農業じゆう人

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先生

2020年07月29日 12時44分23秒 | 世間
  かつてテレビのゴールデンタイムを占めていた学園ドラマ。 最近はあまり見かけなくなった。
  "中村雅俊さん"、"武田鉄矢さん"、"水谷豊さん"らが演じる先生に憧れ、教職を目指した若者が
   いました。 それが今は、学齢期の人口は減少の一途だという。 教師は給料定額・働かせ
   放題のブラック職場、と言われて久しい。
  今はオンライン授業のご時世になっています。 教室での喜びや悲しみの物語への需要は、減
   りつつあるのかな。 などと思っていたら、珠玉の一遍に出会った。 沖縄県生まれの芥川
   賞作家、"大城立裕さん"の新刊「焼け跡の高校教師」です。 地上戦から3年後の1948年。
   現在の普天間高校に着任した新米教師、大城さんの自伝的小説です。
  文は人なり、とはよく言ったものだ。 驚くのは国語担当の大城先生が、70年以上前に生徒
   に書かせた作文を、今も宝のように慈しみ、秀作の全文を小説に掲載していることだ。
  テーマは「終戦前後の忘れぬ出来事」など。 本土から切断された島に生きる一人ひとりの青
   春の記録に丁寧に朱筆を入れ、苦楽を分かち合った。

   コロナ禍による異例に短い夏休みのようだ。 私たちもまた、困難な時代に生きています。
   休校で日常がどう変わったのか? 旧友と交わした印象深い会話‥‥‥‥。
   児童・生徒のこの夏の作文は、やがて歴史になると思われる。
   大城さんの作品に接し、そう感じた。 感染症対策に忙殺される先生にも一読を勧めたい。
   これからの指導のヒントが詰まっていると思われるからです。
   しかし最近の先生は、生徒と接し授業を工夫しながら教え進めていくという本来のことより
    他のことが多すぎると聞く。 これってなぜなんでしょうか・・?
   文科省や各地の教育委員会など教育行政に携わる皆さん、ぜひ一度考えいただきたい。
   少子化で少人数になっていくなかでも、今後を支えるのは今の子どもたちですから・・。

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