Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

大型システムのサウンドは・・・

2024年07月14日 | ピュアオーディオ

一般的なスピーカー(ブックシェルフスピーカー)の世界は、「音楽を楽しむ」為のモノだと思う。帯域的にも40Hz~20KHzまでの世界である。音量にも限度が有り、過大入力をするとクリッピングしてしまう。また、メーカー製の製品は色々な制約のもとに造られているので、必ずしも満足できる音質状態ではないモノが多い。


中・小型のスピーカーに対して大型スピーカーシステムにも言えるのは、メーカー純正では制約が多く、決してすべてが満足できるサウンドとはならないという点。大型スピーカーの特徴は、「朗々と鳴る」事と「大音量再生」が可能になると云う事。音量一つで「生演奏レベル」にする事も出来る。




そもそも大型SPの定義も殆どないに等しい。個人的には38cmウーハークラス以上の低域ユニットを使ったシステムだと定義している。ALTECのA2やA4、バイタボックス#バスビン見たいなシアター用SPは50畳以上の部屋で使う様に作られている。日本では極限られた方だけが使える代物だ。一般的には38cmWウーハー仕様のプレイバックモニタースピーカーぐらいまでが、一般リスナーには限度だと思う。



オーディオの歴史は100年以上あり、古い物ではウエスタンサウンドの22Aホーンや15Aホーンを使ったシステムもある。46cmウーハーや「ミラーホーン」と云った巨大なスピーカーも有る。ただ「音質・質感」とは無関係な場合が多い。これらを「素材」として「自分好み」に作り上げていくのがオーディオ趣味の醍醐味だと思う。

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