昨日、今日とハードなオペが続き、明日も又ハードなオペが組まれています。
遣り甲斐のあるお仕事をさせていただけて大変に幸福であると感じると同時に、責任を果たさなければいけないと言う想いも肌身に感じ、気を引き締めていかないと肝に銘じています。
私はこう言う仕事を積極的にお引き受けして解決する事に邁進していますが、自分がさせていただいているような仕事を振り返れば振り返るほど、こう言う仕事が一般的に成る日が来るとは思えない、と感じてしまうのです。
ハードルがいっぱい有り過ぎるのです。
まず通常の場合、患者さん一人きりに掛かり切りで治療行為をする事が出来る診療体制を常時取れるのかどうか、保険診療の従来の流れと一線を画してやれるのかどうか、これ義地番大きな現実的問題ではないでしょうか。
次に、普通抜歯からインプラント植立手術、同時GBR骨造成をして、更には歯菊が再生する治療もして、平行して仮歯を審美的に作製する事を半日以内で済ませられるのかどうか、と感じます。
具体的には、全てを一人のDRで施術しようとすると抜歯からして難しく骨を痛めつけないようにして細心の注意で行わなければいけませんし、次に来る病巣の徹底的な除去が心底大変だからです。
精密な極小の細かい機器を使って、しかも最低5倍以上の拡大をして抜歯した後の骨の状態を把握して、病巣とかの取り残しをしないようにしなければいけませんし、下手に取ろうと頑張り過ぎて傷を付けてはいけません。
その按配が実に難しいのです。
更には、そこまで行って初めてインプラントを植立する為の処置に行く訳ですが、抜歯後の骨と言うのは形態も凄く凸凹しており、しかも斜面が多い為にここにこう立てたいと願っていても、そうは上手くコントロール出来難いですし、ホールを上手に形成できてもそこに寸分違わず植立する事も相当の難易度の高い処置なのです。
そのような状態では、植立位置、深さ、隣接関係等3次元的立体的位置に見事に立てる事は超至難の業です。
そして、そこからGBR骨造成と歯肉の再生処置を進めながら、審美的な仮歯の処置を同時平行でしなければいけません。
これも歯肉、骨、歯の立体的関係をコントロールしながら全てして退けなければいけないのです。
加えて、審美的に治すと言う事は、患者さんご自身が意識をしっかり保っていて、自分に入る歯の形噛み合わせに対して意見を言っていただけなければいけません。
そうなると絶対に強い鎮静方法とか眠ってしまう治療は出来ず、しかも、患者さん自身が手術直後から辛くて大変だとチャンとお話しする事が出来ない状況になる訳で、仮歯が充分に満足いただける形・噛み合わせに成っているのかの感じを教えていただけなくなる事となります。
ですから、絶対にそうならないような無痛・快適な施術を出来なければ行けないのです。
これをDR一人きりでやり遂げるのは、余りにもハードルが高過ぎるだろう、特に一般的な保険の治療しかされた事がない先生方には厳し過ぎるのではないだろうか、と正直に言って感じるのです。
これらの具体的施術の一つ一つ、どれを取っても一瞬の気の緩みも許されない、全てが掛け算の処置です。
掛け算と言う事は、何処かで0やマイナスが出たら全ては終わる、と言う悲劇的事態に陥ると言う事を意味します。
脳外科の世界的権威のDRが手術しているDVDを拝見した事がありますが、顕微鏡を覗きながら精密に作業を続け、なんと時には12時間ぶっ通しでやるそうです。
それを聞いて、私は心の底から感動し、凄い、いや凄まじい世界がこの世界にはあるんだ、と頭を殴られたかのように思い知らされました。
その為に、やはり脳外科の超一流の世界では決して執刀医が途中で交代とかしない、いいえ出来ないそうです。
育て上げた愛弟子、一人一人育て上げて出来るようになるしかない世界で任せられると言う事がまずない世界だそうです。
私はインプラントの世界もこれと全く同じであろうと考えています。
でも、たった一人でやり続けると体力、気力が厳しくなって、その状態、態勢で一番重要なインプラント植立に成るのを怖れ、出来る限りチーム医療でことにあたって行くようにしています。
実は、これらの理由は気力体力の問題だけではなく、平行して色々と出来る事で施術時間をかなり短縮出来る、患者さんにとって治療期間が短く出来て楽である、と言うもっともっと大きなものがあるのです。
こうして色々と考えると、脳外科の世界と同じように、出来るやれるDRは極一部に限られてしまい、特殊な仕事とやがては理解される時代に成るであろうと予想・予見しています。
本当の意味で患者さんが望んでおられる、1回きりで全てを終了させていただくには、これだけのハードル、関門が高く立ち塞がっているのです。
しかも、現代はシンプルなインプラント治療で済む患者さんはほんの少数派で、複雑な施術を組み合わせないといけない患者さんの方が圧倒的に多数派なのです。
更に付け加えるならば、そのような実態を患者さん達はまだまだ知らないし、自分がそう言う混み入った状態の患者さんであるとは理解出来ない、そう信じたくはない、と言う複雑な心理状態である事も治療を難しくする大きな要因と成っています。
ですから、それに対しても自信、臨床経験結果実績を見せて納得していただける話力も必要です。
つまりは院長一人がスーパーマンでも解決は難しい、チームで解決出来る力、実力を備えていないとまず不可能であろうと、私は感じてしまうのです。
そう言う点からも、私は非常に恵まれており、だからこそ天運に感謝し続けているのです。
私の元には、私は何処でも他ではまず救えないであろう患者さんを何とかして救いたいと言う強い意志を持ってやり続けたからでしょうか、そう言う人材、スタッフに恵まれ、だからこそ出来るのです。
私自身非常に運が強い、と自負出来る由縁です。
人と人の巡り会い、組み合わせ、集合となる事での掛け算的実力の相乗的上昇。
どれ一つ欠けても、同じような事はまず出来はしない、と私は確信します。
専門であると言う意思表示は、そう言う理由からなのです。
これらの事はまだ少し時間は掛かるでしょうが、やがては患者さん達も知る所となり、最終的にはインプラントブームも収束するであろう、と私は思っています。
それでも、出来る限り正しく業界の先生方に理解いただいて、チーム医療、システムとして広まるように、と念じて努力し、出来る所が一つでも増えて行くようにと願っています。
全ては患者さんの為、世の為、人の為なのですから。
いつもの宣伝します。
今回の著書と連動しているDVDがmediwillさんから既に出ています。
面白いと思われました方、是非DVDも見てみて下さい。
お申し込みはこちらからです。
http://seminar.mediwill.co.jp/2009/01/28.html
更に出版記念講演会のDVDもお分け出来ます。
今回のは上記のDVDのアドバンス編で、両方でワンセットとご理解下さい。
2枚組み10000円、受け取り人払いの宅急便でお送りします。
メールいただくか、FAX03-3775-0044までご連絡下さい。
ダイジェスト版http://www.youtube.com/watch?v=Muv_IR99Hu4で公開中です。
臨床の実力と書く実力、そしてそれを上手く伝える話し方が出来る事。
ハードル高いかも知れませんが、種火を灯す仕事を生涯の一つの仕事として頑張りたいと思います。
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直接学びたい方は、見学を受けていますので、お問い合わせ下さい。
又講演依頼、プレゼン依頼、出張オペ依頼もお受けしますので、お問い合わせ下さい。
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参照:http://www.km-implantcenter-matsumotoshika.com/
http://www.j-dol.com/dr/noritugu/default.html
http://www.newton-doctor.com/doctor/tokyo5/matsumotonoritsugu/s40/
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