは飛行のたびに損傷がないか検査する必要があり、また水を吸収するために雨からも守る必要がある。この水の問題は当初、帰還後タイルに防水スプレーを毎回かけることで対処していた。しかし後に良い解決策が見つかった。シャトルのタイルのうち、あまり高温にさらされない大部分について、断熱性のあるフェルトのような素材に交換された。」
という説明もよくわからないな。


例のチャレンジャー号の地球再突入のときに、破損が確認されたのが強化炭素複合材(Reinforced Carbon Carbon: RCC)という耐熱タイルだったらしいのだがこれもチンプンカンプン?

とにかくRESANDO師に訊いてみるしかないな。


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
タイルは (RESANDO)
2007-09-01 23:24:54
魚にとって「鱗」のようなものでござる。(意味不明)
RCC (RESANDO)
2007-09-02 10:18:53
これの事でしょうか?

外壁が少しずつ少しずつ蒸発することで熱を逃がしています。
これを「アブレーション」と言います。
具体的にはカーボン樹脂を用いています。
炭素原子が2つ結合したもの
(C-C)の結合の振動(振動エネルギー)や回転(回転エネルギー)
分子自体の運動エネルギー(並進エネルギー)に熱エネルギーが分配され
それが機体から去ることで熱を逃がしている、と細かく書けばそうなります。

従って「燃えない」「溶けない」材料ではなく、
「少しずつ溶ける」「分子の各エネルギーが
ちょうど大気圏突入時の熱エネルギーを大きく奪う」ような材料を選んでいます。
なるほど (>RESANDOさん   ZERO)
2007-09-02 13:14:58
RCCについては「少しずつ溶ける」でその役割(チタンだろうが何だろうが金属ではこの仕事はできない)ことは理解できました。でも、これも「タイル」なんですか?
たしかにNASAのページではtileって書いてあったからタイルなんだろうけど、タイルの定義がまたわからなくなりました。私の頭ん中ではお風呂のタイルをシャトルのお腹に貼り付けた的なイメージ程度だったもので。
いろいろすいません。
tile (RESANDO)
2007-09-02 20:11:45
tileとは要するに「表面に貼り付けやすい形状」
の事だと理解しています。

木のタイル、とか石のタイルという言い方も
しますからね。

でもまあ、ディフォルトとしてはセラミック(焼き物)かなあ?

余談ですが……
同じ「焼き物」でも「煉瓦」はそれ自体が構造体になります。
(壁や柱が煉瓦造り)

コメントを投稿