![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/18/81eaa67cc4dc82fe740a53c7d792e3f9.jpg)
広告業界を描くTVシリーズ「マッド・メン」で主演を務めるジョン・ハム主演。
スーツとタバコが似合う、渋~いイケメンです。
「マダム・マロリーの魔法のレシピ」と相次いで公開されたインドがらみのディズニー作品。
でもこちらはインド初のメジャーリーガーを発掘したエージェントの実話を基にした作品ですから。
テレビで何度か予告CMを見ましたが、あまり話題にもならなず公開は終了したようです。
やはり日本でメジャーな役者さんが出演していないと観客動員は難しいようです。
公開間もなくレディースデイに映画館で見たのですが観客はまばら。
なかなか面白かったのに・・・。
やっぱり「ミリオンダラー何たら」というとイーストウッドの「ミリオンダラー・ベイビー」を
思い出しちゃうからねぇ。原題が「Million Dollar Arm」だからしょうがないけど…。残念。
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ミ リ オ ン ダ ラ ー ・ ア ー ム
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< ストーリー >
大手スポーツエージェントから独立し自分の会社を立ち上げたJB・バーンスタインは、キャリアの危機。
頼みの綱のNBA選手に逃げられ、一発逆転を狙って野球未開の地インドでコンテスト形式の
スター発掘番組を製作し、クリケットの投手を野球に転向させメジャーリーグに売り込もうとする。
勝ち残った2人の青年とマネージャーを連れて意気揚々と帰国したバーンスタインだったが…。
トム・クルーズの「ザ・エージェント」とブラッド・ピットの「マネーボール」を足して2で割って
カレー粉を振りかけたような映画…って、悪い意味ではないないですよー![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
11月半ばに鑑賞後、書きかけのまま置いていたのですが、昨日の日経夕刊に間もなく公開の
野球映画2本「バンクーバーの朝日」「KANO/1931 海の向こうの甲子園」が紹介され、
その中で本作にも触れられていました。
野球に詳しい映画評論家の芝山幹郎氏の弁として、
「野球には幸福の追求というアメリカの善の部分がある。3作品が移民、植民地、商売のダーク
サイドを描きながら、善の部分が浮き彫りにされるのはそのためだ。アメリカのマイナー
リーグに残っているような野球の幸福感が、それぞれをどこか感じのよい映画にしている」
っと引用していました。
「野球」ってアメリカでは歴史とか文化とか地域とかを巻き込んだ他のスポーツとは違う
特別なものなのでしょうね。
ヨーロッパや南米では「サッカー」でしょうか。
インドでは英国の影響のもと球技は「クリケット」のようですね。
アニメ「巨人の星」もインドでは野球ではなくクリケットの話に変えられたそうですから。
日本はもとよりアジアで有望な人材を確保するには高額な契約金が必要ってことで
クリケットで投げられるなら野球でも投げられるだろうというかなり破れかぶれな思いつき。
でも、やり投げとフィールド・ホッケーの選手って?!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/82/b0d427f4c138b843ebe017df88872c49.jpg)
インド各地でピッチングコンテスト。右端:アラン・アーキン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/1e/6fe8968a0200f2ad9d745fde2458ef52.jpg)
ここで「マダム・マロリー」の時のような文化の衝突が。
選手を発掘するまでのインド編ではインドパワーに押され気味。
クリケットで良いピッチャーだからといって、野球がすぐにできる訳はなく、
アメリカに渡ってからは文化の違い+新しいスポーツ野球で成果を上げるというプレッシャーと、
家族の、インドの期待に押しつぶされそうになるインド人の若者リンクとディネシュ。
スポンサーとの契約で、短期での成果を求められるJBとの不協和音。
万事休すかと思われたところで、自分の成功しか考えていなかったこと、リンクとディネシュの
不安な思いに全く気付いていなかったことに思い至り考えを改めるJB。
共に試練に立ち向かっていくなかで家族のような関係になっていく。
「マイナーリーグに残っているような幸福感」とは選手を育てメジャーへというファンの支えと
それに答えようとする選手たちの一体感でしょうか?
