映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

ある日どこかで  SOMEWHERE IN TIME

2009-07-12 | 映画 あ行
     
先ほどNHKハイビジョンで「グレース・ケリーの素顔を探して」という番組を見ました。
特に見たい番組がなく何となくチャンネルを変えていたら・・・
大好きな曲が、グレース・ケリーの映像のバックに流れていたのです。

この曲に魅かれてしばし見ているうちに、
女優からモナコ公国の王妃になったグレースの、華やかな経歴と美しい姿の裏にあった
葛藤・孤独、そしてそれを抱えながら立ち向かう強さに魅かれ最後まで見ました。


この曲とは1980年に製作されたタイムトラベル・ロマンス作品
「ある日どこかで  Somewhere In Time 」のテーマ曲です。

この曲を聴くと自然に涙が流れ、胸が痛くなるほどです。
007シリーズの音楽や、「野生のエルザ」「愛と哀しみの果て」などのテーマ曲で知られる
ジョン・バリー作曲です。

この映画がこれまたいいんだわ~。
どちらかというとリアリスト、ロマンス物にあまり惹かれない私ですが、
15年?位前にたまたまテレビでこの映画を見て、この曲とストーリーにすっかり魅了されました。
ラブロマンスとタイムトラベルを組み合わせたストーリーに、
20世紀初頭のノスタルジックな衣装や雰囲気、そこにあの曲です!

「時空を越えた愛」ってありえへんやろーと普通なら突っ込みを入れたいところや、
タイムトラベルものでは必ず気になるタイム・パラドックスって辻褄が合わないこともなんのその、
そんなことどうでもよくなってしまうような何かがこの映画にはあるような気がします。
一回見ただけですっかりを鷲掴みされ、お目目はハートでござんす。

     
  
スーパーマン俳優クリストファー・リーブ、
「007死ぬのは奴らだ」のボンドガール、ジェーン・シーモア主演です。
原作はリチャード・マシスン。
この方、スピルバーグの「激突!」、
死後の世界をカラフルに描いたロビン・ウイリアムズ主演の「奇蹟の輝き」、
ウィル・スミス主演の「アイ・アム・レジェンド」などの原作者だったのね知らんかった。

         
 < ストーリー >
1972年5月19日。
新人劇作家リチャード・コリヤーは初演の夜、老婦人に年代物の金時計を渡され、
“私のところへ帰ってきて”とささやかれる。それから8年後、グランドホテルの資料室で、
彼はエリーズ・マッケナという女優の古い写真に魅せられる。
日増しに膨れ上がる“彼女”への想いに苦しむリチャードは、ついに時間の壁を越えエリーズと出会う……。


エリーズ演じるジェーン・シーモアの美しさったら・・・
リチャードが魅せられるのも無理ないよなぁ~、女の私でも綺麗やな~と見とれますもん。  
         

この映画は公開時、アメリカでも日本でもヒットしなかったそうですが、ケーブルテレビや
ビデオなどで少しずつ支持が広がり、今尚ファンが多いそうです。
『「カルト古典」映画としてコアなマニアによって好んで視聴(Wikipediaより)』って表現は
如何なものかと思うけれど、私はコアなマニアじゃないけれど、好んでおります。


ファンによる英語オフィシャルサイトに日本のファンサイトなんてぇのもあって、
エリーズ人形やアクセサリー、カップにTシャツ他、様々なグッズのネット販売があり、
1990年ファンクラブ設立の翌年以来、
毎年2泊3日週末ファンの集い(今年は10月16~18日)がミシガン州五大湖の一つヒューロン湖にあるマッキノー島のグランドホテルで催されてるってんだから、
コアなマニアといわれても仕方ないかも。参加者はレトロな衣装が要るようです。



グレース・ケリーの素顔を探し、ジョン・バリーの曲をきっかけに懐かしの映画にたどり着く。
映画の中で音楽の力って大きいねぇ。

最後に、
幻のグレース最後の出演作から、彼女の人生訓とも言える言葉といわれていた台詞をご紹介。
      
       昔の女優さんって、上品で「お美しい」って言葉がピッタリです。

落胆することも人生の糧、大切なのは悔やまず前に進むこと

何とも勇気づけられる一言でした。




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