二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

拝啓

2011-02-18 22:24:35 | 徒然に想う

ポール、ジェラルディン。

もしかしたら、今日18日はピッツァ・ナイトではないでしょうか。ちょうど帰ろうとオフィスを出ると真ん丸な月が東の空に浮かんでいます。

あれは5年前でした、はじめてお会いしのは。あの日は金曜日、奇しくも満月。昼間、リンゴを収穫してサイダーに。むいた皮は干して、こちらで言うところの生薬にしました。極めつけは、夜。コミュニティー・ホールで、村の人たちとピッツァを食べ、ワイワイガヤガヤ。ピッツァ・ナイトでした。そんな中、福岡先生のことを沢山話してくださったことを思い出します。なんで外国のあなたたちがあんなによく理解されているのか驚き聞き入ってました。

不思議なもんです。お二人にお会いするには、飛行機を乗り継いでも、二泊しなければならない。しかし、こうやって満月を見ていると瞬時に時間や思いを共有している気がしてきます。相変わらず、昼間はウーファーたちの尻を叩きながら笑い、夜語られていることでしょう。まったく…、コミュニティー・ホールからお二人の笑い声が聞こえてきそうです。元気ですかとドアを開け飛び込みたくなります。

なるほど、今やっと分かってきました。あの晩の最高の収穫がなんであったか。それは、この満月です。満月を見れば世界のどこにいても、あの夜のことを思い出す。それをトリガーにして、共有する時間を持てるんですね、「気がする」じゃない。距離や時間を超越し一瞬で共有しはじめることができる。こんな月の存在を与えて下さったことだった。そういうことだったわけですね。

今夜はもうひとつ試してみましょう。お二人とまたお会いしたくなりました。月にその思いを伝えてくれと頼んでみたところです。うまくいきますでしょうか。


さてさて、長くなってしまいました。季節がいいからと、無理なされませんように。

敬具

 

2月18日 二畳庵庵主


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