我が家には「さくらんぼ」の木が有ります。毎年3月1日には満開の花を咲かせ、5月のゴールデン・ウィークの頃においしい果実を楽しんでいます。
昨年の「暖冬」の時は2月中旬に開花し、3月1日頃には散っていました。今年は3月7日にもなるのにまだ一輪も咲いていません。平年2月下旬開花ですので既に2週間遅れています、多分あと1週間ほどしないと開花しないようなつぼみの状態です。
何故自宅のさくらんぼの木の開花の事を記すかと言えば、「桜の花」を私が大好きなのです。ですから「桜」の開花には楽しみが有ります。「桜」には日本人なら特別な感傷を持つと思います。
私は熊本の田舎で育ちましたが、幼少の思い出に「慰霊祭」の思い出が強く焼きついて有ります。この「慰霊祭」は戦没者の供養の事を指すのですが、当地では3月の終わり頃「桜の花」に合わせて開会されていました。
貧乏な家でしたが、年に一度、家族でおご馳走の巻き寿司や煮物、玉子焼き等の弁当を重箱5段につめて持って行き食べるのが幼心に楽しみでした。この時の山の桜の何と美しかったことか!!!
日本人は昔から貧乏でも年に一度は「花見」を楽しむゆとりがありましたね。今の日本人に欠けている物が有るように思います。
今年も家族で花見を楽しみたいと考えています。