二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

かつて大国であったこと

2011-01-22 15:08:16 | 徒然に想う

読売新聞のWeb版で読んだ記事。

  

 BBC放送が昨年12月放映した人気お笑いクイズ番組で、日本の被爆者が笑いのタネにされ、在英日本大使館が抗議していたことが20日、わかった。

 金曜夜の人気番組「QI」で12月17日、「世界一運が悪い男」として、広島と長崎で二重に被爆し、昨年1月に93歳で亡くなった長崎市出身の山口彊(つとむ)さんを取り上げた。司会者が「出張先の広島で被爆し、列車に乗って戻った長崎でまた被爆した」と説明すると、ゲストらが「でも、93歳まで長生きしたなら、それほど不運じゃない」「原爆が落ちた次の日に列車が走っているなんて、英国じゃ考えられないな」などとコメント、会場から笑い声が上がった。

在英日本大使館は今月7日、抗議の書簡をBBCと製作会社に送った。17日になって製作会社から「配慮に欠けていた」などとする返答があったが、BBCからは回答がないという。

 

 

情けなくて、二重被爆された方がいることを知らなかった。悲しくて、BBCの態度に見え隠れする「大国」という傲慢さが依然残っているという事実。いい番組を数多く提供するところだけに残念。

 

 

 

 

 

今日の一枚:この川に沿って西に行くと桜並木にノアの家。暗いところと明るいところの境あたりに、桜の老木が四、五本植わっていた。見る影もない。おりしも「カウラ事件」を読んでいて、その桜並木が見たいと思っていた。この川の桜並木の一翼を担っていた桜の木がどんな扱いを受けたかと思うと、胸が痛む。

二枚目は今朝の桜の様子。蕾が出てきた。


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