元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

いい奴だった「吉田拓郎」

2007年01月20日 | 音楽
 かみさんは広島生まれです。
友達としゃべる電話はいつの間にか広島弁です。

 嫁に来たとき拓郎のレコードをいっぱい持ってきました。

 しかし がなりたてるように歌う、チンピラ風の拓郎はきらいでした。
そのためドライブのBGMはもちろん、会話にもかみさんは拓郎のことをしゃべりません
私が嫌いなことがわかっているからです。

 当時チャイコフスキーの弦楽セレナーデをはじめ、クラッシクが最高と思っている
偏屈な奴は、実は自分の方でした。

 小田急線の新百合ヶ丘に引越ししたころ、子どもたちの好きなキンキキッズの番組に
中年のおっさんが出ていました。キンキとのやり取りや照れたような表情にあれっ」と気付きました。「角の取れた」拓郎がいました。

 「皆抱きしめて」を歌う拓郎に「いい奴じゃないか」と思ったのです。曲もいいし、何よりもその歌い方が自然で力が抜けていました。

 昨年 長野出張の夜、ふらっと立ち寄った音楽喫茶のマスターが拓郎への想いを
私に熱くしゃべるのです。クラッシクを聴かせたあと、初めて会った私にです。

 そしてつま恋のコンサート。

 涙を流して観ているおじさん・おばさんがいっぱいです。
 語りかける拓郎の言葉に熱いものがこみあげました。

 「今日までそして明日から」を何回も繰り返し歌う拓郎から、今までの30年間と今からのことを考えさせられました。
コメント (1)
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