国の天然記念物「奈良のシカ」の血縁関係を調べた結果、奈良市外のシカが山間部などに
流入し、交配は進んでいることが分かったと福島大などの研究チームが国際学術誌に発表
した。
千年以上前から保護され、独自の遺伝子型を保ってきた奈良公園の集団が長期的には市外
由来の集団に入れ替わる懸念がある。
奈良のシカは4エリアに分けて保護管理されて
いる。チームは奈良公園などの「重点保護・保
護地区(保護地区)」と、山間部などの「管理
地区」のシカ計167頭分のふんや筋肉を収集。
DNA解析で、保護地区では遺伝子型が独自の
1種のみ、管理地区では他府県などでも確認される6種を加えた7種が検出された。
管理地区では市外に由来を持つシカが大半で、保護地区から来たシカとの交配がみられた。
市外から来たシカが保護地区に入り込んでいる可能性も高いという。
チームの福島大の"兼子准教授"は、管理地区では数十年前にはシカの生息がほとんど確認さ
れず、多くが市外から流入したと指摘。 独自性を守る場合、独立状態を維持するために
「保護地区ではより良い環境を整え、地区以外はシカが来にくく、嫌がる環境にすること
が重要だ」と話しています。
私もこれまで奈良には何回か行ったことがあり、奈良と言えば「シカ」が当たり前で、この
ようなことがあるとは知りませんでした。 いい勉強になりました。
流入し、交配は進んでいることが分かったと福島大などの研究チームが国際学術誌に発表
した。
千年以上前から保護され、独自の遺伝子型を保ってきた奈良公園の集団が長期的には市外
由来の集団に入れ替わる懸念がある。
奈良のシカは4エリアに分けて保護管理されて
いる。チームは奈良公園などの「重点保護・保
護地区(保護地区)」と、山間部などの「管理
地区」のシカ計167頭分のふんや筋肉を収集。
DNA解析で、保護地区では遺伝子型が独自の
1種のみ、管理地区では他府県などでも確認される6種を加えた7種が検出された。
管理地区では市外に由来を持つシカが大半で、保護地区から来たシカとの交配がみられた。
市外から来たシカが保護地区に入り込んでいる可能性も高いという。
チームの福島大の"兼子准教授"は、管理地区では数十年前にはシカの生息がほとんど確認さ
れず、多くが市外から流入したと指摘。 独自性を守る場合、独立状態を維持するために
「保護地区ではより良い環境を整え、地区以外はシカが来にくく、嫌がる環境にすること
が重要だ」と話しています。
私もこれまで奈良には何回か行ったことがあり、奈良と言えば「シカ」が当たり前で、この
ようなことがあるとは知りませんでした。 いい勉強になりました。