元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
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青春時代  「わかって下さい」 因幡 晃

2007年01月08日 | 音楽
 正月の三が日を過ぎたころ、テレビになつかしい人が出ていました。
「わかってください」の因幡晃です。
太目の中年のおじさんになっていました。

一世を風靡したこの曲は、心に残っています。

 その理由は当時の因幡の経歴です。秋田の鉱山技師をやりながら歌うという異色のパーソナリティでした。1975年ポプコンの最優秀曲に選ばれています。
(参考 因幡 晃 http://www.up-front-agency.co.jp/artist/inaba/)

「わかって下さい」は意表をつくタイトルの新鮮さと素人っぽい経歴が親近感を感じさせたのです。入社4~5年目の、理解されないもどかしさを感じていた営業の自分に想いを重ねたのです。ただ 歌詞は女性の立場からの内容でしたが。

 もうひとつは、この「わかってください」の曲がパイプオルガンの力強さとともに、流れてきたとき、そのすごさにびっくりした記憶があります。
オーディにのめりこむ私に音響的にぴったりの曲でした。
又男声歌手には珍しく高い声の哀調と歌詞の内容が、心に残っています。

 関心をもって、その後アルバムを数枚買いましたが、この曲以上のヒットは、なかったように記憶しています。そして忘れていました。
テレビ放映後、自分のコレクションの中からレコードを探しました。アルバムが数枚出てきました。

 番組の中で、因幡がファンを訪ね、歌うシーンがありました。この曲を「心に残る一曲」と受け止める人を訪れるシーンは印象的でした。ファンにとって、「分かってください」で勇気付けられたのです。ギターのみで歌い上げる因幡は、当時の歌い方と少し変わっていました。

 昔のきまじめさから、かたりかけるおじさんの歌い方でしたが、それはそれで因幡ですが、慣れた感じが彼の生き様、生きてきた人生を感じさせました。

 団塊世代の自分が自分に感じる「世慣れてきた」ことから、私自身もう一度ひたむきさの必要を感じたのです。
 周りの家族や会社の若い人も「したり顔」と「説教調」に辟易しているかもしれません。 
 反省です。

(画像は 探しだした因幡のLPレコードアルバム)
コメント (6)
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