遊戯(ゆげ)

世の中は、なるようになるわ。
あきらめないで、悠然と生きる事を楽しむ・・・・
それが遊戯(ゆげ)の心です。

北叟笑む(ほくそえむ)

2014-01-20 | Weblog
山下 景子 作
美人の日常語」幻冬舎・刊 より引用



 北叟(ほくそう)とは「人間万事塞翁が馬」の塞翁の事だと言われます。
叟とは老人のこと。北方に住んでいたので、こう呼ばれたということです。
 彼は、自分の馬が逃げても、これが幸いになるかもしれないと動じず
その馬が名馬を連れてきても、これが災いとなるかもしれないと
達観していたそうです。
その名馬から息子が落ちて、足が不自由になった、でも、兵役を免れた・・・・。
つまり、不幸だと思って居ても、幸いになるかもしれない。また、その反対も
あるかもしれないという故事です。

 塞翁は、嬉しい時も、不安な時も、少しだけ笑ったと言われます。
北叟笑むは、そのように、ひとりで満足して微笑むことです。
 でも、嬉しい時は、やっぱり心の底から笑った方が、気持ちがいいですよね。
不安な時だけ、北叟になりましょうか。



★★★山下 景子さんの本を折にふれ 眺めています。

  「花の日本語」も同時に買い求めたのですが、面白くって にこにこして
   しまいいます。
   身近な草花の古来からの呼び名が可愛くて、目を見張ります。
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