
23日水曜日、横浜では朝起きたら雪が降り積もっておりました。
水曜日は御存知のようにレディースデイ
、
男性の皆様には申し訳ございませんが、
多くの映画館は女性のみ¥1000なのです。
午前中、時間があったので、
ゴールデングローブ賞獲得! アカデミー賞にもノミネートされた
ジョニー・デップ主演のホラーミュージカル?
「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」を見に行くぞ!
っと勇んでいたのに・・・雪

いやこんなことでひるんではならず、
車に3センチほど積もった雪を傘で落とし
安全運転を心がけつつTOHOシネマズ***へGO
¥1000とポイントカードを準備、
「「スウィーニ・トッド」お願いしま~す」
「今からですとプレミアスクリーンでお一人様¥2400ですが、よろしいですか?」
「えぇ!?(よろしいわけないやんか~…と心の中で呟いて)」
残念ながら、回れ右で帰ってきました。
御存知ですか?プレミアスクリーン?
プレミアといっても、
3Dでジョニーが飛び出すわけでも、
特別微笑んでくれるわけでないのに…
一体どれ位の人が利用しているんざんしょ?
通常料金でさえ高いと思っている人が多数派でしょうに。
幸い、
雪はお昼過ぎに、雨へと変わって~おりました。ホ!
「スイニー・トッド」は来週書く予定で~す。
前置きが長くなりましたが、今週はジョニー・デップつながりで、
彼の主演で、私が一番好きな「妹の恋人」です。
今月のケーブルテレビ・ムービープラスはジョニー・デップ月間で
懐かしい映画を放映しており、久しぶりに見直し、ほんわか気分になりました。
**********************
妹の恋人 BENNY & JOON 1993
**********************
何故か、最近
・ジプシーのお兄さん 「ショコラ」「耳に残るは君の歌声」など
・オドロオドロしいストーリー「ナインスゲート」「スリーピー・ホロウ」
「シークレット・ウインドウ」など
・ファンタジー 「チャーリーとチョコレート工場」
などが定番になってしまっているけれど、
「ニック・オブ・タイム」「ギルバート・グレイブ」「ネバーランド」
なんかの小ざっぱりした役の方が好みです。
海賊のスパロウ船長は、小汚くてもカッコイイから不思議ですが…他の人がやるとただの汚い海賊になっちゃうから御用心。
でも極めつけは、やはり「妹の恋人」のデップです。
この役は彼だからこそ、いんにゃ、彼以外は考えられない映画です。

どこにでもあるような、とあるアメリカの田舎町。
自動車整備工場を営む妹思いのベニーと妹のジューンは二人暮らし。
幼いころ事故で両親を亡くした二人。
ジューンは精神分裂症気味、情緒不安定で切れやすく、医者に通っている。
野球のチケットや昔のレコード、シュノーケル、犬のシャンプーなんかを賭けた
友人とのいつものポーカーに負け、
友人の従兄弟サム(これがデップです)を押し付けられる。
サムは読み書きが苦手(トム・クルーズなど欧米に多い失読症)だが、
大道芸や家事に特殊な才能をもつ心優しい不思議な26歳。当時デップは30歳。
映画に詳しく、台詞を空んじ、
バースダー・キートンやチャップリンに心酔、ファッションを真似、
浮浪者チャーリーのような杖も携帯している。

「金魚一匹うまく飼えない自分に、ジューンの面倒が見れるのか?」
と悩む兄ベニーも、
病気で、独り立ちできず、特殊な感性の中に生きる妹ジューンも、
読み書きが苦手でバカ扱いされるサムも、みんな孤独。
兄妹は嫌だと思いながら離れられない「共依存」の関係で、
兄ベニーは、12年間献身的にジューンの世話を第一に考え、
自分の幸せを犠牲にしている。
互いの為にも施設に預けたらと医者からも友人からも薦められるが、
気になって他人に任せに出来ない。
ジューンも兄を頼りながらも、子ども扱いし過干渉されることに苛立つ。
サムの登場で、サムとジューンが魅かれあうことで、
ずっと変わることの無かった兄妹の関係に、変化が起こる。
チャップリンが「黄金狂時代」でやった
ロールパンだかコッペパンにフォークを刺してダンスをしたり、

