二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

金色の草原

2007-11-04 11:21:12 | 徒然に想う
あたり一面ではないが、朝陽に草たちが輝いている。これも、映像として残しておかないと…。

実は11/1の映像の場所、昨日歩いてみると見るも無残に刈り取られていた。散歩する人と犬たちぐらいしか通らないし、脇の畑の作業にもジャマにならない。全く、単に無益な仕事を作り出し、資金と時間と限りあるエネルギーを無駄にしただけだろ。憤りではないが、どこか腹立たしい。どうして、そのままにしといては、いけなかったのだ。


今朝、その場所をまた歩いた。すると、ボールが沢山入った籠を何度も蹴飛ばしてしまったように、スズメやドバトたちが飛び出て跳ねる。朝ごはんだろう。うん? となると、昨日の思いは何? 人間が草を刈った事で、鳥たちは餌をついばみやくすくなり、草たちは鳥たちが来てくれたことで種を遠くに運んでもらえる。そんな光景に見えてきた。


きっと、それが何年も繰り返され、沢山の鳥たちが飛び回り、草がいたるところで生い茂り、そしてまた我々を楽しませてくれる。人の行為をそんな循環に入れて考えてみると、無益とも思えた草刈が、実は無益ではなかった。一時的な感情で、一方的な見方をしまうことの方が、物事を歪めてしまうということか。