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森羅万象 ~ 歩く印象派

中国の旅(大連、瀋陽、撫順訪問)その31瀋陽領事館の警備兵は凶眼だった!

2006年08月29日 22時01分35秒 | 中国の旅(大連、瀋陽、撫順)
春風に乗って自転車は若い男女を軽やかに運ぶ♪
そんな瀋陽の街の一コマ。(下の写真)

でも、そのすぐそばに「現場」はあった。
ここは瀋陽の日本総領事館の通りだ。
「都市緑州」で昼食を済ませた私達はタクシーを領事館の角で
停めた。
「軍地」と表示がある。
手前はアメリカの領事館。その隣が日本の総領事館だ。
今回初めて知ったが、アメリカ領事館の裏は韓国の領事館である。
(下の写真:米国領事館)

ところで
唐突ではあるが、軍隊と警察との違いについてご存知であろうか?
荒木 和博氏によれば
「警察と軍隊の大きな違いは武器の使い方だ。警察は法を執行するために必要最小限の武器を使うのだが、
軍隊は武力をもって相手を制圧することによってその目的を達する」(http://araki.way-nifty.com/araki/2006/08/post_a2c6.html
警察の目的はあくまで法の裁きを受けるまでの身柄の確保であるのに対し
軍隊というのは相手の殲滅が主目的だ。この違いは大きい。
中国というのは警察と軍隊の区別がないのではないかと思った。
ここ瀋陽の領事館を人民解放軍の兵士によって警護しているのは納得できない。
本来、警察の仕事だ。
(下の写真:日の丸の旗が翻る日本総領事館)

タクシーを降りて領事館の方へカメラを向けたとたん、大きな声が聞こえた。
警護の若い兵士だ。早口でしかも中国語で何を言ってるのか判らなかったが
狂ったように威嚇する。「お前らが近づくと、俺は迷惑なんだよ。ここから
さっさと離れろ。」とでも言っていたのかもしれない。
その目は凶眼だった。ここで彼と揉め事を起こすのは得策ではないのは火を
見るより明らかなことは確かなのでこの場から速やかに撤退することにした。

あわててタクシーに乗り込む際になんとか撮れたのがここにあげた3枚の写
真である。