青い城
2020-06-02 | 写真
ルーシー モンゴメリ作
谷口 由美子訳
角川文庫刊
たまたま、ラジオで紹介していたので、
昔 「赤毛のアン」に夢中になったのを思い出し発注し、
すぐに読み始め読み終えました。
内気で陰気な独身女性、ヴァランシー。母を始め
家族からさまざまな束縛を受けて、鬱々と暮らしていましたが、
心臓の持病で余命あと一年と言われ、
それならばと、これまでの殻を脱ぎ捨て、
思ったとおりに生き始める物語です。
まずは、自分の事を ドスと呼ぶ家族たちをことごとく退けます。
束縛しかしない家族を捨て
友人の介護をするため家を出ます。
引き止める母親に
クソババアと言い残し
思春期の子どもの様ですが
、自分の思い通り歩きはじめます。
中、高校時代を思い出しました。とにかく、アンに夢中だった時代を。
私は、寺山修司に憧れ、
家を捨て、時には母の無い子のように、
アングラ演劇や、詩を読んだものでした。
ブァランシーの
それまでの我慢我慢の生活から抜け出すあたりが
面白く、一気に読んでしまいました。
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