Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

日本のクラシック音楽家も充実して来ている

2024年08月05日 | ピュアオーディオ

50年前はレコードを通してしか、クラシック音楽に触れ合う機会が少なかった。当時は日本の演奏家の録音は非常に少なかった。50年の間に沢山の音楽学校卒業生が出て、各地にオーケストラが増えて来た。ソリストではチャイコフスキーコンクールやショパンコンクールで入賞する様な方も沢山出て来た。日本も欧米並みに「音楽家」が増えて来ていると感じる。


オーケストラと云えば、ベルリンフィル、ウィーンフィル、ロンドン響、コンセルトヘボウ、ライプティッヒ等ヨーロッパのオーケストラが有名であるが、米国にもクリーブランド、シカゴ、ボストンと有名どころが並んでいる。本場の音楽として、ドイツ系のオーケストラのレコードやCDを集めて来たが、最近は日本の音楽家も良い演奏をしている。飯森泰次郎氏の「ベートーベン交響曲全集」(東京シティフィル)をひょんな事から入手し聴いている。なかなか良い演奏である。


分かり易いメロディラインと聴かせ処を捉えたメリハリが有り、欧米のオーケストラとは違った「日本らしさ」も感じる。


朝比奈隆/大阪フィルのブルックナーも有名である。かなり若い頃からその情報は知っていたが、CDを入手したのは数年前だ。このブルックナーの8番はなかなかの名演だと思う

日本は第二次大戦後80年余り平和が続いている。英雄は出なかったけれど、経済的に豊かになり、文化人が非常に多くなって来た。日本の演奏家も世界と肩を並べるグレードにもなって来ている。