今日は、二十四節季の雨水。陽気に地上に発し、雪氷溶けて雨水となれば成り(歴便覧)。空から降ってくるものが雪から雨に変わる頃、深く積もった雪も溶け始める。春一番が吹き、九州南部では鶯も鳴き始める頃、なんだそうだ。
この解説のように、金曜日は鉄道が二、三十分遅れるほど、春一番ではなかったようであるが、風が強かった。しかも、月曜日晩の雪以来日中は何日か春めき、温度が上る。やっぱり、これまで追ってきた寒桜の蕾が気になるところ。土曜にしては早くに5時には散歩に出発。雲が切れ間を持ちながら東から南を覆っている。遊水池に着く5時半ころ、ちょうどよく青の時間。切れ間から金星がちょろりと顔、出した。
ところがだ、土手に上がったころから、急に足が重たくなる。遊水池あたりから、その兆しはあった。先週よりも、ずっと春の気配を感じるのだ。で、土手が終わり神社の公園が見えているにもかかわらず、何と川の対岸に渡り、遊水池まで引き返してしまった。ちょうで赤の時間ころ、遊水池にもどる。今6時半ころ日の出だから、そんなころだ。
どうしたものか、今朝は鳥たちが気になる。スズメ大の鳥が群れなして盛んに地面をついばんでいる。その場所に行ってしゃがみこんだが、ただの土。彼らには見えるんだろう。
≪鳥たちの 嘴の先に 春萌す≫
農家さんのしだれの梅を見ていたら、向こうの畑でヒバリが。
≪微かなる 香りの向こうに 初ヒバリ≫
7時前ころ神社やっと着いて、我に返り、そういえばと足早に歩き出した。今朝の様子は…。
枝越しにはよくわからない。下からのぞいたのが上の写真。ちょっとダメージがある、か。二分咲きというところか、他の蕾も花を広げている。風は冷たいが、いい季節になってきた。
今日の一枚:別の枝の、風に枝に打ちつけられなさそうなのを選んでみた。横から撮って色が出た。
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