Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

「音質」を追求するなら「マルチアンプ方式」

2015年08月04日 | ピュアオーディオ
オーディオを始めて数年間も使って来ると「馴れ」と「惰性」がやって来ます。そうして「飽き」がやって来ます。機器を変えたりSPを替えたりして「音質」のアップを知ってしまうと「音質アップ」にのめり込んでしまう方も少なくないでしょう。実際に私は「のめり込む」タイプの様で、過去40年のうちに何度もシステムを入れ替えて来ました。

オーディオの基本は「スピーカー」に有ると思います。現在は殆どのSPがメーカーのパッケージ品だけになってしまいました。40年ほど前は「自分で作らないと」高音質のSPシステムは手に入らなかった事も有り、ユニットやBOX、ネットワーク等がパーツで販売されていました。

当時は「2ウェイシステム」が理想だと云われ、ALTECの604系やタンノイの同軸ユニットや2ウェイのモニターSPがもてはやされた時期も有ります。雑誌がマニアの方向性を引っ張っていた様に思います。しかし、理論的に考えれば「2ウェイ」は完ぺきとは思えない。低域・中域・高域・超高域の様にマルチウェイの方が理論的には有利だと思う。問題は「費用」の面と「バランスの取り方」だと思う。マルチウェイにすればユニットの数も増えて来ます。

SPに拘ると避けて通れないのが「ネットワーク方式」か「マルチアンプ方式」かと云う選択。個人的に実験した内容から行けば「マルチアンプ方式」の方が「音質」は高く出来る。「良くなる」とは決して云っていない。それはそのシステムを組み上げた方のスキルの問題が有るからだ。スキルの無い方が組めば「ネットワーク方式以下」の音質になる場合も有るが、スキルの有る方が組めば「ネットワーク方式」等目じゃないと思えるグレードにも高められる。自分のスキルを上げるためにも挑戦してほしい方式だと思う。

1台のアンプで駆動できるのは2~3個のSPユニットが限界だと思う。それを「1SPユニット/1台」のパワーアンプでドライブすれば、SPユニットの限界近くまでドライブ出来る。贅沢な使い方かもしれないが、「音質」を良くしたいならマルチアンプ方式にトライすべきだと思う。ネットワーク方式からは出ない音(音質)が得られると思う。