テーブルを滑るトレーを走って受け取ったり、
食べ物の載ったお皿でのジャグリングにパントマイム。
堺正章も真っ青のデップの見事なパフォーマンス。
チーズをはさんだ食パンをアイロンでトーストしたり、
(こんなことできるんだ!)
テニスのラケットでマッシュポテトを作ったり、
(ちょっと目が粗くないかい?)
ローラーの付いた椅子を滑らせ掃除をしたり、
(部屋が広くて障害物が無ければやってみたい)
飄々と別世界の中で生きているような、突拍子も無いサムの行動が
じわじわ~と、見ているこちらの心にも暖か~いものを運んでくれます。
ニコリともしない喜劇王キートンが観客を笑わせてくれたように、
サムも落ち込んでいる二人を、そっと元気にしてくれるのです。
全編を通して流れるサーカスをイメージしたような曲が
厳しい現実をおとぎ話のような物語にコーティングし、
それぞれが新しい未来に踏み出してゆく姿に希望の光をともしている。

兄から離れ、一緒に住み始めた二人がうまくやっていけることを
応援したくなる後姿です。(アイロンでトーストしてます)
同年制作された「ギルバート・グレイプ」と比較すると面白いですよ。
原題は「What's eating Gilbert Grape?」 eatingって?
「eat」は中学1年で出てくる基本単語ですが、
ここでの意味は「食べる」ではなく「イライラさせる、困らせる」
「何がギルバート・グレイプをイライラさせているのか?」ですね。
こちらでのデップは「妹の恋人」の兄ベニーの役回りです。
障害のある弟(レオナルド・デカプリオのすんばらしい演技!)や
超肥満で歩くのもままならない母など、
父親代わりで、問題だらけの家族の面倒を見る兄貴です。
そこに祖母とトレーラーで旅行する、キュートな女の子登場。
こうして書くと、設定は似ているなぁ~。
こちらもいい映画です。
でもデップは、
みんなの面倒を見る兄貴より、無垢で不思議キャラのサムの方がピッタリです。
****** 今週 見た映画 ********
1月21日 センチネルー陰謀の星条旗
マイケル・ダグラス、キム・ベイシンガー
1月22日 16ブロック
ブルース・ウイリス主演の刑事もの
水曜日は御存知のようにレディースデイ

男性の皆様には申し訳ございませんが、
多くの映画館は女性のみ¥1000なのです。
午前中、時間があったので、
ゴールデングローブ賞獲得! アカデミー賞にもノミネートされた
ジョニー・デップ主演のホラーミュージカル?
「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」を見に行くぞ!
っと勇んでいたのに・・・雪


いやこんなことでひるんではならず、
車に3センチほど積もった雪を傘で落とし
安全運転を心がけつつTOHOシネマズ***へGO

¥1000とポイントカードを準備、
「「スウィーニ・トッド」お願いしま~す」
「今からですとプレミアスクリーンでお一人様¥2400ですが、よろしいですか?」
「えぇ!?(よろしいわけないやんか~…と心の中で呟いて)」
残念ながら、回れ右で帰ってきました。
御存知ですか?プレミアスクリーン?
プレミアといっても、
3Dでジョニーが飛び出すわけでも、
特別微笑んでくれるわけでないのに…
一体どれ位の人が利用しているんざんしょ?
通常料金でさえ高いと思っている人が多数派でしょうに。
幸い、

「スイニー・トッド」は来週書く予定で~す。
前置きが長くなりましたが、今週はジョニー・デップつながりで、
彼の主演で、私が一番好きな「妹の恋人」です。
今月のケーブルテレビ・ムービープラスはジョニー・デップ月間で
懐かしい映画を放映しており、久しぶりに見直し、ほんわか気分になりました。
**********************
妹の恋人 BENNY & JOON 1993
**********************
何故か、最近
・ジプシーのお兄さん 「ショコラ」「耳に残るは君の歌声」など
・オドロオドロしいストーリー「ナインスゲート」「スリーピー・ホロウ」
「シークレット・ウインドウ」など
・ファンタジー 「チャーリーとチョコレート工場」
などが定番になってしまっているけれど、
「ニック・オブ・タイム」「ギルバート・グレイブ」「ネバーランド」
なんかの小ざっぱりした役の方が好みです。
海賊のスパロウ船長は、小汚くてもカッコイイから不思議ですが…他の人がやるとただの汚い海賊になっちゃうから御用心。
でも極めつけは、やはり「妹の恋人」のデップです。
この役は彼だからこそ、いんにゃ、彼以外は考えられない映画です。