実話だからメジャー選手になるという結末はわかっているにもかかわらず、
登場するピッチングコーチやスカウトマンらとともに、いつのまにかリンクとディネシュ、
そしてJBを応援し、涙ぐんでしまいました。
「一体感」はカタルシス![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/rabi_cry.gif)
スポーツ映画の王道です。 でも、実話です。
リンクを演じたのは「ライフ・オブ・パイ」で主役パイを演じたスラージ・シャルマです。
ディネシュを演じたのは「スラムドッグ$ミリオネア」で主人公ジャマールの兄を演じたマドゥル・ミッタルでした。
ビル・パクストン、アラン・アーキンが脇を固めています![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/good.gif)
*近日公開の「バンクーバーの朝日」の予告編を見て涙があふれました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/namida.gif)
予告編で泣いてるようじゃあ、映画館で本編を見たら…サングラスを持参しなくては![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
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スーツとタバコが似合う、渋~いイケメンです。
「マダム・マロリーの魔法のレシピ」と相次いで公開されたインドがらみのディズニー作品。
でもこちらはインド初のメジャーリーガーを発掘したエージェントの実話を基にした作品ですから。
テレビで何度か予告CMを見ましたが、あまり話題にもならなず公開は終了したようです。
やはり日本でメジャーな役者さんが出演していないと観客動員は難しいようです。
公開間もなくレディースデイに映画館で見たのですが観客はまばら。
なかなか面白かったのに・・・。
やっぱり「ミリオンダラー何たら」というとイーストウッドの「ミリオンダラー・ベイビー」を
思い出しちゃうからねぇ。原題が「Million Dollar Arm」だからしょうがないけど…。残念。
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ミ リ オ ン ダ ラ ー ・ ア ー ム
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大手スポーツエージェントから独立し自分の会社を立ち上げたJB・バーンスタインは、キャリアの危機。
頼みの綱のNBA選手に逃げられ、一発逆転を狙って野球未開の地インドでコンテスト形式の
スター発掘番組を製作し、クリケットの投手を野球に転向させメジャーリーグに売り込もうとする。
勝ち残った2人の青年とマネージャーを連れて意気揚々と帰国したバーンスタインだったが…。
トム・クルーズの「ザ・エージェント」とブラッド・ピットの「マネーボール」を足して2で割って
カレー粉を振りかけたような映画…って、悪い意味ではないないですよー
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11月半ばに鑑賞後、書きかけのまま置いていたのですが、昨日の日経夕刊に間もなく公開の
野球映画2本「バンクーバーの朝日」「KANO/1931 海の向こうの甲子園」が紹介され、
その中で本作にも触れられていました。
野球に詳しい映画評論家の芝山幹郎氏の弁として、
「野球には幸福の追求というアメリカの善の部分がある。3作品が移民、植民地、商売のダーク
サイドを描きながら、善の部分が浮き彫りにされるのはそのためだ。アメリカのマイナー
リーグに残っているような野球の幸福感が、それぞれをどこか感じのよい映画にしている」
っと引用していました。
「野球」ってアメリカでは歴史とか文化とか地域とかを巻き込んだ他のスポーツとは違う
特別なものなのでしょうね。
ヨーロッパや南米では「サッカー」でしょうか。
インドでは英国の影響のもと球技は「クリケット」のようですね。
アニメ「巨人の星」もインドでは野球ではなくクリケットの話に変えられたそうですから。
日本はもとよりアジアで有望な人材を確保するには高額な契約金が必要ってことで
クリケットで投げられるなら野球でも投げられるだろうというかなり破れかぶれな思いつき。
でも、やり投げとフィールド・ホッケーの選手って?!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/82/b0d427f4c138b843ebe017df88872c49.jpg)
インド各地でピッチングコンテスト。右端:アラン・アーキン
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ここで「マダム・マロリー」の時のような文化の衝突が。
選手を発掘するまでのインド編ではインドパワーに押され気味。
クリケットで良いピッチャーだからといって、野球がすぐにできる訳はなく、
アメリカに渡ってからは文化の違い+新しいスポーツ野球で成果を上げるというプレッシャーと、
家族の、インドの期待に押しつぶされそうになるインド人の若者リンクとディネシュ。
スポンサーとの契約で、短期での成果を求められるJBとの不協和音。
万事休すかと思われたところで、自分の成功しか考えていなかったこと、リンクとディネシュの
不安な思いに全く気付いていなかったことに思い至り考えを改めるJB。
共に試練に立ち向かっていくなかで家族のような関係になっていく。
「マイナーリーグに残っているような幸福感」とは選手を育てメジャーへというファンの支えと
それに答えようとする選手たちの一体感でしょうか?
実話だからメジャー選手になるという結末はわかっているにもかかわらず、
登場するピッチングコーチやスカウトマンらとともに、いつのまにかリンクとディネシュ、
そしてJBを応援し、涙ぐんでしまいました。
「一体感」はカタルシス
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スポーツ映画の王道です。 でも、実話です。
リンクを演じたのは「ライフ・オブ・パイ」で主役パイを演じたスラージ・シャルマです。
ディネシュを演じたのは「スラムドッグ$ミリオネア」で主人公ジャマールの兄を演じたマドゥル・ミッタルでした。
ビル・パクストン、アラン・アーキンが脇を固めています
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*近日公開の「バンクーバーの朝日」の予告編を見て涙があふれました
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予告編で泣いてるようじゃあ、映画館で本編を見たら…サングラスを持参しなくては
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