農業じゆう人

     健康を第一に無農薬で
          安心・安全・新鮮な野菜作りに励んでいます!

ごはんの個性 表現を辞書に

2024年03月01日 12時39分24秒 | 
  甘い香りでふっくら、こしがあってうまみを感じる‥‥。 
 ごはんの味や食感を表す多くの言葉を定義
 しようと国の研究機関と民間企業が共同で
 「ごはん用語辞典」作りに取り組んでいる。
 あいまいなまま使われている表現に基準を
 設けることで、生産者や流通現場が伝えた
              いごはんの個性を正確に消費者に届けるのが狙いだそうだ。

  1月、茨城県つくば市の農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)。 食品研究部
   門の"早川研究員"らが炊きたてのごはんを前に白熱した議論を交わしていた。 
   「モソモソとポツポツは違う?」「粒立ちが良いと、粒感があるは区別する?」。
   伊藤忠食糧(東京)と進める辞書の作りの一幕だ。

  生産や流通、販売などの現場では、専門家らが鼻や舌で品質を判断する「官能評価」
   が行われ、結果は新品種の開発や仕入に影響したり、商品の宣伝に生かしたりする。
   しかし、表現の認識が統一されず、同じ言葉が多用され、評価の精度が低くなる懸
   念があった。
  全国のコンビニエンスストアなどに精米を販売する伊藤忠食糧の"天野米穀本部長"は
   「みずみずしい米といっても、べちゃつくと捉える人もいる」と例を挙げる。 た
   だ、味や香りを全て数値化するのは「現実的ではない」。 解決策を求め、202
   1年から農研機構と研究を始めた。
  まずは評価に熟練した研究者らで約30品種を食べ、見た目や味、香りの感想を出し
   合った。 炊きたてだけでなく時間がたったもの、コンビニおにぎりや長期保存用
   のパックごはんなどは試食は110種類以上に及んだ。
  ごはんに関する論文や炊飯器のカタログなど100以上の文献にも新たな表現を求め
   集まった用語は7千以上。 「納豆のような味」「ゆで卵ような香り」と独特の言
   い回しもあり、「言語化できず見過ごされてきた特徴も辞書に入れれば拾い上げら
   れる」と早川研究員。 どんな工程でその風味が付くか検証もした。

  外観、味、香り、テクスチャー(食感)の4分類で約100語に絞り、今は定義付けの
   作業中だという。 「つやがある」「甘い香り」といった定番ワードの説明には頭
   を悩ませるという。 類義語や反対話を紹介し、「特定品種に多い特徴」「多くの
   粒を見て判断すること」など、評価の際に指針となるような細くも加える。
  24年度中の完成を目指し、将来的には農研機構のホームページで公表する予定だと
   いう。 早川研究員は「評価の専門家だけでなく、消費者にとってもごはんの魅力
   を伝えるツールにしたい」と意気込んでいる。
   これいいと思います。 完成したら早速農研機構のHPで見させてもらいます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。