二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

まだまだ

2011-01-29 09:13:53 | 徒然に想う

≪梅の香を一度はききたや空蝉ひとり≫

神社の公園の北、午前中くらいしか日が当らない様なところに、紅梅があって、白梅。白梅がちらほら咲きだした。まだまだと思って歩きだしたとき、ふと目についた山茶花の葉の裏に蝉の抜け殻が残っているのに気付いた。季節感のない奴だ、それとも土にもどり遅れたか。違うな、きっと夢を見たのだ。此処にいれば梅を愛でることができるぞと。

写真に収めていたら、自分を見ているような気がしてきた。はかない夢で、しかも決して叶わぬ。だが、まだしっかり葉を抱きかかえまだかまだかと待っている。庵主の場合はどうなんだろう。叶わぬはかない夢なのか。いやいや、そうはさせまじ。

先日知り合いの方から「踏み込み温床の季節です」とメール。この一ヶ月間仕事に振り回され、ほっとした今週は送別会が続く。そんな時季かと驚くとともに、また自分を見失っていたことに自己嫌悪。

一月ももう終わる。四季の十二分の一が過ぎてしまった。夢を思い続けながら、まだ振り回されるのかと思うとぞっとする。プレドニンを使わなくて済むようになったらと、トリガーを決めてはや季節が一周。まだかまだかと待っている。

 

今日の一枚:金星と月のランデブー。あんなに広い空の中、15度くらいの幅に女神が二人。どんなお喋りに興じているんだろう。二枚目、例の蕾の今朝の様子。寒さでスピードが鈍った?

 


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