どこにでもあるような、とあるアメリカの田舎町。
自動車整備工場を営む妹思いのベニーと妹のジューンは二人暮らし。
幼いころ事故で両親を亡くした二人。
ジューンは精神分裂症気味、情緒不安定で切れやすく、医者に通っている。
野球のチケットや昔のレコード、シュノーケル、犬のシャンプーなんかを賭けた
友人とのいつものポーカーに負け、
友人の従兄弟サム(これがデップです)を押し付けられる。
サムは読み書きが苦手(トム・クルーズなど欧米に多い失読症)だが、
大道芸や家事に特殊な才能をもつ心優しい不思議な26歳。当時デップは30歳。
映画に詳しく、台詞を空んじ、
バースダー・キートンやチャップリンに心酔、ファッションを真似、
浮浪者チャーリーのような杖も携帯している。

「金魚一匹うまく飼えない自分に、ジューンの面倒が見れるのか?」
と悩む兄ベニーも、
病気で、独り立ちできず、特殊な感性の中に生きる妹ジューンも、
読み書きが苦手でバカ扱いされるサムも、みんな孤独。
兄妹は嫌だと思いながら離れられない「共依存」の関係で、
兄ベニーは、12年間献身的にジューンの世話を第一に考え、
自分の幸せを犠牲にしている。
互いの為にも施設に預けたらと医者からも友人からも薦められるが、
気になって他人に任せに出来ない。
ジューンも兄を頼りながらも、子ども扱いし過干渉されることに苛立つ。
サムの登場で、サムとジューンが魅かれあうことで、
ずっと変わることの無かった兄妹の関係に、変化が起こる。
チャップリンが「黄金狂時代」でやった
ロールパンだかコッペパンにフォークを刺してダンスをしたり、


テーブルを滑るトレーを走って受け取ったり、
食べ物の載ったお皿でのジャグリングにパントマイム。
堺正章も真っ青のデップの見事なパフォーマンス。
チーズをはさんだ食パンをアイロンでトーストしたり、
(こんなことできるんだ!)
テニスのラケットでマッシュポテトを作ったり、
(ちょっと目が粗くないかい?)
ローラーの付いた椅子を滑らせ掃除をしたり、
(部屋が広くて障害物が無ければやってみたい)
飄々と別世界の中で生きているような、突拍子も無いサムの行動が
じわじわ~と、見ているこちらの心にも暖か~いものを運んでくれます。
ニコリともしない喜劇王キートンが観客を笑わせてくれたように、
サムも落ち込んでいる二人を、そっと元気にしてくれるのです。
全編を通して流れるサーカスをイメージしたような曲が
厳しい現実をおとぎ話のような物語にコーティングし、
それぞれが新しい未来に踏み出してゆく姿に希望の光をともしている。

兄から離れ、一緒に住み始めた二人がうまくやっていけることを
応援したくなる後姿です。(アイロンでトーストしてます)
同年制作された「ギルバート・グレイプ」と比較すると面白いですよ。
原題は「What's eating Gilbert Grape?」 eatingって?
「eat」は中学1年で出てくる基本単語ですが、
ここでの意味は「食べる」ではなく「イライラさせる、困らせる」
「何がギルバート・グレイプをイライラさせているのか?」ですね。
こちらでのデップは「妹の恋人」の兄ベニーの役回りです。
障害のある弟(レオナルド・デカプリオのすんばらしい演技!)や
超肥満で歩くのもままならない母など、
父親代わりで、問題だらけの家族の面倒を見る兄貴です。
そこに祖母とトレーラーで旅行する、キュートな女の子登場。
こうして書くと、設定は似ているなぁ~。
こちらもいい映画です。
でもデップは、
みんなの面倒を見る兄貴より、無垢で不思議キャラのサムの方がピッタリです。
****** 今週 見た映画 ********
1月21日 センチネルー陰謀の星条旗
マイケル・ダグラス、キム・ベイシンガー
1月22日 16ブロック
ブルース・ウイリス主演の刑事もの
彼の作品は、けっこう観てるつもりだったけど、
未見作もまだまだ埋れてるみたいなので、この作品や、「ニック・オブ・タイム」や、「アリゾナ・ドリーム」などをDVD鑑賞しました。
どれも、ジョニデじゃなくちゃ・・的作品ばかりで、
彼の必要性を感じる作品でした。
今年あたり、オスカー取って欲しいですね。
ゴールデングローブ受賞の勢いで、そのままアカデミー賞も取って欲しいですね。
この映画はジョニー・デップの魅力満載の作品ですよね。
喫茶店のカウンターでパンを使ったパントマイムのシーン、公園で帽子やハンカチを使ったパントマイムのシーンは、最高ですよね。
ということで、まだ、ブログ初心者ですが、どうぞ、これからもよろしくお願いします。
TBもさせて頂きました。(うまく反映されているか自信ありませんが)
ジョニデはサムにぴったりで、随所にあるパントマイムのシーンはお見事!ですね。
こちらこそ、宜しくお願いいたします