遊戯(ゆげ)

世の中は、なるようになるわ。
あきらめないで、悠然と生きる事を楽しむ・・・・
それが遊戯(ゆげ)の心です。

 市原 悦子さん

2015-05-23 | Weblog

昨日の、NHK あさいちの プレミアムゲストが 女優の市原悦子さんでした。

いつもカジュアルないのっちや有働アナウンサーがきちんとしたいでたち。

ベテラン女優への礼を尽くした配慮を感じました。

市原さんは良い感じに。

これが円熟味というのかしら。

 

ご本人いわく。65歳までは、バリバリでした。

一人でも大丈夫、私がやるわよというような。

みっともない。でも、若さの特権という時代かも?

70歳で、ちょっとひかえていようと思うように。

75歳で・・・・うふふ・・・という感じね。

 

20年、常田富士男さんと続けてきた「まんが日本むかしばなし」

は、本当に楽しかった。絵がとてもよかった。

むかし話を続けてきて学んだことは

残酷な話や、怖い話、理不尽な話・・・

世の中、ひどいな。一生懸命やったって必ず報われるわけじゃない。

心根の良いものが報われるわけじゃない。

結局、どんなことが起こっても、一歩ずつやるしかないのだと想った。

ぽとっと、しずくが落ちてきたら、美しいし

風が吹いたら気持ち良いし

即物的に生きていこうと

 

昔、知っている作家の方から「半歩だけ、志を高く持っていくのが良いよ」と言われた。

一歩じゃ負担になるけど、ちょっとだけ上を向いて行こうと思えば励みになる。

 

 

趣味は、片づけ

物がたくさんあるのは疲れる。

シンプルなのが良い。

楽しいことは、散歩。

仕事の段取りが巧く行くと幸せね。

 

※色気を持ち続ける秘訣を聴かれて・・・・

色気ではないですが、小さな信頼と人恋しさが

私の原動力ね。

※川瀬直美監督の映画「あん」の話

樹木希林さんと、撮影の合間に昔話で盛り上がっていたら

監督に、役柄になりきった私語にしてくださいと言われた。

その人になりきって存在するところを撮る手法。

林の中のシーンを撮るとき、林に案内され、

「さあどうぞ、まわしますから」と言われた。
何の説明もなく。
その人が存在したら”居る”ということ。
 
そのときそこにいることの大切さを感じた。

 

 

印象的なお話でした。

朗読がとても素敵でした。

 

 

 

 

 

 

 

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