行楽シーズンなどで出かける時、常温で持ち歩ける紙パックの飲み物は
幼い子ども連れにはとても重宝しているのではないでしょうか。
ところで、普通に置いておけばすぐに腐ってしまいそうな果汁や乳飲料
なのに、どうして常温で何カ月も保存できるのでしょう・・。
常温で長期保存できる飲料などは「ロングライフ製法」で作られている。
無菌状態にした食品を、無菌の環境下で無菌のパッケージに充填します。
もとは、食品を冷やして輸送するチルド物流が発達していなかった時代
に、牛乳を遠くに届けるため開発された技術だといわれている。
森永乳業では1970年にこの製法で作った牛乳やジュースの販売を
始めたそうです。
食べ物が劣化する要因には、大きく分けて➀微生物による腐敗や汚染
➁酸素や光などによる化学変化➂熱や乾燥・吸湿といった物理変化の
3種類があるそうです。 反対に、これらを排除できれば、食べ物は
腐らないしカビも生えない。 しけったり酸化したりして、まずくな
ることもないんだそうです?
ロングライフ製法では、食品を140
度前後の超高温で数秒間殺菌して微生
物を完全に死滅させる。 容器は紙と
プラスチックの間にアルミ箔をはさん
だ多層構造になっていて、酸素や光、
水蒸気を遮断。菌もいないし光も酸素
も通さないので、保存料を使わずに何
カ月も保存できるんだそうです。
食品を長持ちさせることを考えた時に
最強の容器は金属製の缶詰だという。
外部からの酸素や光を完全に遮断。
加熱処理が可能で、水も通しません。
錆びて相当劣化しなければ、50年、
100年は持つと言われています。
一方で、重いし形に自由度がないといった弱点もあり、戦後に台頭した
のがプラスチック(合成樹脂)の技術。 合成樹脂はもともと、金属と
比べると酸素や水蒸気などを通しやすいなどの弱点がありましたが、
技術が進み、ガラスや金属にひけをとらない容器も誕生している。
日本食品包装協会の"石谷理事長"は「日本人の添加物を嫌う傾向がある。
化学的ではなく物理的な方法を中心に食品の保存技術が発展してきた」
と言っています。
常温で保存できるレトルト食品の「ボンカレー」(大塚食品)が発売され
たのは1968年のことだ。 レトルトとは、高温高圧で殺菌する
技術のことだそうだ。 発売当初は半透明のパウチだったので、光
や酸素の影響を受けてしまい賞味期限は2~3カ月だったそうです
が、翌年、アルミを間に挟んだアルミパウチが登場。 そのおかげ
賞味祈願は2年に延びたそうです。
1970年代には、酸素を通しにくい合成樹脂が開発されました。
そして90年代になると、容器そのものが脱酸素剤の働きをするもの
まで登場しました。 東洋製缶は94年、外部からの酸素を遮断
するだけでなく、内部の酸素を吸収する容器を開発しました。
脱酸素剤を入れなくてもよく、容器のまま電子レンジにかけられる
ことから、「サトウのごはん」(佐藤食品工業)や、ベビーフードの容
器などに採用されています。 同様の技術は、マヨネーズの容器や
切り餅の個包装用のフィルムにも採用されているそうです。
ただ、たとえ腐敗しなくても、風味や色も食品にとっては大切なこと。
おいしく食べられる期限を表す「賞味期限」は、これらも勘案して決
められています。 また、ロングライフ製品といえども、一度開封
すると、当然劣化は始まります。
森永乳業の担当者は「開封後は賞味期限にかかわらず早めにお召し上
がりください」と話しています。 これって当然のことですよネ。
幼い子ども連れにはとても重宝しているのではないでしょうか。
ところで、普通に置いておけばすぐに腐ってしまいそうな果汁や乳飲料
なのに、どうして常温で何カ月も保存できるのでしょう・・。
常温で長期保存できる飲料などは「ロングライフ製法」で作られている。
無菌状態にした食品を、無菌の環境下で無菌のパッケージに充填します。
もとは、食品を冷やして輸送するチルド物流が発達していなかった時代
に、牛乳を遠くに届けるため開発された技術だといわれている。
森永乳業では1970年にこの製法で作った牛乳やジュースの販売を
始めたそうです。
食べ物が劣化する要因には、大きく分けて➀微生物による腐敗や汚染
➁酸素や光などによる化学変化➂熱や乾燥・吸湿といった物理変化の
3種類があるそうです。 反対に、これらを排除できれば、食べ物は
腐らないしカビも生えない。 しけったり酸化したりして、まずくな
ることもないんだそうです?
ロングライフ製法では、食品を140
度前後の超高温で数秒間殺菌して微生
物を完全に死滅させる。 容器は紙と
プラスチックの間にアルミ箔をはさん
だ多層構造になっていて、酸素や光、
水蒸気を遮断。菌もいないし光も酸素
も通さないので、保存料を使わずに何
カ月も保存できるんだそうです。
食品を長持ちさせることを考えた時に
最強の容器は金属製の缶詰だという。
外部からの酸素や光を完全に遮断。
加熱処理が可能で、水も通しません。
錆びて相当劣化しなければ、50年、
100年は持つと言われています。
一方で、重いし形に自由度がないといった弱点もあり、戦後に台頭した
のがプラスチック(合成樹脂)の技術。 合成樹脂はもともと、金属と
比べると酸素や水蒸気などを通しやすいなどの弱点がありましたが、
技術が進み、ガラスや金属にひけをとらない容器も誕生している。
日本食品包装協会の"石谷理事長"は「日本人の添加物を嫌う傾向がある。
化学的ではなく物理的な方法を中心に食品の保存技術が発展してきた」
と言っています。
常温で保存できるレトルト食品の「ボンカレー」(大塚食品)が発売され
たのは1968年のことだ。 レトルトとは、高温高圧で殺菌する
技術のことだそうだ。 発売当初は半透明のパウチだったので、光
や酸素の影響を受けてしまい賞味期限は2~3カ月だったそうです
が、翌年、アルミを間に挟んだアルミパウチが登場。 そのおかげ
賞味祈願は2年に延びたそうです。
1970年代には、酸素を通しにくい合成樹脂が開発されました。
そして90年代になると、容器そのものが脱酸素剤の働きをするもの
まで登場しました。 東洋製缶は94年、外部からの酸素を遮断
するだけでなく、内部の酸素を吸収する容器を開発しました。
脱酸素剤を入れなくてもよく、容器のまま電子レンジにかけられる
ことから、「サトウのごはん」(佐藤食品工業)や、ベビーフードの容
器などに採用されています。 同様の技術は、マヨネーズの容器や
切り餅の個包装用のフィルムにも採用されているそうです。
ただ、たとえ腐敗しなくても、風味や色も食品にとっては大切なこと。
おいしく食べられる期限を表す「賞味期限」は、これらも勘案して決
められています。 また、ロングライフ製品といえども、一度開封
すると、当然劣化は始まります。
森永乳業の担当者は「開封後は賞味期限にかかわらず早めにお召し上
がりください」と話しています。 これって当然のことですよネ。