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インプラントDRを選別する方法に付いて

2007年04月09日 | Weblog
ネット上で、お気の毒なインプラント治療の経験談が増えて来ていますね。
インプラント治療自体を問われる危険水域に、来だしているのだと感じます。

私の様な仕事をしている人間は、インプラントをより良く感じてもらうにはどうしたら良いかと真面目に考えていますが、こう言う情報が独り歩きしだしてくる事は、残念です。
結局自分は違っていても、同じ穴のムジナと見られてしまう事も多いからです。

又、正直な話、現状のインプラント治療がどれ位大丈夫なのかと、専門家の同業者を見てて感じる事も多いです。
言い難い事でも患者さんにとっては有用な情報として、こう言うブログをかき続ける事がお役に立つのかどうか、非常に迷う所です。

自分の患者さんから促される形で、危険性、トラブルの話を書き始めて、読まれた患者さんは、逆に不安感が募られてしまうんじゃなかろうか、とも心配でもあります。

セミナーとかに出ていても、とんでもない質問が飛び出す事もありますし、勉強と言うものの難しさを感じさせられます。

私自身が感じる事は、DRに本当に勉強して欲しいなと言う事です。
そして、国内で溢れている情報と、海外の学会で聞く生の情報との違いです。
より良きインプラント治療は、確実に世界の方が進んでいます。
その事に気が付いている方は、海外で学びます。

しかしこれまた難しいのは、そのDRの受け取る力の問題があるんです。
幾ら聞いてても、本質を摑めなければ、余り意味を成しません。
困った事に、ご本人が気が付いなかったりする。
そう言う方は、海外に出るだけで上がりなんです。
その先がない。

どう言う事かと言うと、学ぶだけで討論の場に参加出来ない。
語学の問題ではありません。
創造力の問題なんです。

次代を読む力は、所詮その人物一人一人の問題であると感じます。
こんな事を言うと見も蓋もないでしょうが、事実です。

そこで今回は、私見で、以下にインプラントDRを決めるにはを提案したいと思います。
先日書きましたが、拡大鏡を使用している事、歯周病での外科治療も手掛けている事、親知らずの水平埋伏歯を自分一人で抜歯出来る事、歯周補綴を多数手掛けている事、義歯等の欠損補綴に長けていて、噛み合せの治療に長じている事、等でしょうか。

逆の言い方をすると、普通の歯科治療、虫歯の治療とか抜歯とかしかした事がなく、歯磨きとか少し歯石を取っただけで、歯周病治療していると言い切るとか、親知らずは大きな病院に紹介してしまうとか、義歯は苦手で噛み合せの調整を詳細にやってくれないとか、現代の歯科治療レベルでは問題がある方にインプラントはして欲しくないです。

最近、インプラントが収入に成ると考えて、参入して来ているDRが増えています。
そう言う方でも、簡単なものなら上手く行ってしまい、腕が良いと勘違いさせてしまう危険性があるのです。
そう言うDRが、安易に考えて、即時荷重やGBR骨造成やサイナスリフトに取り組む事が、怖い事故に成らねば良いがと、心配なのです。



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